😊SMILE子育て[41]😊 リビング学習のメリットとゴール
こんにちは、息子2人を東大合格へ導いた〈子供が自主的に学ぶ育成術〉を語る たかせみほです。
「子供の頃リビング学習をしていた東大生は多い」という話を聞いたことがある人もいると思います。しかし当然のことながら、ただ単にリビングで勉強をしているから頭がよくなるという意味ではなく、その子達にとって【最適な環境がリビングだった】という因果関係があります。
リビングは、ご飯を食べたりくつろいだり、日常の大部分を過ごす場所です。
リビングではあらゆることが習慣化されています。
例えばご飯を食べ終わったら食器を運ぶ、テーブルを拭く、寝る前はテレビを消す……など当たり前といえば当たり前のことを繰り返します。
この空間を利用して、勉強するのは当たり前という習慣をつけることが「リビング学習」のゴールとなります。
🔸リビング学習のメリット① 子供はすぐ親を呼べる
《メリット①》
呼ばれた時にすぐに見に行ってあげられる
→ 子供のやる気を損なわない
「リビング学習」といってもつきっきりで家庭教師のように親が教えてあげる必要はありません。勉強はあくまで自分でするものだからです。
とはいえ小学校低学年など小さいうちはどうしても親に頼ることもあると思います。
「ここがわからない」
「ここを教えて」
と呼ばれた時にすぐに見に行ってあげることで、子供のやる気を損なわないようにします。
🔸リビング学習のメリット② 人の目が入ることでスイッチが入る
《メリット②》
「見られる」こと
→ ・適度な緊張感
・見守られている安心感
リビングは適度に人の目があります。料理や掃除をしながら、子供がどの程度集中しているか、飽きていないかなど様子を見ることができます。
小さい弟や妹がいる場合、お兄ちゃんお姉ちゃんが勉強する姿を見ています。
このように「見られる」ことによって適度な緊張感と「自分が勉強する姿を見てくれている」という安心感が生まれます。
大切なのは、監視するのではなく見守ること。
親はあくまでサポート役です。
🔸リビング学習のメリット③ 子供とコミュニケーションをとれる
《メリット③》
勉強する姿を見たり、話すきっかけになる
→ コミュニケーションの場が作れる
リビングは基本的に団らんの場です。
同じ空間にいることで、
「今日学校でどんなことがあったの?」
「お母さんに見せるプリントは?」
など勉強の前後や休憩時間に声をかけやすくなります。
親が仕事で忙しい場合は、子供とのコミュニケーションの時間が少なくなってしまいます。
「リビング学習」だと、親が帰ってきたときに勉強する姿を見たり、話すきっかけになったりとコミュニケーションの場を作ることができます。
🔸リビング学習のメリット④「ご飯を食べたら勉強」などのルールを作りやすい
《メリット④》
ルールを作りやすい
→ 生活習慣に勉強を紐づけ、「静」と「動」のけじめが生まれる
例えば食事をするテーブルと勉強をするテーブルが同じ場合、食事のために勉強道具を片付けなければなりません(逆も同じです)。
ご飯ができるまでの間に勉強を終わらせる、ご飯を食べて食器を片付けたらすぐ勉強を始めるなど、生活習慣に勉強を紐づけやすくなり、「静」と「動」のけじめが生まれます。
以上のように、「リビング学習」のメリットは多くあります。
小学校高学年くらいになると、一人で勉強したい、一人の空間・時間を持ちたいと思うようになるのも不思議ではありません。
思春期に入り、親から離れたいと思うのも普通のことです。
その前に勉強を習慣化するサポートとして「リビング学習」を取り入れるのは効果的だと思います。
「シングルマザーで息子2人を東大理Ⅰに 頭がよくなる『ルーティン』子育て」でも、〜 第4章 小学生時の過ごさせ方 〜にて、子供の勉強の環境づくりについて〈我が家でのリビング学習の様子〉(P.105、P.149掲載)をお話ししています。
ぜひお手に取ってご覧ください。
今春、大学院生になる長男、大学3年生になる次男も、いまだに、「リビング学習」をすることが多く、私も頃合いを見て、話しかけたりして親子の会話を楽しんでいます。
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『自分のことは自分でできるように』
~第4章 小学生時の過ごさせ方~
✅ 親子でスマホの活用
🔖家族のグループLINEで連絡をとりあえる
🔖音声データやファイルなど、勉強に役立つ情報も共有
✅ 家のことも自分のことも、できるだけ早く覚えさせる
🔖 いざというときに困らないようにしておく
🔖 急な残業で、帰りが夜の9時や10時になることもあった
🔖 子どもの自立にもつながる
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