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街歩きその3 兵庫県三田市


 東京の方には、「みた」と読む方が馴染みがあるでしょう。読み方は、「さんだ」です。三田市は大阪や神戸のベッドタウンです。三田市は、90年代を中心に人口が急増した都市で、特に国鉄がJR西日本になってJR宝塚線が飛躍的に便利になったのが大阪へ通勤しやすくなったということがベッドタウンとして、発達した要因だと考えられます。人口は約11万人で昨今は急速な高齢化と人口減少が始まっています。

新興住宅街

 人口増加率日本一を支えた新興住宅地は、神鉄の公園都市線沿線で開発されました。横山駅~ウッディタウン駅までの短い区間で単線でありますが大きな道路に挟まれたザ・ニュータウン路線というような感じです。

終点、ウッディタウン中央駅。左から、駅の外観。立派でおしゃれです。真ん中は片側2車線道路が見えます。右は、駅舎内です。開放です。ただ、無人駅でした。

 ウッディタウンのさらに奥の方は、工場や研究機関、大学なども立地していてこれは、舞鶴若狭道の三田西インターチェンジの近くという事も影響していそうです。また、高速道路同士の結節点、神戸三田インターチェンジ・ジャンクション近くには、神戸市北区に接するエリアは大規模なショッピングセンターや工場なども立地しています。

おしゃれなイオンモール。 

 なお、この近くのニュータウン間を結ぶ路線ではAIによる自動運転バスが試験的に運行されていました。


運転手さんはいますが、完全に手を放していました。周りのクルマよりかなり加速とか低めでした。なお、無料でした。茨城県のつくばからバスを借りてきたみたいでした。

旧市街地

 三田市役所周辺です。ここは、JR三田駅、神鉄三田駅の前といえます。昔ながらの商店や、新しそうな駅ビルもあります。バスのロータリーもあります。市の中心部という感じですが、割と古い街並みです。


三田駅近くの歩道橋から。アーケード付の歩道が見えます。ちょっとした下町という感じがします。ただ、右側は新しいマンションなどの再開発も行われていますね。

 JR三田駅は大阪駅から約40㎞も離れています。ちょうど、大阪ー京都と同じくらい離れています。JRでお隣の新三田駅は、新興住宅地の玄関駅ということになりますが駅前から新興住宅地などを見ることはできません。駅前からバスに乗るのが一般的です。駅前は建物は見られますが、密集しているわけではありません。


新三田駅方向から市民病院を見ています。こんもりとした木々の奥に新興住宅街の大きな街が広がります。ちょっと想像しにくいですが

 三田駅に戻り、神鉄に乗ってみましょう。ウッディタウン行きと新開地行きと交互に発着しています。どちらも15分毎に発着しています。三田本町の次横山駅で別れます。1つ目がフラワータウンです。そして、ウッディタウン南、ウッディタウンと続きます。大きな駐車場を備えた郊外型のお店が点在します。道も広いことからクルマが日常の足として根付いていることがうかがえます。

神戸への足

 神戸への足は、神鉄と思いがちですが、高速バスの方が利便性が高いようです。神姫バスが朝ラッシュを中心に10分毎に出ています。この街は、高速道路に囲まれている立地でもあるのです。中国道・山陽道・新名神道とが交差している神戸三田ジャンクション、さらに阪神高速北神戸線も近くにあります。

赤い線は、高速道路。青い線は、都市高速道路と自動車専用有料道路。青い線の左下方向には神戸があります。ただ、六甲山を超えなければなりません。六甲はトンネルで越えます。

 神鉄は、ほぼ各駅停車しかない上に、神戸の中心地三宮へは乗り換えを伴います。途中谷上で乗り換えると速くなりますが、横山・谷上と2度の乗り換えが生じるので高速バスより分が悪いようです。

大阪への足

 大阪へは、高速バスよりもJRの方が所要時間は短いのでJRの利用が多いようですが、それも通勤通学利用が中心で日中は閑散としています。JRのダイヤでは、日中は区間快速という大阪までに4駅しか通過しない列車しか来ません。大阪~新三田間は15分に1本です。なかなか、所要時間はかかります。ラッシュ時には、怒涛の如く快速列車、遠方からは丹波路快速が来ます。このギャップが大きい路線ともいえます。

三田の位置関係。左上が三田市。右下に大阪市。左下に神戸市があります。

まとめ

・実質的に旧市街地と新興住宅地と2分される

・高速道路に囲まれたエリア

・住宅だけでなく、物流・工場・研究機関も多い

・神戸方面へは通勤バスも活躍

・大阪方面はJRが便利


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