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京町家に住む30代。京舞や仕舞、謡、茶道、煎茶道、かな書などの稽古を経て現在着物で子育…

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京町家に住む30代。京舞や仕舞、謡、茶道、煎茶道、かな書などの稽古を経て現在着物で子育て中。保育士を辞めてから毎日着物で暮らしている。裏庭では畑も。財布の紐がゆるくなるのは着物関連、そして手芸材料と文房具。

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  • こどもと学び

    私の記事の子ども、教育に関連するものをまとめています。

  • 着物と古典芸能〜能・京舞・茶道〜

    私の記事の着物と能・京舞・茶道など日本の古典芸能に関連するものをまとめています。

  • 手しごと

    私の記事の手しごとに関連するものをまとめています。

最近の記事

凸凹と工夫

ちょうどコテンラジオで「障害の歴史」が配信されている所で、 同じコテンコミュニティーの ぞさん がこんな記事を書かれていた。 いろんな特性を持った子どもたちが一緒に学ぶ場を、私なりに考えてみたい。 保育士時代 私自身、保育士として働いていた時は、 発達障害と診断されている子どもたちのサポートをすることも多かった。 彼らはその時の同じ年齢の子どもたちの集団と比べると、 できることが少なかったり、またできるようになるのがゆっくりだったりする。 その一方で、彼らにしかできな

    • 片付けられない

      これまで、才能について考える機会があったのを備忘録的にまとめてきた。 (ここで言う才能とは、自分がストレスなくできること、特性と言った意味合い。詳しくは前々回の記事参照。) 今回は前回の記事(上記リンク)で言及した たかちんさんのINSIGHTS診断の一部をやってもらう側になって気がついたこと、感じたことをまとめておこうと思う。 なお、自分の分はメモをとっておらず、うろ覚えになりつつあることと、 診断してくださった「ぞ」さん(前記事参照)の言葉と、 その後、自分でその言葉

      • 他人の才能を掘り出してみる試みで気づいた大事なこと

        以前自分の才能を洗い出すという記事を書いた。 この中で紹介しているたかちんさんが、ご自身の行っておられる方法を他の人でもできるようにしたい、と体系化される過程にちょくちょく参加させてもらっている。 現在はたかちんさんの高度に磨かれたテクニックと才能によって才能診断をされているのだが、 それを私たちも説明してもらって、やってみるという機会を頂いた。 INSIGHTS診断と名付けておられるうちの2つ、 Student診断 Intolerance診断 を実際にふたり1組になっ

        • 才能を洗い出してみた ーよりよく生きる素敵な社会へー

          コテンラジオとの出会い昨年春に友人から勧められて聴き始めたコテンラジオ すっかりはまり込んでいて、 最近は週2回の配信が待ちきれずに何度かリピートしつつ、 コテンラジオのの樋口さんが関わっておられるポッドキャスト などなどを耳があけばリピートしているので、 青柳さんの「きょんちゃんっちー」 太陽さんの「...っちゅう話。」 他にも話の独特の語尾が意味もなく頭の中に反響しているくらい、 どれも面白くて考えさせてくれる。 そしてコテンラジオは月額サポーターになり、

        凸凹と工夫

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        記事

          教える立場と教わる立場 ー生涯学び続ける姿勢を胸にー

          身体は疲れているはずなのに、夜中まで寝付けない出来事があった。 ささいなことなのだけど、 とてもとても胸が締め付けられる出来事だった。 整理するためにパートナーに喋っている時に涙が溢れるほどに。 単に悔しかったり、悲しかったりするだけじゃなくて 私自身の生き方、考え方を言語化する良い機会になってくれたので残しておこうと思う。 さて、昨日オンラインでとても楽しみにしていた講座を受けた。 昔の帯結び講座で、まゆナベさんという昔着物の着付けや髪型を研究して伝えておられる方

          教える立場と教わる立場 ー生涯学び続ける姿勢を胸にー

          私と着物。 ー着物はじめから今までの道のりー

          着物を最初に着たのは5歳くらいかなぁ。 実家に晴れ着の写真が残っていた。 ショートカットの私。 小学校2年生で一燈園小学校に転入してから、 4年生になれば日本舞踊の授業があることを知って、 年に一度の発表会では着物で髪飾りもつけてもらうから、 アップにできるといいなぁと そこから髪を伸ばし始めて、 今27になるまで肩より短くしたことはない。 なんでかもうその時点で日本舞踊が始まるのが楽しみだった。 上級生から浴衣の着方、 半幅帯の文庫の結び方を教えてもらったのを記憶してい

          私と着物。 ー着物はじめから今までの道のりー

          遅刻の理由

          のんちゃんからのお題を書かねば...と思って気づいたら1ヶ月も経っていた。 これこそが遅刻の理由だな。 このしりとらーずのグループを作ってくれたこーへいくん始め、 みんなきっと遅くなっても許してくれるんじゃないかという甘え。 なんて体のいい言い訳。 時間をかつかつに見積もる癖がある。 一日にいくつも予定を入れて、自分では余裕を持って組んだつもりでも 話が面白かったり、その時間をまだ共有していたかったり 自分から「失礼します」 となかなか伝えられなくて次の予定にギリギ

          遅刻の理由

          おうち浴衣の肌着に一番いいのはワンピースというわけ。

          コロナのおかげですっかりおうち着物が板についてきたのだが、だいぶ気温が上がってきて、特にお風呂上がりなんかも浴衣を着ることが増えた。 浴衣を着る時の下着は ・なるべく暑さを軽減してくれるもの ・えりぐりが広く開いていること(前も後ろも) ・汗を吸ってくれること このあたりが私の選ぶ基本的な条件なのだが、 外出するとなると、やはり衿がきれいに抜けることでグッと見た目があかぬける。 それで選んでいたのは「ゑり正」さんの肌襦袢。 肌襦袢用の襟芯を販売されていて、それを通した肌襦

          おうち浴衣の肌着に一番いいのはワンピースというわけ。

          留守番の楽しみ

          しりとらーずシリーズ。 前回は、なごみさんの「ルール」。 そしていただいたお題は... 「ルーツをたどって」 「るつぼにはまった時」 「留守番の楽しみ」 ...迷うなぁ。今回はさらっといこう。「留守番の楽しみ」 正直言うと小さい頃に留守番していた記憶はほぼない。 小学校2年生から電車通学だったけれど、駅に着いたら公衆電話から電話をかけて、両親の仕事場に直行していたのかな。妹も一緒に行くようになってからは自宅に帰っていたと思うのだけれど、あまり待ったり寂しかったような

          留守番の楽しみ

          遠足

          しりとらーずのんちゃんからのお題! つくえからの 「エモーショナル」 「映画」 「遠足」 どれにしようかなぁ 映画は実は人生で5本もみてない気がする。その理由も含めてちょうど前回読書記録に関連して少し書いたことにして、 さて、エモーショナルがあまりはっきりとイメージできないから、遠足にしよう。 これまでで中高とちょうど忘れられない遠足があった。 中学の遠足の思い出 中学の何年生だったかなぁ それは思い出せないのだけど、遠足の行き先が比叡山だったことがあった。

          涙の理由

          友人がハグリードという取り組みをしているのを知って なんかふと話してみたいなぁと 新しい本の扉を開けるのもいいかもしれない とお願いした。 ハグリードってこんなの えーみぃとは、実はそんなしっかりしゃべったことはなくって、 asobi基地の関西キャスト仲間で何度か顔を合わせてて、オンラインで投稿を追ってる感じだった。 さてオンラインでのお話と本のセレクト。 私にとって、とっても大きかったのは、 なんの本を選んでくれたかというよりむしろ 私が、何かする時に道具集めから入

          涙の理由

          私と手しごと、そして豊かな暮らし④ -これからの時代を豊かに生きるには-

          1. 私はなぜ手を動かし続けるのか。 これまで私の手芸遍歴をざくっと時系列でまとめてみたのだが、 私はなぜ手を動かし続けるのか。 この問いに対して思うことをつらつらと書いてみたい。 なぜって まぁ作りたい衝動が起きるから というのがシンプルな答えかもしれない。 こんなのあったら便利かも? こうすればこのイライラが解消されて使いやすくなるのでは? なんて思って 突発的に夜中にミシンとアイロンを起動させ始めたり、 時には両隣がそんなに気になさらない方なので、 革に縫い穴を

          私と手しごと、そして豊かな暮らし④ -これからの時代を豊かに生きるには-

          私と手しごと、そして豊かな暮らし③ -私の手芸遍歴〜社会人編-

          ここのところ 自分のできること、やってきたことを 「私と手しごと」 という切り口で時系列で整理してみている。 自分をいろんな角度から見つめ直す企画進行中なのだ。 前回分はこちら。 そして今回は就職してから。 2018年3月に大学院の修士課程をなんとか修了し、 4月に京都の保育園に1年間の有期雇用常勤という形態で 1歳児の担任を持つことになった。 なかなかのブラックさで 2ヶ月近くで心身ともに限界に達して休職したのだが、 結局、今も保育園に関わり続けている。 園では

          私と手しごと、そして豊かな暮らし③ -私の手芸遍歴〜社会人編-

          デッドラインはありますか?

          大学院を卒業する年に友人が誘ってくれた、 デンマークの成人教育機関フォルケ・ホイスコーレの話を聞いたり、 実際に留学してきた人にその手法を再現してもらって受けてみる というイベントで知り合った康平くんから お題をしりとりにしてnote書いてみない? とお誘いを受けた。 最初は「一番好きな家事」 そして「時間旅行をするならば?」 「バス旅の思い出」と続いて いただいたお題は「デッドラインはありますか」 ふーむ。 実は最初「デッドライン」だったので、 締め切りギリギリ

          デッドラインはありますか?

          私と手しごと、そして豊かな暮らし② -手芸遍歴〜高校生から大学院生期-

          前回は小学校くらいまでの手芸遍歴をまとめてみたのだが、 しばらくこのテーマで綴ってみようと思う。 私が小学校2年生から通っていた 一燈園という京都、山科にある学校では、 元々奉仕でいろんな講師の先生方が教えに来られることで 成り立っていたこともあり、 今でも能楽、日本舞踊、モダンダンス、そろばん、器楽、編みものなどなど 様々な授業が時間割に組み込まれていて、 毎週1回程度のペースで触れていた。 そんな中で、 高校になったら家庭科とは別に洋裁の授業があった。 東南アジアの女

          私と手しごと、そして豊かな暮らし② -手芸遍歴〜高校生から大学院生期-

          私と手しごと、そして豊かな暮らし① -手芸遍歴〜保育園から小学校まで編-

          どうも私は手を動かすことが好き。 最近は友人から勧められたコテンラジオを聞きつつ 何やらちょこまかと生み出している。 3歳から6歳まで通った保育園は自然に囲まれた環境で、 近くの畑や田んぼ、裏山に散歩に行って 集めてきたものでリースなんか作ったり 草木染めをしたりすることが日常だった。 置いてあるお人形や椅子、棚も手作りだったり、 大人が作っている姿をよく目にしていた。 家では母が服を縫ってくれたり、編み物をしたり 父は本棚や机を作ったり なんてこともまた日常だった。

          私と手しごと、そして豊かな暮らし① -手芸遍歴〜保育園から小学校まで編-