1年間の記事を並べてみると、感謝の気持ちが止めどなかったので、未来と供に述べさせてください。
1年も続くなんて、すごい。
飽き性なんです基本。
今日までやめずに続けられてきたのも
いつもお読みくださっている
あなたのおかげです。本当に。
心から感謝しています。
1年という区切りを迎えましたので、
僕の書いてきた記事を通してみた時に
振り返って思うことをまとめてみました。
自分にとってとくに
気持ちを込めて書いたものや
思い出深い記事を
それぞれリンクして貼っておりますので
たくまるという人となりを
1年間の記事を通して
概観できるページにもなっています。
noteに感謝込めて。
始まりは「映画掘り下げ話」
最初は、映画掘り下げ話として始まった。
何かブログとか発信とかするときは、
ジャンル一つに絞って、
記事をアップしていくのが
アクセスが集まりやすく、
読んでもらいやすいと思っていました。
今考えると浅はかで恥ずかしい。
でも当時、何か発信したい気持ちが
漠然とあって、
何かに絞るということになると
やっぱり「映画」を自由に語ってみたいな、
という気持ちが強くあったのを憶えています。
最初に書いてアップした記事は
2022年12月18日のこれ。
なつかしー。
ドキドキしながらえいやっ、と
投稿ボタンを押したウブな感情が
蘇ってきます。
当時は掘り下げて欲しい映画を
募集していたのもあって、
ありがたいことにリクエストをたくさん頂き、
その思いにお答えする一心で
記事を書き進めていました。
扱った映画の数は19本。
こちらにまとめてあります。
回数を重ねるごとに、
文字数がどんどん増えていった。
1万文字に迫る勢いにまで。
よく書いてたなあ。
お寄せいただいたコメントで
「映画を観た気になれて楽しい」
「好きな映画の新たな一面を知れてすごい」と
言って頂いたのがすごく嬉しくて
自分の書いた文章で
読んでいる方と臨場感を共にしながら
一緒に深みに入っていく感覚が
たまらなかったのです。
その中でもとくに思い出深い記事はこちら↓
フォロー頂いているゆきさんより
リクエストを頂いて書き上げたものです。
自分で言うのもあれですが
うまくまとまってると思う。
全体の構造を概観しながら
細部の対称的な関係にまで行き届いて
個人的に大好きな「運命」という
要素へ繋げ、着地できた。
コメントも多く頂き、
自信を持てるようになってきたわけです。
この記事をきっかけに、
ゆきさんともその後、大変仲良くさせて頂き
いい出会いのきっかけにもなりました。
ありがとうございます。
・・・
映画掘り下げ話、もうやめよう、と
明確に決めたわけではないけど、
リクエストにも全てお答えしたし、
なんか出し切ったような感覚もあって、
自然消滅してしまったなあ。
でも振り返ってみると、
楽しかった気持ちが蘇ってきた。
またやろうかな。迷う。
もしリクエストやご意見など
ありましたら教えて頂けると嬉しいです。
後で詳しくお伝えしますが、
匿名でもお寄せできるようにしました↓
もちろんコメントからでも承ります。
ご希望の映画のタイトルと、
ちょっとした思いなどあればご一緒にどうぞ。
U-NEXTとAmazonプライムに入っていますので、
どちらかで観られる映画だと、大変助かります。
力を抜いて「物語る映画ポスター」
映画掘り下げ話と並行して始めたものです。
深い考察記事は時間を多くかけてしまうし
くたびれてもきたので
もっと軽い感じで映画の楽しさを
想起できればと考えて始めたものです。
最初はたった1枚のポスターに
コメントを添える程度でしたが、
だんだん楽しくなって
記事を3つ、ひとまとまりとして
書けるようになった。
こちらも書いているうちに
どんどん枚数、分量が増えていった。
何度も触れたことですが、
ポスター1枚で
その映画のいいところが
純度高く凝縮されているようで
すごく好きなのです。
クリエイターによって
フォーカスするポイントが全然違うし
作品によって面白い偏りもあったりして
ものすごく奥が深い。
とくにこちらの記事。
大好きな「七人の侍」が
世界中でどんなふうにポスターが
描かれているのかを眺めてみると
その幅広さとリスペクトの深さに
染み入ったものです。素晴らしい。
・・・
もうやらなくなってしまったけど
「好きな映画シーン」もご紹介してました。
たったワンシーンにスポットを当てることで
その映画全体に通ずる素晴らしさを
浮かび上がらせてみようと
試みたものでした。
そのあたり、映画ポスターと似てますね。
これもまたやろうかな。
「映画ポスター」と「好きなシーン」で
お手軽ながらも深い要素へ届かせつつ、
その記事の中でご好評だったり
コメントを頂いた作品は
「掘り下げ話」で深掘りする。
それが当時、始めてから5ヶ月ほどの
流れでありました。
途中、stand.fmという音声のプラットフォームで
映画のシーンベスト5を語ったこともありました。
楽しかったのは間違いないんだけど、
映画を語るにあたっては
やっぱり文章で表したほうが
性に合ってると感じたのを憶えてます。
またインタビューもして頂いて
別の意味ですごく有意義というか、
面白かった。
noteを始めるまで
まさか自分がこういうラジオ番組みたいな、
音声で発信することになるなんて
考えたこともなかったのです。
世界が広がった。
もっと脱力「さんぽ日記」
このあたりが、3月くらい。
さんぽ日記も始まった。
日常に潜んでいる美しいものとか
面白いものを見つける楽しさ。
ご一緒に散歩するように味わって頂くため
ゆるやかに書いた記事たちです。
自分なりルールとしては、
漫然と写真を並べるというより
何か散歩道でうっすら浮かんできた
共通点みたいなものを
やんわりストーリー仕立てにしてみる
ということでした。
雨上がりに見つけた
葉っぱの先に並ぶ煌びやかな水玉。
記事にしよう!という思いがあったからこそ
細部に目がいくようになって
発見できたという節もおおいにあります。
発信する場があるのは
ほんとありがたいこと、と実感した記事でした。
この時期はたしか、
映画と散歩の2つの柱で書いていて
noteの名前も「たくまる【映画さんぽ】」とか
にしてたんだった。
トップページもわざわざ作って。
でも次のエッセイが始まったあたりで
「たくまる」に改名。すっきり。
エッセイで膨らんだもの
映画以外で
がっつり長文でエッセイ風の記事を書いたのは
これが最初でした。
散歩した記事をアップしているうちに、
地元の良さをもっと発信してみたくなったのです。
祖母で見つけた写真から
ここまで広げられた自分は
やっぱり明石が好きなんだと
思わせてくれた記事です。
特集元にも引用されたりして
多くの方の目にも触れて、ありがたかった。
それで味をしめたんでしょうか。
映画についても
一つの作品に絞ったものでなく
個人的な思い出を交えて
広く映画愛を表すエッセイも、書き始めます。
ほとんど人に話したことのない、
過去の恥ずかしい行動も思い切って
織り込んでみました。
こちらも思いの外、ご好評というか
楽しんで頂けた方も多かったみたいで
文章を書く面白さを
さらに広く実感できた記事となりました。
この流れで、
制限が払われたというか
なんでも好きなことを書いてみようと
思うようになったのです。
「怪しげ」を思い切って
瞑想イラストも実施したんだ。
怪しげな絵を書いて
瞑想の深さを視覚化してみる取り組みを
ご紹介するようになったり、
stand.fmでフォロワーさんを
巻き込んでイラストを楽しんだりもしました。
その軌跡はこちら↓
自由度が増していった。
また瞑想の延長として
曼荼羅の追求も外せません。
現実世界では、
その魅力を語る場がありにくいというか、
表しにくいんだけど
noteだからこそ、
ニッチでも好きなことを語れて
読んでくださる方がいて
ご一緒に魅力を堪能できたと思うのです。
勢いは止まらず、開き直ったように
さらに瞑想の追求を深め、
催眠誘導まで作ったのでした。
ここまでくると、
好きなことを紹介するというより
びっくりすること体験したから
ちょっと聞いてみてもらいたい、
という気持ちになったものです。
怪し過ぎたかな。
それから瞑想の達人でもある
空海の言葉を
関西弁で現代に呼び起こしたのはもう最近。
フォロー頂いている
そば茶さんよりコメントにて
「空海さんの記事が読んでみたい」と
おっしゃって頂き、
封印?とまではいかないけれど
高野山に1年間住んでいた経験は
いろいろ消化しきれてないところがあったり
そもそも難解なお話に思えてたりして
書きたい気持ちはあったものの
踏み込めずにいたのです。
「お、読みたいと仰ってくれる方がいる」
という気持ちが大きな後押しになって
自分が空海のことを書くとすると
どんな形になるだろう?と
突き詰めた結果、
普段自分の中に響いている
空海の囁きをそのままの言葉で
表してみようと思い至り、
関西弁超訳となったわけです。
アップしてみると
思っていた心配、不安はどこ吹く風。
温かいコメントを多くお寄せ頂き
感謝の念に絶えなかった。
僕の中の空海も
微笑みながら大きく頷いてくれたような
姿が見えた気がした。
やっぱり本が好き
また同時進行で
大好きな「読書」についても
存分に語れるようになってきた。
マガジンにまとめられる程になったのは
最近ではありますが、
5月あたりからちょくちょく、
つぶやきにて小出しする感じで
読書愛を表してきました。
読書について初めて
まとまった記事にしたのはこちら。
そうだった。
この時期、アジ釣りのシーズン真っ盛りというのもありつつ
篠田節子の文章の巧さ、
可能性の大きさというか、
巨大な世界にやられてしまった気もして
書くことからなんとなく遠ざかっていたんだ。
思い返しても、なんでそれが
自分の記事執筆に関係したのか、
よくわからない。
でも同時に、
再開のきっかけとなったこの記事も
「今の気持ちを発信して読んでみてもらいたい」
という思いが強まって
執筆に踏み込んだものでした。
不思議だ。
読書についてはこのあと、
140字で1冊の感想をまとめるという
つぶやきにて発信しています。
本を語ろうとすると、
なんだろう、まだどうしても
まとまりを得ないというか
書きたいことや
表してみたい本への気持ちや
人生に与えた影響の大きさとかが
渋滞するみたいに錯綜していて
書き出すのに踏み出せないでいる。
でも過去の記事の流れを見てみると
なんか大丈夫そうな気もしてきた。
今後に期待したいですね。
振り返ると、読者の顔
こうして振り返ってみるとやっぱり、
読んでくださっているあなたの存在が
本当に大きかったんだなと切に感じます。
読んでくださる方のお顔が
浮かんで見えるくらいに想像できてきて
楽しんでもらいたいという思いが
強く感じられたからこそ
書き続けられました。
「映画掘り下げ」から出会いが始まり
ご一緒に「散歩」していくうちに
「エッセイ」で深みに入り
「怪しげ」な道を覗きつつも
「曼荼羅」を広く楽しみ
「空海」の微笑みに見守られ
大好きな「本」に行き着いた。
現実世界ではたぶん体験できないような
すこぶる楽しい思いを
あなたが読んでくれていたおかげで
できました。
重ね重ね
ありがとうございます。
2024年の予告編(になるよう願って)
自分の書いた記事を通しで見てみると
何が好きなのか、
何を突き詰めたいのか、
どんな楽しさを求めているのか、
やんわりとわかってきた気がしてます。
この勢いに乗って
2024年に取り組んでみたいことを
書き連ねてみました。
もし気になるものがあれば
コメントか匿名のマシュマロで
お気軽にお伝えい頂けると大変嬉しいです。
僕にとって、あなたの一言が
いちばん力になるようです。
●空海関西弁超訳の続き
名言集ではなく一冊の本に絞ってやってみる。
候補は「秘蔵宝鑰」。
その深みはマジ宇宙レベルでやばい。
激ムズだけど挑戦しがいがありそう。
「般若心経秘鍵」も捨てがたい。
●映画掘り下げ話の復活。
たぶん今だったら
1万文字とかにならないように調整して?
いい塩梅で書けるようになってると思う。
なによりあの楽しさを
もう一度味わいたいのもある。
ありがたくリクエストを頂けたら
とても嬉しく取り組める。
●たくまる流、密教的生活を公開。
瞑想のひとつ、月輪観をするにあたって、
心の動作やその周辺のカオスな雑念を
月に集約していく様を
詳細に言葉にしてみたい。
主に瞑想の内訳を脳科学と心理学の
知見を交えて、表してみたい。
ユング、河合隼雄、苫米地英人、
甲野善紀、名越康文、野口晴哉…。
●インタビュー記事を書いてみたい。
人の話を聞くのが単純に好き。
「こんなの初めて人に話した」と
言われて意外に感じることがよくある。
僕は聞きたい話を聞いただけなのに。
大それた人生の歩みを!とかじゃなくて
その人が今感じてることや考えてることなどを
縦横に広げてみて、
どこに辿り着くのか一緒に探る、みたいな。
自由な空気でやってみたい。
●秘蔵の『読書案内』を紐解く。
僕の人生を変えたと言っても過言ではない
読書リストがあって↓
まだまだ道半ばだけど
ものすごい本がここにズラリと並んでいる。
1冊に絞って深掘りしてみたり
読書生活そのものを改めて考えてみたい。
最近になってやっと、
実感しながら読み進めるようになってきた。
●箱庭療法実践記録
カウンセリングの一環で
こないだ13個目の箱庭を作った。
つぶやきで小出ししましたが
興味を寄せてくださるかたが多かった。
自分の無意識はどんな世界をしているのか。
回数を重ねて見えてきた姿とその詳細な分析。
箱庭と心理療法の歴史を踏まえつつ。
●有料記事にしてみる。
お金が欲しいわけではないけど
(欲しいは欲しいんだけどメインではなく)
いつもお世話になっている
ブックオフの100円コーナーに敬意を評して
110円で書いてみる。
たぶん、無料では行き着けないような
もっと怪しげで、細かくて、宇宙的で、
個人的な内容も盛り込んだ
興味深い記事にできると思う。
●オンライン飲み会。
フォローしあってるこじかさんと、
お会いしてお酒を飲みました。
超楽しかったのでオンラインでも
できたら嬉しいな。
読書会とか映画鑑賞会とか
音声だけで臨場感をもって
ご参加の方が楽しめる工夫を考えたい。
まとめ
書きたいことを
自由に好きなように書く。
というのが、発信する上で大事なようです。
でも自分の記事を振り返ってみると
その自由さがときに
ためらいのもとになったり
広すぎて呆然としてしまったり
容量を超えるほどの情報が
頭をいっぱいにしたりして
僕が「書くこと」を不自由にしている面も
あったのではと、感じています。
どうやらそうみたい。
noteのスローガンに
「つながる」と含まれているのが
象徴的に思えて、何より嬉しい。
しつこいかもわかりませんが、
本当に読んでくださった方が
僕の自由さをいい意味で絞ってくださり
楽しんで頂ける様を想像できたから
1年も続けて来られたのだと
心から思います。
感謝しています。
お読みくださり、
ありがとうございました。
2024年も
よろしくお願い致します。
この記事が参加している募集
ここまでお読み頂きありがとうございました。 こちらで頂いたお気持ちは、もっと広く深く楽しく、モノ学びができるように、本の購入などに役立たせて頂いております。 あなたへ素敵なご縁が巡るよう願います。