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「人口減少と経済成長に関する研究会」報告書の公表

本格的な人口減少社会に突入したわが国において、経済の生産性を高め豊かな社会を維持していくために、企業・産業、労働市場、グローバル化などの分野で、どのような対応が考えられるか。

このような問題意識をもって、「人口減少と経済成長に関する研究会」を立ち上げ、その座長を仰せつかりました。

この度、同研究会の報告書が出来上がりました。そして、全文無料でPDFファイルで閲覧できるようになりました。

これも、研究会の委員やご講演頂いた方々、研究会の事務局の皆様のお蔭と深く感謝申し上げます。

章立ては次のようになっております。

序章 人口減少に直面したわが国が克服すべき課題
 土居丈朗(慶應義塾大学経済学部教授)
第1章 人口、生産性、経済成長
 吉川洋(立正大学学長/財務省財務総合政策研究所名誉所長)
第2章 平成年代における構造変化
 小野稔(財務省財務総合政策研究所副所長)
第3章 企業レベルデータに基づく日本の労働生産性に関する考察
 滝澤美帆(学習院大学経済学部教授)
第4章 国運の分岐点
 デービッド・アトキンソン(株式会社小西美術工藝社代表取締役社長)
第5章 企業規模と賃金、労働生産性について
 奥愛(財務省財務総合政策研究所総務研究部総括主任研究官)・井上俊
 (財務省財務総合政策研究所総務研究部研究員)・升井翼(財務省財務総
 合政策研究所総務研究部財政経済計量分析室員)
第6章 国際収支構造の変化とそのミクロ的要因
 伊藤恵子(中央大学商学部教授)
第7章 人口減少下の日本の労働市場の方向性
 山本勲(慶應義塾大学商学部教授)
第8章 人口減少が及ぼす社会保障財源への影響
 土居丈朗(慶應義塾大学経済学部教授)
<諸外国の賃金・労働生産性向上の取組み>
第9章 スウェーデンの経済成長と労働生産性
 上田大介(財務省財務総合政策研究所総務研究部主任研究官)・三角俊介(財務省財務総合政策研究所総務研究部研究員)
第10章 スイスの経済構造と主要産業の現状と課題
 佐藤栄一郎(財務省財務総合政策研究所総務研究部総務課長)・佐野春樹(前財務総合政策研究所総務研究部研究員)

人口減少が生産性や賃金に与える影響、国際収支や働き方や社会保障財源に与える影響を分析するとともに、スウェーデンとスイスの事例研究も交えております。

PDFファイルは、下記より閲覧できます。


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