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子育てと仕事の両立は無理ゲーです。子持ち様は会社で働いてはいけません。普通に迷惑だから。

先日、こんな興味深い記事を読みました。

簡潔に記事の内容を要約すると、


日本では少子化が進んでいるので、「子供を育てているだけで偉い!」という価値観が遅かれ早かれ浸透してくるだろう


とのことです。

理由としては、

【子供を育てている
=人口再生産をもたらしている
=日本経済に貢献している】

となるからです。

ですから、今でこそ子育て世帯は「子持ち様」と世間から揶揄され、肩身の狭い思いをしていますが、いずれは「子供を育てているヤツがエライ!」という価値観になるだろう、というお話です。


しかし、実際に0歳児の子供を育てている僕の感覚としては、全くそうは思いません。


むしろ、これからの日本は子供がいない人の方が圧倒的にマジョリティになるので、子育て世帯は今以上に肩身の狭い思いをすることになると思います。

そこで今回は、本記事を引用しながら、

・そもそも“子持ち様”とは
・“子持ち様”が偉くなる時代が到来しない理由
・子育てと仕事の両立が無理ゲーな理由
・日本で子育てをするための必要条件

これらの内容について書いていきます。

これから子供を育てようと思っている方や、絶賛子育て中の方にとっても、非常に参考になる内容と思います。ぜひ最後までご覧ください!


そもそも“子持ち様”とは

まず初めに、みなさんは“子持ち様”という言葉を知っているでしょうか?

“子持ち様”とは、子持ちの人を揶揄するネットスラングです。“様”をつけることで、子持ちの人に対する侮蔑の意味が込められているんですよね。

思い返してみてください。きっと、みなさんの職場にもいると思います。

「子供が熱を出したので休みます!」

と言い残し、悪びれる様子もなくさっさと早退する、子持ち社員...。

その場に取り残された独身の真面目な人たちは、

「また子持ち社員の尻拭いで、俺らは残業だ...」
「なんで子供を持っている世帯だけ優遇されるのか...」

と、悶々としているわけです….

そもそも、“子持ち様”という言葉が生まれた背景には、

「子育て世帯vs独身世帯」

の対立構造があります。

そもそもになりますが、子どもを育てるにあたっては、誰か世話をする人が必要です。親が共働きで働いているとしたら、平日の日中に子供のお世話を担当するのは保育園になります。

仕事中に保育園がずっと子供のお世話をしてくれているのであれば何も問題はないのですが、問題は、子どもが熱を出すなど、何か突発的なイベントが発生した時です。

このような時は、保育園からお迎えの要請が入ります。


【子どもの保護者がお迎えに行って、自宅で面倒をみる
 =仕事をしている親が、仕事を強制的に休まざるを得なくなる】


という事態に陥るんですよね。このシチュエーションは、子育てをしていれば必ず起こりうる話です。

ちなみに、かくいう僕も子育て中の身ですので、子どもが急に熱を出すというのは非常によくわかります。子供は免疫が弱いので、保育園に行ってはしょっちゅう体調を崩し、園から「引き取りにきてください!」と連絡が入るんですよね...

こうした突発的なイベントによって、親が急に働けなくなるのはどうしようもありません。

しかし、会社側としては、いち労働者として彼らに仕事を任せているわけですから、それが子供の熱だろうとなんだろうと突発的に仕事を休まれるのは迷惑でしかありません。

そして、その皺寄せは真面目に働いている独身社員にいくわけです。

これは独身社員にとってみたらたまったもんじゃありません。

そうすると、真面目に働いている独身社員の不満の矛先は当然、“子持ち様”に向かいます。

そういうわけで、子育て世帯と独身世帯が対立し、いがみあっている...それが今の日本の状況です。

“子持ち様”がエラくなる時代は到来するのか

このように、今の日本では【子育て世帯vs独身世帯】の対立構造があるわけですが、冒頭で紹介した記事の著者は、

「これからは“子持ち様”が偉くなる時代がくる!」

と言っているわけです。

理由は、日本では少子化が進んでいるので、「子供を育てているだけで偉い!」という価値観がいずれ蔓延するだろうから、ということです。


しかし、僕は全くそうは思いません。


今後の日本では、子持ち様が迷惑がられることはあっても、ありがたがられることはまず持ってあり得ないと思います。

理由は、この世の中ではマジョリティが常に優勢だからです。

例えば、【若者vs高齢者】という対立構造を考えてみてください。

今の日本では、高齢者の数が圧倒的多数であるために、日本を実質的に支配しているのは高齢者です。一方で、相対的に人数の少ない若者は肩身の狭い思いをしています。

同じように、【独身世帯vs子育て世帯】で考えてみれば、

今の日本の職場では、

・子供を育てた経験のある人の人数が少なく(=マイノリティー)
・子供を育てた経験のない人の人数が多い(=マジョリティー)

ですよね。

実際、今の日本人の生涯無子率は5割にも届きそうな勢いだというデータがあります。

すでに子供がいる人の大半は年配の方々であることを考えれば、若い人が多く働く企業の職場では、子無し社員が既にマジョリティになっていると考えることができます。

そのため、マジョリティの独身世帯が今後とも優勢になっていくのは火を見るより明らかです。

筆者の言うように、子持ち世帯は今後偉くなるどころか、少子化が進行すれば進行するほど、少数派となる子持ち世帯は疎まれる...

という傾向が進行すると思います。

子育てと仕事の両立を目指すべきではない、合理的な理由

究極な話(これを言うと炎上しそうですが)、僕個人としては、


「子どもを育てている人は職場で働かない方が良い」


と思っています。

僕は実際に子育てをしていますが、子供がいたら、会社で働くのは無理ゲーだと実感しています。

事実、日本経済新聞のアンケート調査でも

と、回答者の半数以上が「仕事と子育ての両立は無理ゲー」と回答しています。

少し時代錯誤かもしれませんが、一昔前の「専業主婦と働く旦那」という家庭の在り方は合理的だったと思います。

旦那さんは家事育児をせずにずっと仕事に打ち込むことで、仕事の生産性が上がって成果も出やすくなります。

奥さんにとっても、家事育児を効率的に集中的にすることができます。

このように仕事を「分業」するのは非常に合理的であったといえます。いつの時代だって、「分業」は合理的なのです。

一方で今の日本では、仕事も子育ても、夫婦が両方でこなさないといけない世の中です。

するとどうなるか?

夫婦ともに仕事も子育ても中途半端になります。子供の熱で会社は休みがちになるし、家事育児も中途半端…良いことがありません。

日本政府は

「共働き世帯への支援を〜!」
「仕事と子育ての両立を〜!」

と言っていますが、僕は大反対です。

仕事と子育ての両立は、キッパリと諦めた方が良いと思います。だって、非効率で非合理的なんですから。

「専業主婦と働く旦那」あるいは「専業主夫と働く奥さん」という在り方の方がまだ現実的だと思います。

仕事をするなら独身で、子供を産んだら仕事をしない。

今の日本では、こういう価値観こそ重要なのではないでしょうか。

日本で子育てをするなら、会社で働いてはいけない

極論かもしれませんが、子育てをするために会社で頑張って働かないといけない時点で、子供を産むのは辞めた方がいいと思います。

僕のYouTubeチャンネルにもこんなコメントが届いていましたが、まさしくこの通りです。

子育てをしながら会社で働かなければいけない時点で、会社に迷惑をかけてしまうことは確実です。自分のキャリアも犠牲にすることになります。ハッキリ言って何もいいことがありません。

それでもどうしても日本で子供を育てたいのであれば、

・働かなくてもお金が入る仕組みを構築しておく
・いつでもどこでも自由に働ける完全リモートワークの働き方を手に入れておく

・働かなくても子育てができるくらいの資産を蓄えておく

このくらいの状況を手に入れない限り、日本で子供を産み育ててはいけないと思います。

そもそも、「子供が産まれたからおめでたい!」なんて価値観自体が間違っています。子供を産むというのは、社会に迷惑をかける行為だということを認識しておくべきです。

そんなに資産もない状態で、子育てをするために頑張って働かないといけない状態で子供を産んでも、

・職場には迷惑がかかり
・世間からは“子持ち様”と揶揄され
・自分は子育てと両立で消耗し...

…と、何も良いことがないでしょう。

もちろん、働かなくても子育てができるほどのお金、例えば資産1億円くらいあれば、子どもを産んでも問題ないとは思います。

これくらいの資産があれば、わざわざ会社に行って働く必要がないですからね。子育てに集中すればいいだけの話です。

しかし、普通の人は1億円も資産があるわけではありません。僕だってもちろんそうです。

では、普通の人が職場に迷惑をかけずに日本社会で子供を産み育てるためにはどうすればいいかというと、いつでもどこでも自由に働けるライフスタイルを手に入れるべきです。

実際、資産に余裕がない僕がなぜ子供を産む決断ができたかというと、労働に束縛されない自由なライフスタイルを既に手に入れているからです。

参考までに、現在の僕の働き方はこちらのポストの通りです。

要するに、時間と場所に縛られることなく、いつでもどこでも自由に働けるライフスタイルです。希望すれば週2,3日程度の働き方だってOKです。

こういう働き方が実現できていれば、自宅で仕事をしているので保育園から連絡がきても動じることはありません。子供を引き取って、そのまま家でPC作業をすればいいだけの話です。

子供を産みたい人は、Web業界でPC1台でいつでもどこでも自由に働けるライフスタイルを確立すればいいのです。

子育て世帯が全員、僕のように自由なライフスタイルを手に入れることができれば、"子持ち様"に関わるあらゆる問題は瞬時に解決できると思います。

ちなみに、どうやってWeb業界に転職するのか?というお話については僕のブログに詳しく書いているので、興味のある方は併せて読んでみてください。

子供を育てているからエライ?そんな考えは間違っています

最後にまとめです。

僕は、「子どもを育てているから偉い」とは1ミリも思いませんし、そんな考えは間違っていると思います。だって、子連れってどこに言っても普通に迷惑ですから。(どこに行っても子どもは騒ぎますからね...)

では、僕がなぜ子どもを産む選択をしたかというと、単純に自分の幸せのためで、エゴです。

子どもを育てたいなら、迷惑がかかるし社会から必要とされないことを認識した上で、他人に迷惑をかけない働き方ができるようになってから産むのが良いと思います。

では、そんな完全自由な働き方はどうすれば実現できるのでしょうか?

答えは、「時給労働から抜け出すこと」です。

例えば、週4時間だけ働くことで月に30万円を稼ぎ出すことができれば、子育てに関する大半の問題は解決すると思います。

時給労働から抜け出し、完全自由なライフスタイルを手に入れるための方法論はこちらのnoteにまとめているので、興味のある方は併せて読んでみてください。

ではでは

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