ただの競馬好き

本気で競馬を楽しんでいる者です。調教映像、レース映像から読みとれることを書きます。競馬…

ただの競馬好き

本気で競馬を楽しんでいる者です。調教映像、レース映像から読みとれることを書きます。競馬歴の長い方はもちろん、初心者の方にもなるべく分かりやすく書くことを心がけています。

マガジン

  • 調教診断マガジン

    JRAレーシングビュアーの調教VTRを通じて得られた視覚的情報を言語化してお届け。時計はいいが動きは悪い→具体的にどういうアクションを指して悪いと判断したのかなど調教の見方や意図を汲み取る上で基礎的な内容を馬ごとに列記していきます。

  • GI展望マガジン

    GI競走を対象に、どんなレースになるのかといった全体像から、出走メンバーのキャラ分析まで掘り下げていきます。その上で本命馬の根拠や、買い方、券種選びに至る予想ロジックを大好きな文章で綴っています。

  • 重賞展望マガジン

    ◎本命馬とした根拠、全馬券対象馬、買い方を綴ってます。まる乗り歓迎。

  • 勝負レース専用マガジン

    重賞には重賞の楽しみ方があり、平場には平場の楽しみ方があっていい。しかしながら、平場のレースはやはり重賞競走と比べれば、メディアで取り上げられる機会も少なく、情報の質というよりかは、量が圧倒的に不足している。情報量が少ないからこそ、平場に関してはより投資的観点で馬券を購入しており、このマガジンを通じて平場の醍醐味を一緒に楽しんでほしい。

記事一覧

固定された記事

ただの競馬好き『note』はじめました。

今週の注目レース 2/15(土)デイリー杯クイーンC(GIII) 2/16(日)共同通信杯(GIII)、京都記念(GII) 先週のきさらぎ賞あたりから、ようやく今年のクラシックに向け…

【ステイヤーズS】この季節に映える白毛馬ボスジラのローテが解せない。

12月5日(土)中山11R ステイヤーズS(GIII) オーシャンビュー 美浦/南B ・セーブ気味の時計に反して、最後の直線走路では助手に手綱をしごかれる場面が見受けられるな…

500

【チャレンジC】レイパパレの初重賞制覇に燃える川田騎手の渾身騎乗がみたい。

皆さん、ごきげんよう。 先週のジャパンカップは売上総額が前年比47.5%増の272億円に到達し、2000年以降では最高額を記録したそうですが、目下、飛ぶ鳥を落とす勢いで興…

【ジャパンC】ルメール騎手が涙した理由。

今週は奥義“追い切り診断”のnoteも更新せず、各馬のこの間のレース内容をつぶさに観察しておりました。 というのも、追い切り診断の評価とレース結果がシンクロするシチ…

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【マイルCS】スワンS“カツジ”の激走を見抜いた元調教助手の視点。

天皇賞秋以来のnote更新! 相も変わらずコロナが猛威を奮っておりますが、読者の皆様におかれましては元気にお過ごしのことと存じます。 前走のスワンSでは、穴と名指し…

【天皇賞秋】今の東京は高速決着ではないの巻。

皆さん、ごきげんよう。 決戦当日の朝を迎え、気持ちを落ち着かせるべくブレンディのほんのり苦いカフェオレをちびちびしながら今このnoteを書いてます。 元祖・調教ハン…

【スワンS】池添親子のトリプルプレー炸裂!?の巻。

皆さん、ごきげんよう。 サブ垢のインスタ眺めてて気づいたのですが、本日10月31日はハロウィン当日らしいですな。 何十年と生きてるわけですが、未だかつてハロウィンパ…

【府中牝馬S】ルメールがどの馬にも乗らない意味。

皆さん、ごきげんよう。 今週末は東京、大阪も師走並みの寒さだそうで、くれぐれも体調を崩すことのないようご留意ください。 さて、先週はずっと見続けてきた1頭シャド…

200

【京都大賞典】栗東・坂路自己ベスト更新のパフォーマンスプロミスをどうみる?

一週前追い切りで福永騎手を背に、52.6秒というタイムで登板してみせたパフォーマプロミス。 兼ねてから報じられているとおり、脚元に不安を抱えるタイプとあって坂路オン…

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【毎日王冠】低重心かつ一糸乱れぬフォームは一流馬の証。

昨日とは一転、稍重まで回復した東京芝コース。 毎日王冠が行われる芝1800m戦と重なる東京7Rを制したのはキングカメハ産駒のゴルトベルク。 鞍上の戸崎騎手の立ち回りを…

2,000

【サウジアラビアロイヤルC】GI級の馬を見抜く相馬眼が問われるレース。

府中のマイル重賞といえば、即座にアタマに思い浮かぶのはかつての名手・横山典騎手の存在。 サウジアラビアロイヤルCでは2014年のクラリティスカイ、2015年のブレイブス…

1,500

【シリウスS】試走的意味合いが強いカフェファラオの取捨。

皆さん、ごきげんよう。 今週はシリウスSもそうですが、明日のスプリンターズSに凱旋門賞と楽しみなGIが控えているとあって、大好きなお酒をぐっと我慢し、レース映像と追…

2,000

【神戸新聞杯】2、3着争いに長けた騎手の嗜み。

コントレイルのような強い馬に挑む時の心得とは? 「強い馬より短い距離を走らせること」 何の会話だよと思うかもしれませんが、こちらは騎手の思考回路であり戦術を言語…

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【セントライト記念】過去の追い切りパターンから導き出した揺るぎない本命馬◎ガロアクリーク。

昨年は日本ダービーで大逃げに打って出たリオンリオンが再び主戦・横典に戻り後の菊花賞2着馬サトノルークスに2馬身差の完勝劇を演じたセントライト記念。 3着に上がり馬…

2,000

【ローズS】厩舎特有の追い切りパターンには合致しないデゼル。

皆さん、ごきげんよう。 今日はお遊び程度に馬券をつまんでおりましたが、福永さんのお陰で楽しませてもらいました。 3日間開催それぞれの騎乗馬の馬質をみるに、固め打…

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【セントウルS】阪神→中京で調整内容ガラリ一変。

毎週欠かさずにチェックしているJRAレーシングビュアーの追い切り映像。 改めてセントウルSの調教VTRを見返すと、7歳馬のセイウンコウセイが3歳馬のガロアクリーク相手に…

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ただの競馬好き『note』はじめました。

ただの競馬好き『note』はじめました。

今週の注目レース
2/15(土)デイリー杯クイーンC(GIII)
2/16(日)共同通信杯(GIII)、京都記念(GII)

先週のきさらぎ賞あたりから、ようやく今年のクラシックに向けて競馬ファンのモチベーションも上がってきたとみて、noteでの情報提供をはじめようかと思う。

何の縛りもない環境で、自分の脳ミソをグルグルポンして出てきた結論を自分と同じく競馬好きの誰かが面白おかしく読んでくれたら

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【ステイヤーズS】この季節に映える白毛馬ボスジラのローテが解せない。

【ステイヤーズS】この季節に映える白毛馬ボスジラのローテが解せない。

12月5日(土)中山11R ステイヤーズS(GIII)

オーシャンビュー
美浦/南B
・セーブ気味の時計に反して、最後の直線走路では助手に手綱をしごかれる場面が見受けられるなど前進気勢そのものに不満を残す内容。

シルヴァンシャー
栗東/坂路
・大トビということもあって滞空時間が長くそれでいて、ほぼ馬なりといえるほどの扶助で加速ラップを刻めていたようにデキは万全。
・京都に良績が集中しているこ

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【チャレンジC】レイパパレの初重賞制覇に燃える川田騎手の渾身騎乗がみたい。

【チャレンジC】レイパパレの初重賞制覇に燃える川田騎手の渾身騎乗がみたい。

皆さん、ごきげんよう。

先週のジャパンカップは売上総額が前年比47.5%増の272億円に到達し、2000年以降では最高額を記録したそうですが、目下、飛ぶ鳥を落とす勢いで興行収入をグイグイ伸ばしているのが「鬼滅の刃 無限列車編」どす。

興収275億円突破 歴代興収2位に

3連休だった前週と比べても、動員でマイナス4.8%、興行収入でわずかマイナス2.7%という好調さを保っており、累計では動員2

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【ジャパンC】ルメール騎手が涙した理由。

【ジャパンC】ルメール騎手が涙した理由。

今週は奥義“追い切り診断”のnoteも更新せず、各馬のこの間のレース内容をつぶさに観察しておりました。

というのも、追い切り診断の評価とレース結果がシンクロするシチュエーションの多くは、2歳戦を除き、少なくとも過去一度は何かしらのレースで対戦経験を持ち合わせていることが望ましかったりするのですが、コントレイル、デアリングタクトは揃って無敗馬同士の初対決たるシチュエーションで、当然アーモンドアイや

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【マイルCS】スワンS“カツジ”の激走を見抜いた元調教助手の視点。

【マイルCS】スワンS“カツジ”の激走を見抜いた元調教助手の視点。

天皇賞秋以来のnote更新!

相も変わらずコロナが猛威を奮っておりますが、読者の皆様におかれましては元気にお過ごしのことと存じます。

前走のスワンSでは、穴と名指ししたカツジが私の斜め上をいく「逃げ」という戦法でもって勝ち切ってしまい(笑)、外からぶっ飛んでくるという予言は見事幻と散ったわけですが、結果的に10人気1着と馬券をとられた方からすれば、お財布もいくらか膨らんだのではないでしょうか。

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【天皇賞秋】今の東京は高速決着ではないの巻。

【天皇賞秋】今の東京は高速決着ではないの巻。

皆さん、ごきげんよう。

決戦当日の朝を迎え、気持ちを落ち着かせるべくブレンディのほんのり苦いカフェオレをちびちびしながら今このnoteを書いてます。

元祖・調教ハンター天童なこさんばりの穴抜擢カツジが勝利したスワンS。

驚かれた方も多かったはず。笑

真面目な話、逃げるとは1ミリも思っておらず、岩田君がまたおかしな競馬してるよーなんて思いつつレースを見守ってましたが、当のカツジにとってはじめ

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【スワンS】池添親子のトリプルプレー炸裂!?の巻。

【スワンS】池添親子のトリプルプレー炸裂!?の巻。

皆さん、ごきげんよう。

サブ垢のインスタ眺めてて気づいたのですが、本日10月31日はハロウィン当日らしいですな。

何十年と生きてるわけですが、未だかつてハロウィンパーティーとは無縁な我が人生。

明日朝一のニュースは渋谷のパリピがパトカーひっくり返した系のネタで沸くのでしょうが、今年はコロナの影響で多少は落ち着くのかな?

いずれにしても、渋谷でクラスター発生のオチ?は間違いないと思うので、今

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【府中牝馬S】ルメールがどの馬にも乗らない意味。

【府中牝馬S】ルメールがどの馬にも乗らない意味。

皆さん、ごきげんよう。

今週末は東京、大阪も師走並みの寒さだそうで、くれぐれも体調を崩すことのないようご留意ください。

さて、先週はずっと見続けてきた1頭シャドウブロッサムが毎日王冠直後の東京最終レースで嬉しい3勝目をマーク。

今年のNHKマイルC優勝馬ラウダシオンが勝ったクロッカスSでは、メンバー最速の上がり33.0秒で5着した馬なのですが、藤岡健一厩舎×ミルコ=桜花賞馬ジュエラーでお馴染

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【京都大賞典】栗東・坂路自己ベスト更新のパフォーマンスプロミスをどうみる?

【京都大賞典】栗東・坂路自己ベスト更新のパフォーマンスプロミスをどうみる?

一週前追い切りで福永騎手を背に、52.6秒というタイムで登板してみせたパフォーマプロミス。

兼ねてから報じられているとおり、脚元に不安を抱えるタイプとあって坂路オンリーの仕上げ。

前走の鳴尾記念も同様の調整過程で勝利している分、楽観的に構えることもできるが内枠を利して勝った前回と今回の条件は似て非なるもの。

距離は2ハロン伸び、今回は外枠発走。

とはいえ、福永騎手と藤原英厩舎の実績を踏まえ

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【毎日王冠】低重心かつ一糸乱れぬフォームは一流馬の証。

【毎日王冠】低重心かつ一糸乱れぬフォームは一流馬の証。

昨日とは一転、稍重まで回復した東京芝コース。

毎日王冠が行われる芝1800m戦と重なる東京7Rを制したのはキングカメハ産駒のゴルトベルク。

鞍上の戸崎騎手の立ち回りをみるに、序盤から一歩も引く様子をいせず2番手から押し切る競馬を選択。

さて、サトノインプレッサのこれまでの脚質とは異なるだけに、本番で彼がどのポジションにつけるかは興味深いところだが、察するにテン乗りということを踏まえてもまず矢

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【サウジアラビアロイヤルC】GI級の馬を見抜く相馬眼が問われるレース。

【サウジアラビアロイヤルC】GI級の馬を見抜く相馬眼が問われるレース。

府中のマイル重賞といえば、即座にアタマに思い浮かぶのはかつての名手・横山典騎手の存在。

サウジアラビアロイヤルCでは2014年のクラリティスカイ、2015年のブレイブスマッシュと連覇達成。

忘れもしない2015年の同レースではハナ差2着に敗れたイモータルの単勝馬券を握りしめていただけに、心の底から上手いと感服してしまった。

その後、鳴かず飛ばすの成績に終わったイモータルの競走生活を踏まえれば

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【シリウスS】試走的意味合いが強いカフェファラオの取捨。

【シリウスS】試走的意味合いが強いカフェファラオの取捨。

皆さん、ごきげんよう。

今週はシリウスSもそうですが、明日のスプリンターズSに凱旋門賞と楽しみなGIが控えているとあって、大好きなお酒をぐっと我慢し、レース映像と追い切りVTRを交互に見返しています。

そのスプリンターズSの見解であり凱旋門賞の予想は遅くとも明日正午までにアップしますので、ご興味のある方は是非チェックしてみてください。

さて、本日は中京競馬場でダート重賞シリウスSが行われます

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【神戸新聞杯】2、3着争いに長けた騎手の嗜み。

【神戸新聞杯】2、3着争いに長けた騎手の嗜み。

コントレイルのような強い馬に挑む時の心得とは?

「強い馬より短い距離を走らせること」

何の会話だよと思うかもしれませんが、こちらは騎手の思考回路であり戦術を言語化したまで。

オリンピックのトラック競技を想像いただければイメージしやすいと思いますが、仮にボルト選手が一番大外のコースをひた走り、次点の選手が最内のコースを走るとする条件で400m勝負したら、まぁ最内の選手が勝ちますよねという話です

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【セントライト記念】過去の追い切りパターンから導き出した揺るぎない本命馬◎ガロアクリーク。

【セントライト記念】過去の追い切りパターンから導き出した揺るぎない本命馬◎ガロアクリーク。

昨年は日本ダービーで大逃げに打って出たリオンリオンが再び主戦・横典に戻り後の菊花賞2着馬サトノルークスに2馬身差の完勝劇を演じたセントライト記念。

3着に上がり馬のザダルが食い込んだとはいえ、日本ダービー組強しの印象を与えたレース結果といえる。

そのリオンリオン、最終追い切りは栗東坂路コースを単走馬なり、かつ外ラチ一杯の進路をひた走り5F67.3→3F39.7→1F12.5といったラップ構成で

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【ローズS】厩舎特有の追い切りパターンには合致しないデゼル。

【ローズS】厩舎特有の追い切りパターンには合致しないデゼル。

皆さん、ごきげんよう。

今日はお遊び程度に馬券をつまんでおりましたが、福永さんのお陰で楽しませてもらいました。

3日間開催それぞれの騎乗馬の馬質をみるに、固め打ちするならばこの土曜開催とみていたのですが、計7回の騎乗機会のうち【4-0-2-1】とバッキバキのパフォーマンスを披露。

その福永騎手、聞けばローズSのリリーピュアハートにはたいそう自信があるそうです。

秋華賞はほぼほぼミヤマザクラ

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【セントウルS】阪神→中京で調整内容ガラリ一変。

【セントウルS】阪神→中京で調整内容ガラリ一変。

毎週欠かさずにチェックしているJRAレーシングビュアーの追い切り映像。

改めてセントウルSの調教VTRを見返すと、7歳馬のセイウンコウセイが3歳馬のガロアクリーク相手にメンチ切ってブイブイいわせていた。

ご存知の方も多いと思うが、ガロアクリークは今週のスプリングS優勝馬で皐月賞3着の実力馬。

これまで調教パートナーを務めていたウインガナドルから高松宮記念優勝実績を持つセイウンコウセイの胸を借

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