シナリオ修正の真価!調整と除去の先に見えてきたもの
こんにちは!現在、一人で自主制作アニメの完成を目指しているクリエーターのTAKAです。
現在制作している自主制作アニメ『るっくあっとみぃ!』のシナリオの第一稿24分ぶんが、修正と除去・尺調整を経てようやく完成しました!
その際「時間調整やシナリオ修正は元のシナリオをただ壊すだけの作業ではない」という事実に気づきましたので、今回はそれを書いていこうと思います。
シナリオの修正と構造の崩壊
前回の記事でも書きましたが、シナリオをある程度完成させた段階での全てのシーンには意味があり、本来は無くてはならないものです。私の場合、自分のアニメの尺を決めているので、どうしてもこの尺の中に納めなくてはならず、そのために修正や除去を繰り返しましたが、これは本当に大変な作業でした。
何故なら、ある程度完成した会話やシーンの除去は予定していた物語構造そのものを崩壊させる危険をも持っているからです。作業していた当初はこの修正はただ物語を壊すだけではないのか?と私は思っていました。
本当に必要なモノは何か?
しかし、修正を繰り返す中で、私はこの物語自体が崩壊と再構築を経て、前のモノよりもリズムよく、伝えたい事がかなり明確になっている部分も多くみられる事に気づきました。
最初書いたものは確かに全て必要な要素でした。しかし、それらを別の書き方に置き換える事によって、作品全体にまとまりが出て、あらゆる要素が凝縮され、結果としてシナリオ全体でみれば、かなり洗練されたものへと変わっていったのでした。
この作業は実に苦痛を伴いながらも、物語にとって、「本当に必要なモノは何か?」を真に考える重要な作業であったとも言えるかもしれません。
調整の成果
全てが良くなったとは言い難いし、内容自体も大幅に変えなくてはならなくなったのも事実ですが以下に今回の調整で良い結果を得られたのではないか?と思われる部分をまとめてみます。
大部分を除去した事により、ほぼ想定尺どおりに機能する物語になった。
改めてみるとそんなに長く書く必要が無い部分を見つける事ができ、その部分の表現を変える事によって、さらに洗練された流れを作れた。
最低限必要な情報や会話を選ぶ事によって、作品のリズムやテンポがかなり良くなった。
全体のバランスが整った。
このように、全てが良くなる訳ではないですが、尺やその他制限による時間調整や修正というものは元のシナリオをただ壊すだけの作業ではないという事を今回身を持って学んだのでした。
最後に
確かに、ある程度完成しているシナリオや作品に、修正や除去を繰り返すのは本当に苦痛な作業です。
しかし、これらはただ構造を崩壊させるだけではなく、むしろ内容を凝縮し、洗練させる効果も強く持っている、という事を良く理解しておくべきではないかと感じました。
しかしこれも作品の内容や媒体・尺の長さの違いなどで変わってくる事ではないかとも考えられます。
また、今回は全ての制作権限が私にあるのでシナリオの段階で大幅な尺調整を行いましたが、シナリオ単体で考えるならまた別のやり方が適切なのかもしれません。
私は本格的なシナリオを書くのは今回が初めての経験だったので、色々良い勉強になりました。
この後は信頼できる友人などにシナリオを読んでもらい、さらに細かい修正をくり返し、舞台やキャラクターのデザイン。絵コンテなどの作業へと進んでいきます。
作品全体がいつ完成になるかわかりませんが、確実に一つずつ前に進んではいます。
今回の経験も、今後の制作に活かして頑張っていこうと思います!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
自主制作アニメ「るっくあっとみぃ!」
原作・脚本・作画・演出・作曲・監督等 : TAKA
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