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只見線のあるまちにて2022/03/05

はい、今日は天気予報で午後から雪でしたが、なんとか夕方までもってくれたようです。でも今、ベランダで確認したら雨のような雪のような・・・。

今日は予想気温が10℃ということもあり、ダウンジャケットから薄手の服装へと変えたのですが、自転車で出かけるにはちょうど良かったのです。

もう、そろそろ只見線を撮りに出かけないとなとは思いつつも、楽なことを選んでしまってるのは困ったことです。

と言うか、義務ではないので撮らなくてもいいのですが、なんとなく撮りたい、そんな気持ちが心の底から湧き上がってくるのを待っているのです。

さて、今年はどんな写真が撮れるだろうか楽しみではあるのです。

だけど、今日は友人宅でまったりしていたので、昔の写真を引っ張り出してきたのです。

2009年3月5日の写真です。

ほんと、気ままに目に入ったものを撮っただけなので、こんなのがおもしろいかというのもあるかもしれませんが、最後までお付き合いください。

それでは、いつも通り生暖かく見てやってください。


・農サイド&街サイド(2009/03/05)

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天気予報から雪のマークも消え始めたこの季節、昼間は暖かくても夜になるとまだちょっと寒い、そんな寒暖差に出がけの服装も困ってしまうことがあるのです。そんな季節になり只見線は順調に走れることに、どこか喜んでいる、そんな感じがしているのは自分だけではないのかもしれません。


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今日は久しぶりに高田まで足を伸ばしてみることにしたのです。途中、道路の左を見てみるとラスタカラーとでも言うような黄、赤、緑色の物体を見つけたのです。さて何だろうかと考えてみると、あぁこれはショベルカーのアームの部分だなと気づいて、おもしろいものを集めてるなと思ったのです。


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いつも、高田に行くときには一度、会津高田駅に寄ってから目的地に行くことにしているのですが、今日はなぜだか駅を飛ばして目的地に行くことにしてしまったのです。ちょっとばかり戸惑っていると、後ろから4ストロークのエンジン音がします。ほらね、やっぱり郵政カブだと思ったのです。


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さっき本郷で撮った下りの只見線が、会津坂下駅で上下のすれ違いをし、上りの只見線がやって来る時間になったのです。いつも通り、携帯にアラームをかけておくのですが、今日は少しばかり遅れているようです。まぁ、こんな日もあるさと、少しばかり待っていると只見線がやって来たのです。


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BMWのエンブレムは飛行機屋時代の名残だと聞いたことがあるのですが、今、僕の目の前にあるのは、まさしく飛行機のプロペラのようなものだったのです。こんな3月からなんだろうなと思いながら、モグラ除けに立てているのだろうかと思ったりして、思わず一枚撮ってしまったのです。


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ここ会津美里町高田地区には、主要な農業機械メーカーの販売店があるのですが、なんとも懐かしい名前の農業機械メーカーシバウラの看板を見つけてしまったのです。そう言えば、最近聞かないなと思って調べてみたら、今ではIHIの一部になっているようで、少しばかり寂しくなってしまったのです。


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いつも、寺崎のカーブで只見線を撮った後には、伊佐須美神社に行くのが僕のお決まりのコースなのですが、今日は交差点から参道を撮っただけで先へ進むことにしたのです。それにしても、こんな日に限って神社でなにかおもしろいものがあったのではないかと、気が気じゃないのも本音なのです。


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う~ん、と唸ってしまったのは僕だけではないと思うのですが、なんとも除雪機と耕運機が一緒に並べられて売られてるのを見て、どう考えても今から除雪機を買う人はいないんじゃないだろうかと思ってしまうのです。でも、待てよ、季節外れと言うことで勉強してもらえるかもしれない・・・。


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こちらも耕運機なのですが、僕の目に入ってきたのは下にある「小西六」の文字だったのです。詳しくは知らないのですが、僕が小さい頃はコニカカラーとは言わずサクラカラーと言い、メーカー名も「小西六」だった記憶があるのです。まさか関係ないよな、そう思いながらも一枚撮ったのです。


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冬の間、家の中で過ごしていたであろう猫たちも、暖かさに誘われて外へ出てくるようになったのです。そんな猫を見つけては、写真を撮るのですが、まだ身体がなまっているのか猫本来の俊敏さなど感じさせず、なんかだるいなみたいな感じに歩き回る姿に、驚かせないように気をつけるのです。


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春になって姿を現すものと姿を消すものがあって、中でも白鳥などは日本で越冬した後、また北のほうへと帰っていくのでしょう。一方で雉なんかは一年中そこらへんにいるような気がするのですが、久しぶりに見かけたその姿は、本当にいつも飛ばないで走っているよなと笑いたくなるのです。


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広域農道の雪も完全に消えてしまい、近くのおじいちゃんとお孫さんらしき二人が自転車に乗っているのを見つけたのです。まだ、お孫さんは自転車に慣れていないところをみると、新しく買ってもらった自転車のような気がして、買ってあげたのもおじいちゃんじゃないだろうかと推測するのです。


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広域農道(あやめロードと言うらしいのですが)を後にした僕は、本郷地区へと自転車を走らせます。いつも通り、田んぼのあぜ道を走るのですが、何もない田んぼの中から、向こうに三角の屋根とこんもりした山が見えます。本郷庁舎と向井羽黒山城もそろそろ春の景色だなと、そう思ったのです。


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田んぼのあぜ道を抜け、本郷庁舎の三角の屋根に誘われるように、本郷地区へと自転車を走らせます。タバコ屋のあった信号機のところで止まると、左手の奥に水車が見えるのがわかるのですが、いまだにどこから近づいたらいいのかわからずに、遠くから写真を撮るだけで終わってしまうのです。


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今日は昼過ぎから写真を撮りに出かけたので、さすがに夕方の只見線のラッシュアワーは会津若松市内で撮って、済んだらすぐに家に帰れるようにと考えて撮影場所を決めたのです。結局、いつもの三角の山が見えるところで撮ったのですが、今日は夕陽が出てなくて少しばかり残念だったのです。


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上りの只見線を撮った後、すぐに場所をIT工場脇の野球場のそばへと移動したのですが、下りの只見線が近づいているので、ゆっくりとはできないのです。そんな焦りを持ったまま目的地へと着くと、只見線の踏切を数人の学生が渡って行くのが見え、まだ時間は大丈夫だったなと安心したのです。


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時間に間に合ってほっとしたのか、ちょっとばかり周りを見回してみたのです。野球場のほうを眺めてみるとベンチが二つ並んであったのですが、そう言えばここは桜が咲くんだったけかと、ちょっとばかり記憶があいまいなのですが、桜が見れるならゆっくりベンチに座って眺めようと思ったのです。


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そんな桜の季節のことを考えて一人楽しんでいると、遠くから只見線の音が聞こえてきたのです。そうだった、まだ只見線を撮影している最中だった、そう我に返りながら只見線の来る方向を眺めてみると、線路の上を猫が一匹のんびりと通り過ぎて行くのを、僕は一人微笑ましく眺めていたのです。


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猫は案の定、只見線を試すかのようにゆっくりと線路を渡って行き、残された只見線も何もなかったかのようにスピードを上げていきます。そして、カーブへと近づくと少しばかりスピードを落として通過していくのですが、その後姿を見ると、これから小出まで4時間の旅をご苦労様ですと、一言声をかけてあげたくなるのを我慢して、今日の撮影を終えることにしたのです。


今日はここまでです。

久しぶりにnoteを始めるときに掲げた目標に近づけました。

「只見線のあるまちにて」であって、只見線単体の鉄道写真でもなければ、街なかの風景写真だけでもない、そんな目標があったような気がします。

ここ数年は楽してしまい、只見線とお決まりの場所しか撮らなくなってしまって、写真のバリエーションが少なくなっていたのも確かです。

やっぱり、自転車でぶらぶらしながら目についたものを撮る、そんなほうがおもしろいのかもしれません。

明日の天気予報は一日中雪です。

やっぱり天気のいいときに出かけておくべきだなと思いつつも、天気が悪くても出かければいいんだよなという自分がいるのも確かです。

まぁ、その前に自転車のチェーンに油を注したりしておかないとダメだよなと、出だしから前途多難なのです。

と言ったところで、今日のところはここらへんで終わりにしたいと思います。

それではまた。



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