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理想の母、理想の彼女、理想の妻という幻想ダミー。(747文字)

こうありたい
「母」としてこんなふうに。

穏やか
優しい
いつも笑顔
嬉しそう
子ども想い
家族想い
家事上手

いつだって楽しそうで可愛い、お母さん。
全然イライラ、ガミガミしない
口うるさくない、お母さん。

無理。
そうなれない自分に落ち込み、
イライラし、泣く。
面倒な自分がいやになり、自分責め。

「お母さん、全然いいお母さんじゃない」
涙声を噛み抑えつつ、
ややこしいお母さんを息子にさらす。


全然そんなの求めてないよ。
そんなふうにいてほしいなんて、
思ったこともないよ。



このやり取り前にもやったことある。
夫とやった。


理想の「彼女」、次は理想の「妻」
なれなくて悩み、苦しむ。

勝手につくった幻想に向かって走り、
こけて、悩み、責める。
自分を責めたいがための
ダミーの幻想だったりしたり。
精進は成長のもとだけど、
私はわたしだった。

すり合わせも諦めもきっと
同等に大事。

夫も息子もとっくに
そのままの私を受け入れてくれてそこにいるのに、
自分だけが、まだだった。
きづいてほっとしたら眠くなり、生理が来る。
だいたいややこしい自分を持て余すのは
生理前か寝不足続きのとき。


3か月半ぶりの上海生活とともに始まった
早朝の息子弁当作りと、登下校付き添い。
お弁当が入ったかばんを私が持ったまま、
「いってらっしゃ~い」
「いってきま~す」
渡し忘れたことを周りの方がきづいてくれ、
セーフ。
幼稚園のときから、やりがち。
せっかくつくっても渡せなきゃ意味ない。

こんな自分もガシッと受け入れる。
そしてそばにいてくれるひと、
助けてくれるまわりの人にも
感謝をわすれない、そっちに精進していこう。


はなればなれだった、息子のミーちゃん。
夫によって圧縮ぺちゃんこぐったり、ミーちゃん。
救出し、綿を詰める切開手術。
元気になりすぎて、いつなんどきもバンザ~イ!
3匹そろってよかったね。




いただいたご厚意は、今後の執筆の原動力にさせていただきます。 これからも楽しんでいただける記事を執筆できるよう 精進していきます。 今後とも応援宜しくお願い申し上げます。