親子遠足　IN　リトル沖縄（１，５０３文字）

ぽかぽか陽気の先週末、大阪のリトル沖縄・大正区へぶらお出かけ。
私は２０年ぶり、息子は初めて。
環状線も久しぶり。
環状線と言えば西の山手線。
山手線と違うのは車内のムード。
なんたって、大阪市内の濃いエリアが停車駅、車内も濃い。

近くの親子の会話が耳に入ってくる

〇ママ～ぼくやっぱりここ座るのやめるわ～

●なんで～？座っといたら～

〇だってここだけあいてたや～ん
ここに座ったら爆発するってことや～！

●なんでやね～ん！

きれいなナチュラル【なんでやねん】に聞きほれていると
大正駅着。
ホームの発着音が沖縄民謡で早速気分盛り上がる。

昭和山

大正駅から目的地のオキナワンディープエリアまでは
徒歩３キロ以上。
まずは駅から近い昭和山を目指す。
目指すは登頂！
登山といっても装備も携帯食もなんにもいらない。
なんたってこの山、標高３３メートル。
山というより坂がある公園。
寄贈された南国の植物をみているともうてっぺん。

３３メートルとはいえ、頂上はやっぱすがすがしい。
老若男女、NYかのような国際色豊かなグループ、チアガールもまで。
なかよしグループの憩いの場。

くつろいでいるとそこには鳩にパンをやるおじさん。
おじさんがパンをやるたび舞い上がる鳩と、土ぼこり。

「やだ～迷惑～やらんとってよ～」
ぼやいていると息子からの注意。
「そんなこと言わない方がいいよ。あの人も良いことと思ってやってるんだから」
「はい。こころで思うだけにしておきます」
うっかり心の声がもれないよう、しっかり言葉をうけとめる。

頂上についたらすることと言えば、下山。
一瞬で地上へ。
陽気も最高、辺りはTシャツの人だらけ。

うるま御殿

そこからはバスでお昼ご飯場所【うるま御殿】を目指す。
店は空いているのに看板【ランチ終了しました】

「またまた～今から開店時間じゃん～」
店に入ってみると「本日は貸し切りです」
店内は三線の練習場。

沢志商店

がっくりしつつ、沖縄の音色が聞けてラッキー。気を取り直し沢志商店を目指す。

道すがら、ピンクの琉球舞踊の衣装の人や
玄関や屋根のシーサー、
表札の沖縄苗字、開放的な家々に南国のムードを感じる。

商店街に入るとテビチ、ソーキ、豚耳がうっている精肉店。
歩く速度を緩め、品ぞろえに目を凝らしながら 沢志商店到着。

・もずくうどん
・もちきび
・ちんすこう
・サーターアンダギー
・黒糖などを購入。
トイレをお借りできないか聞くと、快く貸してくださった。
普通のお宅のお手洗い。洗面所も丸見えでなんとも開放的。
お邪魔しました。

いちゃりば

大正と西成を結ぶ千本松大橋を目指そうかと思いながらも
腹ペコタイマーぴぴーーーーー。
黒糖を口に入れ、大正駅前【いちゃりば】を目指す。
・フ―チャンプルー
・ラフテー丼
・もずくの天ぷら
を頼み、美味しー！を連呼しながらごちそう様。

夜はYOUTUBEで沖縄BGMを流しながら
持ち帰った沖縄フードを食し
楽しみを反芻。
知る楽しみ、行く楽しみ、食べる楽しみ、作る楽しみ！

「八キロとはえらい歩いたな～やれやれ」
と思ったら、
夫の知り合い（中国歴１８年・５０代）が
飲んだ後タクシーがつかまらないとやらで
昆山から上海まで約６４キロを１０時間かけて歩いたらしい。
飛脚ナイト便かな。
中国でやっていける人は何かとタフ
あっぱれ。

大阪市内のコンビニにて
「あ～もう～帰りたい」
テレパシーではない、耳からはっきり聞こえた。
店員さんも声の声だだ漏れ。

行けなかったけど、今度大正にいったら行きたいところ。
IKEA 鶴浜　
千本松大橋
なみはや大橋
デイリーオキナワと噂の『デイリーヤマザキ』大阪市大正区小林西2-4-7

上海と大阪市内って似た空気感。
未だにちょっと向かうたびに緊張感ある。