たかはだ まや

はしっこの方にいる記者まがい。色々面倒なので人間(主に自分)が大嫌い、で、大好き。平凡…

たかはだ まや

はしっこの方にいる記者まがい。色々面倒なので人間(主に自分)が大嫌い、で、大好き。平凡で怠惰な日々に生温かい一撃を欲し、noteを始めてみる。ただ、説明書は苦手なので、きっとうまく使いこなせないと思われる(何かあればご指摘を)。特技・自問自答と妄想。いつか悟りを開くのが夢。

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ドッペルゲンガーの憂鬱

誰にもわからないだろうなって背中を向けて もう何年経っただろう 精神衛生上を理由に ずっと距離を置いて 密は避けっぱなし 心のソーシャルディスタンスは完璧だ 壊したくなる衝動 死にたいくらいの寂しさ 仮面の下の下心 隠して包んで蓋をして 厚くなった面の皮 建前はどんどん豪華になって 偉そうなこと言っても 実のところは臆病者の弱虫 口八丁手八丁の経験値で綱渡り 誰かに知ってほしいのに 知られるのが怖くて 結局何がしたいの?って いつだって堂々巡り いつかのあの時か

    • 感情のごった煮を誰かにお裾分けしたい、この頃の話

      「さみしい」という感情がよく理解できなかった、その昔の話。 映画見て泣いたり、大好きなおばあちゃんが亡くなって号泣したりしていたので、欠落しているとか、そういうことではないと思いますが。 あまり「さみしい」と感じたことがなかった。 兄弟はいたけど離れていて、鍵っ子だった小学生時代。帰宅すれば一人遊び。 遊び相手はファミコンか、聖闘士星矢のクロスの人形。星矢ごっこではなく、勝手に物語を作って妄想の世界へ。それが楽しかったから、親が帰ってくるまでの間も、ひとりがさみしいと思っ

      • Hello,liar(ハロー、ライアー)

        話すもせず 少しずつ固めた殻の中 たどり着けないように 泣きたい時に笑って 笑いたい時に怒って 気づけば世界最大級の迷路 自分でも迷子になるくらい 優しさを疑って いっそ裏切って ひとり さみしさは見ないふり そのうち忘れるから きっと大丈夫 だから そっと 離れて 楽になりたいと願ったのに また誰かを求めて 差し伸べた手 偽りの温度 塗り重ねた嘘 何も見えないほどに 説くもせず 積み上げた壁の中 壊されないように 笑顔の裏で泣いて 涙の奥で笑って  気づけば世界最難関

        • 人生のタグ探し

          いつもタグ付けに苦労する。 学もなく、学んだ経験すらない私の言葉は、はたして詩や小説、文学などと呼べるしろものでなく、おそらくは知識ある人たちからみれば、語るに値しないはずで。 読書は好きだが、時間を理由に趣味と呼ぶにも申し訳ないほど。好きな作家はいても、語るほど詳しくはなく。無くては困る音楽もまた同じようなもので。 記者と名が付く割に、言葉の引き出しは乏しく、浅い上っ面の知識でやり過ごすのが精一杯。 歩き進めた今が、過去をもとにするのは明白。であるならば、どんなタグ

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          2本

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          想像してごらん

          想像してごらん となりにいる人がいなくなった日のこと 想像してごらん 毎日見ていた笑顔がなくなった日のこと 想像してごらん 明日、食べるものがなくなってしまうこと 想像してごらん 明日、大好きな音楽が消えてしまうこと 想像してごらん つないでいた手が離れてしまうこと 想像してごらん 今日のハグが最後になるかもしれないこと 想像してごらん 今日のおしゃべりが最後になるかもしれないこと 想像してごらん 何気ない誰かの一言で心えぐられる日のこと 想像

          想像してごらん

          手のひらの航海

          せまく 窮屈な世に 無限に広がる手のひらの中で 新たなことばたちと出会う それがせめてもの救いだ 建前でもかまわない 心ふるえたならば 自分にとって本物であり本質 優しさ 怒り 悲しみ たくさんの感情を揺り動かす ことばたちと出会いたい そうして今日もまた 嘘と欺瞞、強欲に満ちた海にこぎ出すのだ 荒れ狂う世を生きるため 一筋の灯を探して ******************* thanks/Photo by kanasiiutage

          手のひらの航海

          60点ハンバーグと100点人生

          こねて まぜて またこねて 一生懸命作ったハンバーグ 何かが違ってぐちゃぐちゃで それでも「美味しいよ」って嬉しい一言 ウソじゃなく本心なのも伝わった たしかに美味しかったけど めでたしめでたしとは言えない自分 60点くらいで満足出来たらいいのにね いつもかっこいい自分を想像しちゃうスタート地点 手間取って 余計に増える片付けもの そのたびに悔しくて ダメだなあと自己嫌悪 ちゃんと向き合ってない自分のせいでもあるって 薄々感づいてるから腹も立って きっとたいした

          60点ハンバーグと100点人生

          ホットチョコレート

          とろけてゆく あわく甘く まざりあいたい全部 心の底で 思うままずっと かきまぜてもっと 未来融合 とけあいたい 底まで落ちて 心ゆくまでずっと あふれてゆく 黒く青く こぼしちゃって全部 心深く ためこんでもっと はきだしてずっと 未来永劫 わけあいたい 閉じ込めて さらけだしてもっと とろけて あふれて まざりあって ずっと おちてゆきたい そっと ***************** 人は欲望の生き物。誰にも言えない秘め事。黒く渦巻く果ての果て

          ホットチョコレート

          届かない手紙 この胸に

          久しぶりに泣いた ちょっと止められなかった 忘れてたはずの笑顔 思い出すのはいつだって苦しいときだ 話がしたいと思ったら、止まらなかった 自分の人生だもの 誰に頼ってみても結局は他人事 そりゃそうなんだってわかってたって 一人じゃ立ち向かえないときはあって そのたび探すけど どこにも見当たらなくて 記憶を探っても思い出は褪せていて 空いたままの穴 出会ったピース 似てると思ってはめてみるけど やっぱり少し違ってて 代わりなんていないんだって気づくんだ 「バカかお前

          届かない手紙 この胸に

          うねる風の音を聞く夜に

          風が強い夜だ。 これだけ強ければ、きっとコロナも太刀打ちできないだろうな。 先が見えない今日この頃、何ならこのモヤモヤも吹き飛ばしてくれたらいいのに。 苦しみ、傷み、悲しみ 喜び、楽しさ どれだけわめいても、叫んでも 結局感じるのは一人分 肌より外の向こう側は 近くて遠い別世界 崖っぷちを歩く毎日 飛び込みたくなる衝動 踏みとどまる一歩 結局すべて自分次第 こんな風の強い夜 何なら全部吹き飛ばしてくれたらいいのに 積み重ねたほんのわずかな何か 歩いた道のりに反

          うねる風の音を聞く夜に

          信念の根っこを探して

          深層心理にある信念の根っこ 探して長いこと迷子 まだ芽も出ていないのかしら 頭ではわかっていること 赤信号は止まれとか 嘘はついちゃいけないとか 当たり前のことはたくさん でも、わかっているはずなのに 出来ないこともたくさん 一人ひとつ、人生は自分のもの だから自己中心は当然のこと ワタシはあなたになれないから 思いやるのが大切なこと それなのにね これはきっとあなたのせい これはきっとアレコレのせい いつだって何かのせい わかっているはずなのにね ずっと自分

          信念の根っこを探して

          なんだか泣きたい夜に

          なんだか泣きたい夜 そんな日もたまにはあるでしょ 流れる音楽 浸るセンチメンタル 行く末を憂いても 結局あの日の延長線上 「明日から」って寝返りうった 壁際からたどり着いた現在地 大人になればきっと 全部うまくいくと思ってた 「何でもない大丈夫」 いつも同じセリフ 疲れていないふり 誰かの優しさできしむ胸 まだ出来てない自分 上手に隠して今日も なんだか泣きたい夜 そんな日がたまにはあるよね 溶ける文学 耽るエモーショナル 行く末を嘆いても 結局あの日の延長

          なんだか泣きたい夜に

          人思い ひとおもいに泣く

          人思い ひとおもいに泣く 澄みわたる青 雲の向こうにあの人を感じて そっちの暮らしはどうだい? こっちはぼちぼちやっているよ いつか見た景色 確かにそこにいて 止まらない今も それだけは真実で ふさぎこんでも 心苦しくても 続いていく時間 欠け落ちた過去 取り戻せない今 目を閉じて会う未来 誓ったあの日のこと 時折、負けそうになるよ 弱音じゃなくて本当のところ 見上げれば青 雲のすき間に面影を探して あふれる思い いっそこぼしてもいいかい? 笑ってくれてかまわ

          人思い ひとおもいに泣く

          どちらを選ぶか分かれ道

          選ぶのは自分自身みたいだ 右か左か分かれ道 今日はどちらに行こうか 時間どおり いつもの電車 勝手に着く目的地 でも、行く先を決めたのは自分 毎日が自問自答 あと少しの二度寝 お気に入りの洋服 歩いていく道 結局、選ぶのは自分自身 上か下か分かれ道 今日はどちらに行こうか 昔見た夢 描いた予想図 たどり着いた今 思い通りじゃないけど 歩いたのは自分 答えのない難問は 折り合いをつけて いいよ、多分大丈夫って 時にはごまかしたり 進むたび 選ぶのが上手になって

          どちらを選ぶか分かれ道

          人間ひとり、ひとつ分

          人間ひとり、ひとつ分 喜びも 怒りも 悲しみも  人間ひとり、ひとつ分 目も耳も鼻も 心も 今日の空は気持ちがいい? それとも悲しい? 人間ひとり、全部ひとつ分 おんなじマルも 見る目が違えば違うマル 感情の尺度 感動の温度 人間ひとり、ひとつ分 わたしはあなたと重なることはできないから 想像して共感して思いやって 今日の空は何色? 人間ひとり、ひとつ分 理解して 尊重して 受け止めて 人間ふたり、ふたり分 みんなそれぞれ、みんな分 *********

          人間ひとり、ひとつ分

          喜努愛Luck

          努力は必ず報われるって誰かが言ってた 報われない努力は努力じゃないって言う人もいたよ 一等賞ねらって一生懸命 一番上は誰のもの? その他大勢は蚊帳の外? 花は色とりどり 輝けるのは誰? 前だけ見て走ったかけっこ 「がんばったね」が嬉しかったあの日 必死に走って届かない今 報われない努力もあるって誰かが言ってた 追いかけても届かない背中 ダメなこと 足りないこと 自分が一番よくわかってるって 一等賞は一人だけのもの ふたをして隠した気持ち 忘れたくて忘れられない