見出し画像

ソーシャルディスタンスだからマインドディスタンスという考え方

新型コロナウイルス流行の影響を受け、私たちの生活は大きく変わりました。大切な仲間や離れて生活する家族と気軽に会えなかったり......。仕事の時間だけではなく、プライベート時間にも大きな影響があるコロナ禍。

このような状況下で振り返ってみますと、テレビやニュースではコロナ以前には聞いたことのない“新しい言葉”を頻繁に耳にするようになりました。「コロナ禍」「三密」「ニューノーマル」…....。ポジティブな印象の言葉には聞こえてきませんが、「カタカナ」の言葉を多く耳にするようになりました。その中でも特に気になったものがあります。それは「ソーシャルディスタンス」です。

ソーシャルディスタンスとは、新型コロナウイルスを人にうつさない、自分がうつらないためにも、2メートルほどの距離をとる取り組みのことです。お買物でレジに並ぶ時、ご近所さんとちょっとした会話をする時…様々なシーンで、ソーシャルディスタンスを意識した行動を互いにとるようになりました。そして、それが当たり前になり、今やマナーの一つです。

最初聞いた時は冷たい印象があり、違和感を感じてしまいました。それは、家族や友人とのつながりの距離も離れてしまうような印象をもってしまったからです。パーソナルスペースが広がるような感覚で、妙に寂しい感じがしました。

そこで頭の中に浮かんでくるのは、心の距離というものもあるのではないか。つまり、「マインドディスタンス」という考え方もあるのではないかと思うようになりました。

マインドディスタンス:「心」の距離

マインドディスタンスは、物理的に、場所が遠い近いということではなく、「心」の距離を表し、その距離が近い人がいることで、安心したり穏やかになれたりすることができることを表現した言葉です。

遠く離れて生活していても、会えばすぐに距離が縮まるといったことがあります。久しぶりに会う幼なじみや、高校や大学時代の友人と会った時は、一気に時間が縮まります。そういった関係は、人との「心の距離感」表す言葉として「マインドディスタンス」という言い回しが、今風?!

コロナ禍になり、ソーシャルディスタンスと言われるようになってはじめて、人との心のつながり(マインドディスタンス)を気にするようになりました。

今までは当たり前で、考えることもしなかったかもしれません。

今こそソーシャルディスタンスで物理的な距離があるからこそ「ていねいで優しい言葉遣い」や「笑顔」を心がける必要があると思うようになりました。そして今こそ人との距離を「言葉」や「笑顔」で縮め、マインドディスタンスを大切にしたいと思っています。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?