只見線のあるまちにて2021/09/21
はい、今日も天気予報通り快晴、写真散歩びよりでした。本当はゆっくりしようかと思ったのですが、昼間からスキの通知が来てしまいました。
そのとある方にスキされたnoteは、自分でここ3日間は晴れで写真散歩びよりだと書いたので、自分で自分の書いたものを否定することもできずに、まぁ時間があったので本郷へと出かけることにしたのです。
今週末に行われるクラシックカーラリーのルートの確認も兼ねて(ルートの詳細は知らないのですが一応ここだろうと)、久しぶりに本郷の街中を突っ切って、曲がっている電柱群のある田園地帯へと行ってきました。
話すよりも写真を載せたほうが読みやすいので(文章が多いと読むのが面倒かと思って)、本文に入ることにします。
それでは、いつも通り生暖かく見てやってください。
・農サイド(2021/09/21)
今日も友人宅でゴロゴロした後、いつものところへ行くのはやめにして、写真を撮りに出かけることにしたのです。先日、欲しいなと思った被写体が現れたのに、カメラを用意してなかったので撮れなかったので、今日は友人宅を出るとすぐにカメラを首からぶら下げたのです。そして数分後、先日見かけた被写体とおぼしき老婆が今日も現れたのです。十分に距離をとって一枚頂くことにしたのです。
老婆の写真を撮れたことに気を良くした僕は、いつもよりやる気が出てきたのです。そんなやる気の出てきた僕の前に現れたのが、「夏の終わりと秋の始まり」とでも名付けたくなるような、枯れたひまわりと今を盛りに咲いているコスモスだったのです。つい先日まで暑い暑いと思っていたのも影をひそめて、自然界のものも夏モードから秋モードへと変わっていることに、僕は強い興味を覚えたのです。
さっき、ひまわりとコスモスを撮った時には、一旦通り過ぎてから戻って撮ったのですが、今度の被写体もまた今度でいいやと思ったものを、数メートル走った後、やっぱり今撮ろうと思い撮ったものです。シミュラクラ現象というらしいのですが、人の顔に見えてしまう-しかも笑い顔-そのガス管の配置に独りほくそ笑んでいる僕がいたのです。
そんな顔を見た後に、どこへ行こうか考えたのですが、久しぶりに本郷の街中を見に行こうと思い、自転車のペダルをこいたのですが、久しぶりの光景に少しばかり戸惑っている自分がいたのです。そんな街中を通り過ぎた後は、昔撮った写真にあったもので、なんとなく好きだった電柱が曲がっている田園地帯へと足を延ばしてみたのです。10年以上経ったから、変わっているかなと思ったのですが、電柱は曲がったままで僕を迎えてくれたのです。
クラシックカーラリーのコースを下見した後は、いつも通りのところへ戻って行くことにしたのですが、その途中火の見やぐらを見つけて一枚撮ったのです。でも、なぜかいつも以上に左に傾いて撮ってしまい、RAW現像で修正したのですが、そうしたら火の見やぐらのてっぺんの部分だけ見切れてしまい、また今度撮りなおそうと思っているのですが、僕はまた忘れてしまう可能性が高いのです。
只見線をどこで撮ろうか考えて、とりあえずは本郷駅にでも行ってみようと思ったのですが、長らく撮り忘れていた本郷駅の時刻表を撮ることにしたのです。見て分かるように一日七往復しかしないのですが、夕方の5時台にだけ3本も走っていて、まるで只見線のラッシュアワーだと長らく思っていたのですが、自分だけ思っていただけで皆様に見せることはなかったものを、ようやく写真にしてお見せすることができて満足したのです。
本郷駅をあとにした後、線路沿いを走っていたのですが、なんだってこの時期はスズメが飛んでいるのです。自転車からブレーキの音などすると、スズメは一目散にと逃げてしまうのです。なにかの本で読んだ記憶があるのですが、スズメは良いことをしたので米を含んだ雑穀類を食べても良いと神様が決めたらしく、一方ツバメは悪いことをしたので虫だけしか食べていけないことになったという伝え話を今頃になって思い出しているのです。
どうしても通りたい気分になる踏切が自分にはあって、それはこの松原踏切なのですが、遮断機もない警報機もない、しかもカーブに位置して見通しも悪いと三拍子そろっているのです。踏切に分け方があるのは聞きかじったことがある程度で、この踏切が何種踏切なのかわからないのですが、そんなことを考えていると後ろから車の音がします。どうせ軽自動車だろうと思ったところ、やっぱり軽トラで僕の脇を通り過ぎて行ったのです。
そんな松原踏切を後にして、自転車で高田方面へと線路わきのあぜ道を進んで行きます。次の踏切へと差し掛かると、農道から誰か歩いてくるのが、柿の木の下にチラチラと見えます。ちょっと待ってみようかと思い、自転車を止めて待っていると、ランドセルをしょった小学生のようです。僕にはどうしても忘れられないTVCMがあって、それはJR東日本の「Papa Loves Train」と言う歌が使われているものなのですが、その中で小さな姉妹が手を握りあって田舎の踏切を渡って行く、そんな映像に憧れがあったのですが、それに近い写真を撮れたことに少しばかり気分が良くなり、先へと進むことにしたのです。
昔、コンテストに応募したフォトブックの中で、只見線が猫じゃらしのことをどう思っているか、そのうち聞いておくことにしますと書いたのを思い出したのです。結局のところ只見線に聞くことも到底できるはずもなく、やっぱり猫のように逃げていくのが落ちだろうと思っているのですが、今度また猫じゃらしすれすれに走る只見線と会話ができたら、聞いてみたいと思ったのです。
そんなこんなで、いつも通り後庵の踏切に着くと、僕は買ったばかりのRICOH GRを取りだして設定を始めます。マイ設定できるみたいなのですが、一から設定しなおすほうが確認しながらで良いと思っているのです。そんなこんなで上りの只見線を撮ってみたのですが、さすがに逆光をもろに浴びた写真は厳しいものがあってお見せ出来ないのですが、下りの只見線を磐梯山をバックに撮ってみようと思ったところ、なぜだか自分の影まで写ってしまったのです。いつもは望遠レンズを使っているので、こんなことはないのですが、たまに広角レンズを使うと、こんな現象も起きてしまうのだなと、少しばかり興味がわいてきて、次はどこで只見線と僕の影を撮ろうか考え中なのです。
そんな自分の入った写真を撮る前に、いつもの「ふくしまの米」を眺めながら、あれは誰にアピールしてるのかななどと独り考えていると、いつも現れる農家の人が、突然自転車で現れたのです。その方は田んぼの中をズンズンと歩いて行き、雑草を刈っているようなのです。このまま只見線が来るまで撮っていていいものか悩んだのですが、大丈夫だろうとふんで、そのまま撮影することにしたのです。
ほどなくして下りの只見線がやって来たのですが、なんだか今日はいつもより車体の反射が強いようなのです。手前にはさきほどの農家の方がいらっしゃいますが、気にせず撮ることにしたのです。只見線が、こんなに光るなんてことは、中々見ることが出来ず悔しい思いをしていたのですが、今日はなんだかついているようで、後庵の踏切で待っていたことにラッキーと思えたのです。
こんなについているのなら、あの場所でも夕焼けが見れるかもと思い、5時台のラッシュアワー最後の一本は、あの大川陸橋の手前にすることにして、後庵の踏切をあとにし、急いで会津若松市内へと急いだのです。今日は誰も自分の集中力を邪魔するものもなく、しばらくするとスマホのアラームが只見線が接近していることを教えてくれたのですが、なんだか中々現れません。遅れているのかなと思った頃、汽笛を軽く一発鳴らして只見線が通り過ぎて行ったのです。残念ながら今日は夕焼けが見れなかったことに、まあこんな日もあるさと思い、自転車で家路を急いだのです。
今日はここまでです。
本郷の街中は久しぶりに行きましたね。昔ながらのお店といくつもの本郷焼の窯元の看板に、あぁ本郷だなと思ったのです。
今度は久しぶりに白鳳山公園でも上って、あずまやで会津若松市内を眺めながら、ゆっくり本でも読んでみようかと思っています。
明日は午後から雨のようです。ここ3日間、晴れたので十分に写真撮りを満足することができました。明日はいつものところでゆっくりするのもいいかもしれません。
あっ、3000文字を過ぎました。ちょっと書きすぎてしまったようです。
それではまた。
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