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晴れの日でも傘が必要な神社

 こんばんは、お疲れ様です。今回は、タイミングは最高、天気は豪雨時々糞なトホホなお出掛けとなってしまったスポットをご紹介したいと思います。

筆者は、生物系の修士課程を修了しておりまして、大体の動物を愛してやみません。旅に出た際は、各地の動物園や水族館に立ち寄ったり、そもそもの目的として出かけたりします。


島じゃなかった蕪島

 ねぶた祭りで跳ねたくて上陸して以来、青森が大好きになってしまい、年一で行っている筆者です。美容院で、青森といえば、カモメだったかな?(ウミネコだったよ!)の大繁殖地になっている島があって云々と聞いたけれども、今回の旅では島に行く時間はとれないなと思っていたのです。

ところが、予定に組み込んでいたマリエントに行くと、ウミネコ繁殖コーナーなどの文字。駐車場には、蕪島への行き先表示。顔を見上げれば島らしきものが徒歩圏内に(折りたたみでは耐えられない豪雨でしたけども)。舟乗らなくていいし、こんなに近く?と言うわけで急遽行ってみました。

まず、島じゃないのか、と思いました。

もともとは完全な離島でしたが、昭和17年には旧日本軍により埋め立て工事が行われ、現在のような陸続きとなりました。

VISIT HACHINOHE

そして、

5月中旬には島に菜の花が咲き乱れ、菜の花の黄色、蕪嶋神社の鳥居の赤、白いウミネコと青空のコントラストが美しい光景を見ることができます。

VISIT HACHINOHE
VISIT HACHINOHE HPより拝借

そうでしょうとも・・・。筆者が訪問したのは5月のGW。菜の花は咲き乱れていました。でも、折りたたみ傘しか持っていない旅人には辛いぐらいの激しい雨が降っていました。


ヒッチコックの”鳥”の世界

 巨匠ヒッチコックの名作、”鳥”をご覧になったことがありますでしょうか?あちらは、カラスなのでしょうか?黒い鳥が大量発生して、家の窓などなんのその侵入してきて、人類の目をえぐってしまうという恐ろしいけれど、悔しいことに美しいパニック映画です。

幸いにして、ウミネコは襲ってきませんが、折りたたみ傘はあおられ、筆者には高額なカメラレンズ(大きくて重い)を守るのに辛く、ヨタヨタしていたところ、大量の傘レンタルを発見しました。一本お借りして、神社に近づいて行くと、この傘、雨用ではないことが分かりました。蕪島の春の天気予報は、糞時々晴れ、糞時々豪雨、など、とにかく奈良公園の唄のように、糞!しかも、奈良公園との違いは、下もあるし、上からも降ってくるというところ!

レンズ交換式カメラのレンズを交換する際に、しゃがんだりするのですが、下も糞だらけで膝もつけず、強風豪雨の春の嵐のような日で、写真どころではありませんでした。ジーンズの膝にも、糞がついてしまい、鳥の糞は伝染病を持っていることもあるので帰って急いで洗いました(泣)サムネに使用した写真でも、レンズの曇り具合、雨粒のつき具合が伝わるかと思います。


無駄なあがきをご覧ください

青空なら確かに美しかったろう
雨の線、見えますね

youtubeなどで、ぜひ、聞いてみていただきたいのですが、ネコのような声で大群で鳴くのでかなり迫力あります。そして、大胆にバサバサと飛ぶうえに、日本人は危害を加えたりしないので慣れているのか近くに来られるとちょっと怖さも。

結構、強気なウミネコ

運をもらえ

 傘をささず、ウミネコの糞を受ける気合いがある猛者には、蕪嶋神社が身体(服含む、傘は対象外)に糞を受けた場合、会運証明書なるものを無料で発行してくださいます。

その心は、ウミネコは”神の使い”とされていて(これも奈良公園の鹿と一緒ですね!)、運が良いとのことだそうです。

勇気さえあれば、少し待てば、絶対糞に当たりそうな気がします。次回は、着替えを持って、晴れた5月の中旬から下旬に再トライしたいと思います。(よく考えると、しゃがんでジーンズ👖の膝にはついたから、言ってみれば良かったのかも?)


マリエントにも寄ってね

目と鼻の距離にある、正式名称が難しい八戸市水産科学館マリエントという小さい水族館にも、ウミネココーナーがありました。筆者の目的は、こちらでした。ウミネコの雛は5月中旬にかえるらしく、菜の花が残っている可能性もあり、ベストシーズンなのでしょうね。風雨のためか、GWには雛は見つけられませんでした。

佇むウミネコとマリエント遠景

とっても、小さい水族館で、周囲に飲食ができる施設はありませんが、地元の方に愛される施設らしいです。手作りで温かみ溢れる案内や、季節によってはサンタに扮した飼育員さんの餌やりなどが身近で人気のポイントのようです。

筆者も、嫌いじゃないです

プライベート過ぎた餌やり体験

 事前に見たブログでは、餌やりがオススメされていました。でもホームページを見てもよく分かりませんでした。

時間も魚種も書いてありません

実は、電話でお問い合わせしてもよく分からなくて、従業員に声をかけてくださいとのことでしたので、通りがかった従業員さんにお尋ねしました。
すると、どの魚がいいですか?少しお待ちくださいと。水槽の前で待つことしばし。餌を持ってきてくださり、水槽の蓋を開けて、どうぞと言われて、嬉しい戸惑いでした。

自分で餌をあげると、かわいく見えますね。これは、来る度に、違うお魚にあげたくなって通ってしまう気持ちも分かりました。


施設情報

 筆者は蕪島をノーチェックで来てしまったので、あいにくの雨でしたが、晴れだったら、マリエントとセットで、動物好きの方にはとってもオススメの場所だと思いました。菜種梅雨という言葉もあるので、青森では雨☔が多い季節なのかもしれませんね。

マリエント
場所:青森県八戸市大字鮫町字下松苗場14-33
電話:0178-33-7800
時間:基本9:00-17:00
料金:大人300円 シニア150円
   高校生200円 児童100円
   (各種割引あり)

蕪嶋神社
時間:9:30-16:00


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