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只見線のあるまちにて2021/10/17

はい、今日は天気予報通りくもりでした。気温も夕方には10℃近くになり寒い一日でした。

今日は昔の写真を引っ張り出してくる予定だったので、写真を撮りには出かけませんでした。

今日引っ張り出してきた2009年10月17日の写真は、朝方の靄の中の只見線の写真と風っこ号の写真という多種にとんだ写真になっています。

風っこ号は今年も4日間一日一往復走るようで、どれかしら撮りに行こうかと思っています。

それでは、いつも通り生暖かく見てやってください。


・農サイド(2009/10/17)

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今日は朝早くに起きて、靄の中の只見線を撮ってやろうと思ったのです。昨夜いつもよりずっと早く寝た僕は、特に夢を見たりするわけでもなく、6時間と言うちょっとばかり短い睡眠で出かけたのです。現地に着いてみると、電車を示す看板の下に水玉が出来ていたので、一枚撮ってみたのです。


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僕は会津若松市内に住んでいるのですが、市内でも靄が出た通り、只見線沿線は靄で前が見えないのです。こんな中でも只見線は走っていて、どんな構図で撮ってやろうか考えたのですが、偶然柿の木を見つけ、その隙間から只見線が出てくる感じの写真が撮りたいなと思ってチャレンジしたのです。


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無事、柿の木の隙間から出てくる只見線を撮り終えた僕は、そのままファインダを覗き続け、只見線がまた靄の中に吸い込まれていく様子を写真に撮ったのです。そして、こんな時には警報機も遮断機もない松原踏切なんかは危なくて渡れないよなと、別のルートから先へと進むことにしたのです。


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さっき撮った下りの只見線が会津坂下駅ですれ違いをして、上りの只見線がやって来ます。午前9時近くになろうとしているのに、靄はいっこうに消える様子がないのです。これはこれでいいやと思い、後庵の踏切で上りの只見線を待ってたのですが、靄の中から出てくる只見線は魅力的だったのです。


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今日は2台のカメラを使って写真を撮っていたのですが、この間の単焦点2本ではちょっとまずいと言うことに気づき、標準ズームレンズを持ってきて使っていたのです。後庵の踏切に近づいた只見線と一緒に、電柱に絡まったなにか自然の葡萄みたいなものを画面半分に入れて撮ることにしたのです。


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後庵の踏切を通り過ぎた只見線を、ファインダ越しに追いかけてみます。この時は200mmの単焦点レンズで追いかけていたのですが、距離感もちょうどよく、靄が出ているんだということがわかる写真になったのです。このあと、只見線がまた靄の中へと吸い込まれていくのを眺めていたのです。


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後庵の踏切を離れ、寺崎のカーブへと向かおうとした僕なのですが、農道から国道へと出たのち、ちょっとばかり振り返って見ると、一台のトラクタと三輪自転車が見えたのです。後庵の踏切ほどの靄ではないにしろ、やっぱり靄が出ていることになんとなく興奮してしまって、写真を撮ったのです。


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後庵の踏切をあとにして向かったのは、いつも通り会津高田駅だったのですが、駅舎の写真を撮り忘れてしまったのです。なにか代わりになるものはないか色々と探してみたのです。駅のすぐそばにある踏切から会津高田駅を撮った写真があったのですが、ここでもまだ靄がかって見えたのです。


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10時近くになって靄がはれてくると、今度は風っこ号を撮る準備をしたのです。いつも通り寺崎のカーブの外側のお立ち台で撮っていれば良かったのですが、なにか農業感を出したくなって、カーブの内側の畑から撮ることにしたのですが、なかなか上手く撮ることが出来なかったのです。


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そんな失敗したことを気にしてもいられず、すぐさま200mmの望遠レンズを着けたカメラの方で、ファインダ越しに風っこ号を追いかけてみたのです。200mmの望遠レンズなんて普段使うことがないので、これまた中途半端な状態になり、2両編成の風っこ号を上手く写真に収められなかったのです。


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さっきの見切れてしまった風っこ号ですが、そのまま200mmの望遠レンズで追いかけていると、いつも撮るポイントに来たのですが、今日は飯豊山が靄で見ることが出来ないのです。ここから先、根岸駅などの田んぼの中の駅も靄で見えにくいだろうなと思いつつ、とりあえず写真を撮ったのです。


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さっき、靄の中へと見送った風っこ号と会津坂下駅ですれ違いをした、上りの只見線がやって来たのですが、まだぼんやりと靄がかかっているようです。こんな時はどうすればいいんだろうと思いながら、特に設定を変えるわけでもなく、いつも通りの只見線を撮る方法で撮ったのです。


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さっき、風っこ号を200mmの望遠レンズで撮っていて見切れてしまった場所で、今度の上りの只見線も撮ることにしたのですが、望遠レンズでは只見線2両編成を収めることは出来ないようだったのです。それならとばかりに畑で見つけたおかしな物体と一緒に撮って、良しとすることにしたのです。


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午後も2時を回って、そう言えば1時台の只見線を撮り逃がしたことに気づいて、少しばかりくやしい気持ちになったのですが、ここはなにか気分を入れ替えて撮ろうと思ったのです。稲刈り後、田んぼに落ちている、まあるい藁の塊を手前に入れて、いかにも田舎風に撮ってみることにしたのです。


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風っこ号が折り返し戻って来る時間になったのです。どこで撮ろうか迷っていると、遠くの方から汽笛が聞こえてきたのです。風っこ号が近づいていることに気づいた僕は、なにか画になるものを探したのですが、ちょうどトラクタが走って来たので、2台のランデブーを撮ることにしたのです。


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今日一日疲れたなと思って、最後の一枚はどこで撮ろうか迷ったのですが、まだ稲刈りの終わっていない田んぼがある会津本郷駅の前にしたのです。風っこ号が走っていたせいか、数分ばかり遅れてやって来たのですが、何事もなかったように会津本郷駅を出発して西若松駅へと向かったのです。そして僕も、家に帰ることにしたのです。


今日はここまでです。

会津盆地は靄ができやすいので、撮影した日みたいに靄から出てきて、靄に消えていく只見線を撮ることが出来ます。

ただ、残念なことに田んぼのあぜ道にあった柿の木は切られてしまったようです。柿の木越しに撮る只見線がいい味を出していたのですが。

それにしても写真のストックがマジでなくなってきたのです。何度も言うとオオカミ少年にされそうですが。

明日は午後、用事が終わった後、只見線を撮りに出かけようかと思っているのですが、もう夕方は暗くてまともに撮れないのです。

只見線を日めくりカレンダーのように、その月日が同じ日の写真を探したり、新たに撮ったりして、フォトエッセイを続けて半年以上が経ちます。

休んだ日にちは途中ありますが、まとめても一週間以内だと思います。

もういいだろうと思う気持ちと、まだまだやれるという気持ちが、心の中で葛藤しています。

あ~、もう3000文字近いです。終わりの時間です。

そういうことで、もうしばらくは頑張ってみたいと思います。

それではまた。



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