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SNSや報道との距離の取り方について。

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記事一覧

一人の勉強は、短距離走の「走り込み」をくり返すように

佐藤大朗(ひろお)です。会社を休んで、2ヵ月が経とうとしています。基本的に1人で三国志の勉強をしています。生活リズムと、勉強の呼吸方法?について分かってきました。 短距離走の「走り込み」をくり返すように、勉強するのです。 シングルタスク(一度に一つのことしかしない)とし、短期的な目標を立てて(数日以内に完結させる)、こまぎれのタスクを数多くこなす。 #ここが結論 以降、詳しく説明をしてゆきます。 シングルタスクにすべき理由は、勉強の解説本やビジネス書などが、これを推奨し

生活から認知の不協和、不協和音をなくすだけで生産性はあがる

こんばんは。佐藤大朗(ひろお)です。会社を休んで、三国志の研究をしています。今日は、大きな仕事をひとつ達成しました。ひとりでやっていることではないので、開けっぴろげに成果を書けないのがつらいところ。 ところで、皆さんは生活のなかで、 「辞めたいと思っているけど、つい続けてしまっている」 「好きじゃないけれど、好きな振りをしなければならない」 「変だと思っているけれど、悪口を言うことは許されない」 ということはありませんか。 実際に言葉にすると、…なんと不合理なことか…。…

自分のゴーストにSNSで広報活動をしてもらう/過去のツイートのリサイクル

こんばんは。佐藤大朗(ひろお)です。会社を休んで、三国志の研究に専念しております。 自由に使える時間が増えると、かえって難しくなるのが、SNSとの距離の取り方です。SNSというのは不思議なもので、無限に滞在していられます。しかし、「タイムラインの保守スタッフ」とか、「SNSの監視スタッフ」になるために、会社を休んだのではない。 SNSを使っている時間を、「消耗」とまでは言いませんが、反響の有無に一喜一憂していると「消耗」を感じることはあります。 フォローしているひとで、SN

エネルギーを温存する方法/ネットのポータルサイトを見ない

おはようございます。会社を休んで、三国志の研究を「専業」にしています。佐藤大朗(ひろお)です。 数日前、ぼくが生活に1つの工夫を加えた結果、みるみるエネルギーが温存されて、活力がわいてきた方法をシェアさせて頂きます。 インターネットのポータルサイトを見ない。 ネット閲覧ソフトの初期表示ならば、それを解除する。 ザッツ・オールです。簡単ですよね。 #ここが結論 よく言われているように、人間の集中力や注意力、意思の力、1日に「決断」できる回数には、上限があります。 あのジョ

ウェブ発信者の「上場コスト」

あけましておめでとうございます。佐藤大朗(ひろお)です。会社を休んで三国志の研究をしています。今年もよろしくお願いします。※今さら さいきん、また、ウェブ経由で、わけの分からない、絡まれ方をすることが増えてきました。 ぼくが想定した読者の属性とは異なるひとから、ただの妨害としか思えないような長文の「ご指摘・ご指導」をいただくことも、けっこう多いです。 画面が、文字でいっぱいになり、壁みたいになるんです。ポケモンのゲームなかの技のエフェクトになぞらえて、「ダイロック」と読んで

ツイッターでは何も残らない/使ったら消えるお金のように

佐藤大朗(ひろお)です。会社を休んで三国志の勉強をしています。 ある分野で、日本のインターネット文化史みたいなものを聞く機会がありまして。派生した、「名声とお金を獲得するためのインターネットの使い方」について考えてみました。 その分野では、2010年代(2010年~2019年)の10年間、インターネット発の文化が、ほぼ壊滅的で不作だったそうです。 どういうことか、考えてみました。 ぼく個人のネットとの付き合いを先に振り返ってから(ごめんなさい、すぐに終わります)、分析に入ろ

『スマホ脳』要約/縄文人の脳が、空腹・肉食獣・孤立を恐れ続けている

佐藤大朗(ひろお)です。会社を休んで三国志の勉強をしてます。 書店で猛烈に宣伝されている、新潮新書『スマホ脳』読みました。 一文で要約すると、スマホ脳とは、 「縄文人としての脳が、空腹・肉食獣・孤立を恐れて、つねに集中力を削がれ続けている」という、不幸な状態を指しています。 本の中身のぼくなりの要約ぼくたちの脳は、縄文人と同じ作りをしています。縄文人の脳を使い回して、現代のテクノロジーと向き合っています。 技術の変化に、肉体の変化が追いついていないんですね。 これは、脳

SNSの通知から「解放」される方法/スマホの設定を変えずに出来ること

佐藤大朗(ひろお)です。会社を休んで三国志の勉強をしてます。 新潮新書『スマホ脳』を読みました。SNSの通知によって、脳が撹乱されます。現代において、集中力が「稀少な資産」になっているそうです。集中して読書するというのは、研究に必須ですから、SNSとの付き合い方は、つねに模索しています。 SNSを経由して情報や繋がりができたり、販売促進もできるので、SNSを辞める、という選択肢は、今のところナシです。 さて、ぼくが知らなかったのは、SNSの通知は、だれかが「いいね」を押し

17世紀イタリアで予言されていた、息苦しいネット社会

佐藤大朗(ひろお)です。会社を休んで三国志の研究をしてます。 時間があったり、生活に満足感が足りないと、インターネットを長時間してしまいがちです。するとどうなるか。どういう世界に、身を置くことになるか。それを端的に表した文章を見つけたので、ご紹介します。 これは、西暦1602年にイタリアの詩人のカンパネラが書いた『太陽の都』(翻訳は、一穂社、2004年)にありました。 個人の所有権は一切認められず、博愛が義務づけられており、喧嘩したひとは死刑に処せられる。…あらゆること

集中力が切れると、進捗を数字で確認して管理したくなる

佐藤大朗(ひろお)です。会社を休んで三国志の研究をしてます。 「ああ、いまの自分、集中力が切れたな!」 と気づく方法があります。 主観的には、そのつもりはなく、依然として集中しているつもりだが、この行動をやってしまったら、集中力が切れています。仕切り直すか、休憩したほうがいいです。効率も精度も、きっと落ちています。 それは、どのような行動か 進捗を数字で確認し、管理しようとしたときです。 #ここが結論 たとえば、翻訳ならば、全体の何%ができたかなと。原書の何ページ分がや

SNSは意見表明や議論の場ではない/人権侵害のトラブル?を受けて

佐藤ひろおです。会社を休んで、三国志の研究をしています。 ぼくは経過を見ておらず、まったく気づかなかったのですが、歴史学の有名な研究者が、SNSでトラブルを起こし、それが周囲に波及しているみたいです。波及した結果、ぼくも関わりのある界隈で、ある決定が下されたみたいです。それをきっかけに、事案を知りました。 ※ほんとに中身を見ていないです。ウワサ話レベルすら知りません。ていうか、自分の大学院の予習とか、歴史書の翻訳などで忙しいっす。 つねづね思うんですけど(笑) SNSの運

もっとも稀少な資源は集中力/大人が勉強をしてて思うこと

佐藤ひろおです。会社を休んで三国志の研究をしています。 いま、木曜夜の漢文の予習が終わり(夕方に見直す予定)、木曜3限が始まるまで20分くらいあるので、noteを書いちゃいます。 ひとにとって、もっとも貴重な資源はなにか。貴重ということは、尊くて大切であるという意味です。往々にして、貴重なものは、稀少です。少ないものは、尊くて大切になりがちです。 キチョウとキショウという音も似てますけど、それは偶然っす。 日本社会のなぞのテーゼに、「学生は時間があるがカネがない、社会人は

実名でネット発信するメリット/仮面はなるべく薄く少なく

佐藤ひろおです。会社を休んで三国志の研究をしてます。 どうでもいい情報ですが、このnoteを始めたころ、本名の漢字と読み方を併記して、佐藤大朗(ひろお)って名乗ってたんです。読めない不便な名前。ぼくの場合は、戸籍もこれです。 先日、note経由でお目にかかった人に言われたんですけど、 「実際に会ってみると、とくにどうということもなく、noteのまんまの人でしたね」とのこと。 そうなんですよねー。わりと、このままです。 ウソはダメという強い規範意識があるとか、ウソがつけない

研究者はツイッターで研究内容を発信すべきか

佐藤ひろおです。会社を休んで、三国志を研究しています。 ぼくが通っている早稲田の研究室で、ときどき(しかし定期的に)出てくる話題に、研究者は、ツイッター(短文投稿形式のSNS)で研究内容を発信すべきか??? というテーマがあります。 これは研究室という、一種のクローズな場で交わされている会話です。ほかのひとの意見を吹聴するのは、アンフェアだと思いますから、ぼくの考えだけを書こうと思います。 ぼくの答えは、「NO」です。研究者は、ツイッターで研究内容を発信すべきではありませ