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隔離中の夫と毎日電話していて思う事。(605文字)




上海で隔離中の夫と毎日電話していると感じる。



*食べものの不足を心配しなくてもいい。

*安心して眠れる時間がある。

*お湯が使える。

*水が出る。

*人と心を通わせられる。

*孤独じゃない。




これがあれば人は十分にしあわせなんじゃないか。




アメリカの心理学者が考案した「マズローの欲求五段階説」(※)

①「生理的欲求」

②「安全の欲求」

③「社会的欲求」

④「承認欲求」

⑤「自己実現の欲求」

※人間の欲求は5段階のピラミッドのように構成されているとする、
心理学理論。



生きている間に自己実現できたらすごいけれど、まずは土台が満たせれば万々歳。
あとはおまけなんじゃないか。

やっぱり土台。
まず土台。



欲求のなかでもとくに、
*食べものの不足を心配しなくてもいい。

これは大きい。
食べ物のなかでも「お米」
まずはソウルフードであるお米があるとホッとする。





隔離3週間目。

毎晩ほどあったお酒の席がなくなり、完全自炊の食生活。


自分では買うことのない紅莫菜やトマト。

苦手なパクチーやせり、春菊。

クセの強い野菜も無駄にすまいと食すため、体調は普段より良いよう。



会社からの配給、

市からの配給、

知人からの差し入れ、


いろいろが合わさって、

料理好きでもない夫も
食材を無駄にすまいと
捌いたり下茹でしたりと毎日てんやわんや。


息子からのリクエストでおうち弁当。
中身は、ひたすらの玉子焼きとソーセージ、のりたま添え。


「自由がある」ということは、
「偏る」ということでもあるみたい。


いただいたご厚意は、今後の執筆の原動力にさせていただきます。 これからも楽しんでいただける記事を執筆できるよう 精進していきます。 今後とも応援宜しくお願い申し上げます。