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静ちゃんの作品一覧

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「愛」だけを信じて夫の夢と共に生きた谷垣静子、 故郷松本を後にして、引っ越した地はアフリカのニジェール。 砂漠の縁(へり)の厳しい地に住みながらも生物の力を感じ、 砂漠の中では人…
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作品リスト

作品リスト

静子さんの作品リストを作ってみた。
時系列に並べて見たかったものの、描かれた時期の不明なものも多くあり、先ずは発見され、番号が振られた順に整理してみた。これらの番号は、ほぼ日本に送られた順序で番号が振られており、油絵のキャンバスが木枠に張られているもの、手製の木枠に収まているもの等、保存形式ごとに整理されており、これらの番号も作成年度の手掛かりになるやもしれぬことから、当初の番号をそのまま踏襲して

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作品リスト 1/8 (1-15)

作品リスト 1/8 (1-15)

一番最初にニジェールから日本に到着した静子さんの絵、その多くはキャンバスに描かれた油絵で、現地で作られた木枠に収まっている。
トアレグの民具やイスラム寺院と共にそこに生きる人々が描かれている。

作品リスト 2/8 (20-36)

作品リスト 2/8 (20-36)

花、アフリカの仮面や置物など、静物画が多い。砂漠の縁(サヘル)の環境は厳しいながらも、その中で枝を広げる木はたくましい。花の少ない自然環境の中であるからこそ、自宅には花を絶やさなかったようである。

作品リスト 3/8 (37-52)

作品リスト 3/8 (37-52)

日本からアフリカへ、、3/8のリストには日本で描かれたものも含まれる。花の背景が明るくなるのは光そのものが明るいのかそれとも作家の内面か?
ケヅメリクガメを庭で眺めながら、よく見るとトカゲもいてユーモラスな気分になれる。

作品リスト 4/8 (53-66)

作品リスト 4/8 (53-66)

アフリカ、ニジェールの首都ニアメでは1982年から約10年、その後は谷垣雄三医師と共にニジェールのほぼ中央に位置するテッサワに移り住みます。
このリストに含まれる作品の多くは、ニアメで描かれたと考えられ、木々の緑が多く、緑へのあこがれと夢も描かれているように感じられます。

作品リスト 5/8 (67-80)

作品リスト 5/8 (67-80)

1992年、谷垣医師の計画による地方医療の充実を目指したパイロットセンターの建設と共に、二人はテッサワに移り住みます。厳しい乾燥と暑さが病弱の静子さんを襲う中、彼女は油絵に向かって絵の具を重ねていたと思われます。時と環境と共に、絵に込めた思いも変化したと思われます。
このリストに載っている油絵の多くは、絵の具の剥離が多く、数枚は日本の専門家に依頼して修復したものもあります。
そんな中で、76番の作

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作品リスト 6/8 (67-80)

作品リスト 6/8 (67-80)

このリストに含まれる絵画は、習作とそれらを基に描き上げた彼女の力作が揃っています。習作は単に油絵のための練習や準備としてではなく、各々の絵画、デッサンが生き生きと息づき、ここでも時間と環境の変化により、異なる作品として仕上がっていることが感じられます。また彼女の素早いタッチのデッサンと色の置き方等を見ることができる作品も含まれています。

作品リスト 7/8 (108-121)

作品リスト 7/8 (108-121)

このリストに含まれる絵画は、休暇で欧州を訪れた時のものや、日本で描かれたと思われる水彩もあります。
作者が配色にこだわり達人の域にある葉っぱをスケッチブックから、
またご主人が描かれるのは珍しいのですが、これもスケッチブックで見つけたのを載せました。

作品リスト 8/8 (122-134)

作品リスト 8/8 (122-134)

静子さんは多くの、女性/少女を描いています。
芯が強く、アフリカの次世代を担ってくれる、そんな女性が作家の目を引き、描いてみたくなったようです。