テール

はじめまして。テールです。 プロフィールの画像はちょっと暗いのですが、 10数年前にセ…

テール

はじめまして。テールです。 プロフィールの画像はちょっと暗いのですが、 10数年前にセカンドライフをしていた頃の 私のアバターです。 (顔写真を撮ってアバターを作成しました。 だいたいこんな感じの人です) 文章を書くことが好きで、読書も好きです。

マガジン

  • 未来人の僕(回顧録)

    ベンチャー企業から、一代で世界的な大企 業へと育てた男、坂上ケンタ。 坂上ケンタの生い立ちは謎に満ちていた。 彼の死後、パソコンから、厳重に暗号化さ れたファイルが見つかった。 暗号の解読は難航をきわめたが、発見から 3年、ついに内容が解読された。 それは、彼の回顧録であり、驚愕の内容だっ た。 回顧録を解読した一部の人間と政府関係者 のみ知ることとなり、最重要極秘文書となっ た。

  • 災害

    東日本大震災、原子力災害

  • ガジェット

    ガジェット類の紹介

  • 中学のブラスバンド部の思い出

    私、テールが中学生の時の、ブラスバンド部での活動や思い出を 読み物として、まとめてみました。

最近の記事

  • 固定された記事

『未来人の僕(回顧録)』

                   テール  この物語はフィクションです。 物語に登場する人物及び団体は架 空のものです。実在の人物および 団体とは一切関係ありません。 登場人物 〇坂上ケンタ  未来人。本編の主人公。西暦2325 の未来から、西暦2025年の現代へ 来たタイムトラベラー。 年齢27歳。将来の事業の成功を夢 見る若者。 〇井上綾香  坂上のベンチャー企業に入社し てきた女性。 自動おむつ試作品の開発を坂上と 共同で行う。坂上から試作品の着 用をお願いさ

    • 第四章 回顧録

       アプデパンツの登場で、世の中 の生活様式が、徐々に変わってき た。  携帯電話の普及により、公衆電 話が無くなったように、アプデパ ンツの普及により、公衆トイレが 無くなり、コンビニなどから、 トイレが無くなった。  この頃になると、アプデパンツ を買えない貧乏人は、緊急避難所 であるコンビニにトイレが無いこ とにより、お漏らしをする人が続 出した。  今や、アプデパンツは、国民一 人あたり、最低三着は所持してい る。  ウォシュレットの登場と同じよ うに、アプデパ

      • 未来はこの手の中に #05

         僕と彼女は婚姻届けを出した。  結婚式は行わないことにした。  婚姻届けを出した当日、Twitter で、結婚したことを告知した。  社内では、創業当時の社員は僕 と秘書との関係を、薄々気づいて いたようだが、ほとんどの社員は 気づいていなかった。  僕がTwitterで告知した翌日は、 朝から社内のあちこちで、この話 題でもちきりだった。  ベンチャー創業当時の社員達が、 社長室に押し寄せてきた。 「社長、この度はおめでとうござ います! 薄々気づいていました。

        • 未来はこの手の中に #04

           数日後、綾香が両親のことにつ いて、話があると言ってきた。  何か、嫌な予感がした。  僕の予感は的中した。  彼女の話によると、お父さんが、 僕についての雑誌の記事を読んだ らしい。  そして、私立探偵に、僕の身辺 調査を依頼したそうだ。  依頼した私立探偵社からの報告 書には、僕の生い立ちを調べた調 査員は出生から、その親族等を調 べようとしたが、どうにも判らな いと云う結果が報告されていた。  僕の生まれ故郷へ行って、周辺 の学校の卒業名簿を調べたが見当 たらな

        • 固定された記事

        『未来人の僕(回顧録)』

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          22本
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          18本
        • 中学のブラスバンド部の思い出
          11本

        記事

          未来はこの手の中に #03

           原口タケシや須賀吉秀の根回し により、時間旅行管理局からの、 おとがめは無かった。  僕と井上綾香の関係が続いて、 一年が経つ。  いまや、井上綾香は僕の有能な 秘書であり、恋人だ。  よく、官能小説の題材にあるよ うな、社長と秘書のような関係で はない。  公私の区別をつけ、将来の結婚 を見据えて、真剣にお付き合いを している。  会社もいまや、資本金7億円の 中堅企業に発展し、業績も順調に 伸びている。上場まで、あと少し だった。  この頃の僕はマスコミにも顔を

          未来はこの手の中に #03

          ヒトが閻魔大王を操ることはできません 第二弾

          「地震が起きた今だからこそ知って欲しい。政府が隠蔽した青森県六ヶ所村再処理工場のリスク。北半球が壊滅する日本の原発の恐怖」 元朝日新聞記者ジャーナリスト佐藤章さんと一月万冊の清水有高さんが語る YouTube 動画 をご覧ください。 青森県の六ケ所村の再処理工場の直下に活断層が走っているという話を しています。 ここで、大地震が起きると、北半球壊滅のようです。 佐藤章さんは、「日本は全世界の人類に対して、責任が持てるのか?」と 話しています。 私たちは、非常にもろい安全神

          ヒトが閻魔大王を操ることはできません 第二弾

          未来はこの手の中に #02

           こういった社会現象にまで成っ た、我が社のアプデパンツは、売 れに売れて、生産が間に合わなかっ た。  良いことは長く続かない。  過去の時代に、未来の技術を使 用したことがばれた場合、刑法で 罰せられる。  未来の技術を使っていることが、 時間旅行管理局に知れてしまった。  時間旅行は何処でも好きな時代 に勝手に行ける訳ではなく、ある 程度、年代と場所が決まっている。  各年代には、時間旅行管理局の 取締管『通称:時取り(じとり)』 が駐在していて、その時代の時間

          未来はこの手の中に #02

          第三章 未来はこの手の中に #01

           商品の開発は終わったが、これ から、特許申請をして、売り出さ ないといけない。  そのためには、社員を増やして 事務所を、もう少し広い所に移し たかった。  株式投資型のクラウドファウン ディングに依り資金調達をするこ とにした。 SNSや、Twitter などの口コミから も火がつき、資金調達は順調だった。 少し広いオフィスへ移り、社員も30 名ほどに増えた。  画期的な商品の多くは、はじめ は、少数のオタクに広まり、それ から、一般へと、だんだんと普及 していく。ビ

          第三章 未来はこの手の中に #01

          21世紀へ #09

           次回は、レンタカーを借りて、 僕の運転で、ドライブに行く約束 をした。  僕のいた23世紀には自動車など という原始的な乗り物は無かった。 ゆえに、23世紀の人間は、この時 代の自動車を運転できない。  移動には、小型のUFOを利用して いた。  それに対して、電脳世界はとい うと、文化程度は、だいたい、西 暦2000年あたりで止まっている。  電脳世界で生まれ育った僕は、 車の免許を持っていたし、運転も していた。 * * *  レンタカーを借りて、元住吉か ら、

          21世紀へ #09

          21世紀へ #08

           彼女は、とても寂しそうな顔を していた。  ここで、僕の心の中に迷いが生 まれた。  僕はこの子が好きだ。しかしな がら、社員として雇っており、彼 女の田舎のご両親からは、「娘を よろしくお願いします」と頼まれ ている。  無責任なことは出来ない。  僕には彼女を守る責任がある。  部屋の中に入り、彼女をソファ ーに座らせた。  彼女は焦点の定まらない眼で、 上半身をゆらゆらと揺らしている。 「ちょっと待って。水を飲んで、 少し、酔いを醒ましなよ」  キッチンに行って、

          21世紀へ #08

          21世紀へ #07

           打ち上げは、赤ちょうちんの焼 き鳥屋で行うことになった。  その焼き鳥屋は、事務所の近所 にある焼き鳥屋で、仕事が終わっ てから時々、足を運んでいた。  玄関には、赤ちょうちんが下がっ ている。引き戸を引いて中に入る と、狭い店内は剝き出しのコンク リートの床に粗末なテーブルとイ スが並べてある。  仕事帰りの、ガテン系のおやじ が、一杯ひっかけてから帰るよう な、安酒を飲ませる店だ。  仕事が終わって、井上綾香と一 緒にアパートを出て、歩いて店の 前までやってきた。

          21世紀へ #07

          21世紀へ #06

           ハンディーマッサージャーの防 水機能にヒントを得て、オムツに も防水機能を付けたら、どうなる かと考えたら、グッドアイデアが 浮かんだ。 「そうだ! これに防水機能を付 けて、防水機能付き水着にしたら どうかな? ねぇ、井上君」 彼女に意見を求めた。 「なんで、水着ですか?」 「いや、オムツではなくて、いっ そ、水着にしてしまった方が、 オムツのイメージより、良いし。 それに、プールの中で、おしっこ をしても、この水着なら問題ない でしょ?」 彼女は、キョトンとして

          21世紀へ #06

          連載小説の「未来人の僕」が、だんだん、ハチャメチャに なってきました。R15ぐらいに、しておきます。 始めは、不定期投稿と思って始めましたが、ほぼ毎日投稿 してます。 「また、あがってきたよ」とおもって、読んでやってください。 よろしくお願いします。

          連載小説の「未来人の僕」が、だんだん、ハチャメチャに なってきました。R15ぐらいに、しておきます。 始めは、不定期投稿と思って始めましたが、ほぼ毎日投稿 してます。 「また、あがってきたよ」とおもって、読んでやってください。 よろしくお願いします。

          21世紀へ #05

           数日後、不具合を修正し、バー ジョンアップしたオムツを再び、 試してみた。 「井上君! 直したぞ。今度は問 題ない。見てくれ」 「今度は大丈夫ですよね?」  彼女は、疑わしげに僕を見てい る。 「今度は大丈夫だから」  僕はトイレに入って、おむつを 付けて、そのまま、朝のおつうじ をしてみた。  今度は、大も小も、問題なかっ た。 「やったぞ! 完成だ。見てくれ」 脱いだ、オムツを彼女に見せた。 「本当だー。オムツの中はきれい ですね」 「うんうん。やっと完成し

          21世紀へ #05

          21世紀へ #04

           試用をして、わかったのだが、 想わぬ不具合が発生したのだった。 「まず、僕が先に試してみるから。 おしっこでね」  トイレに入って、着替えた。 パンツを脱いで、おむつを付けた。  27歳のいい若者が、オムツをし ている。傍から見ると、不格好に 違いない。上にズボンを履いて、 トイレを出た。  トイレのドアの前で彼女が待っ ていた。 「いま、オムツを付けているから。 これから、小の方をしてみるよ」  彼女は僕のズボンの前の膨らみ を好奇心いっぱいで凝視している。 「そん

          21世紀へ #04

          21世紀へ #03

           とりあえず、用意してくれた、 この世界の僕の家に向かうことに した。  東横線で、神奈川県の元住吉駅 へ向かった。  元住吉駅から、歩いて5分ほど にある、アパートの一室が僕の新 しい住居だ。  ここから僕の新しい人生が始ま る。  やりたい事は決まっていた。 西暦2025年のこの時代で、西暦23 41年には存在していた、自動おむ つ装置を開発することだ。  会得した、自動おむつ装置の技 術をこの世界で再現したかった。  未来の世界では簡単に手に入っ た材料が、この

          21世紀へ #03