2021年3月の記事一覧
正しいインストラクション練習法
以前こんな生徒さんが居ました。
「こないだ電車の隣の席に座っていた人がヨガの本と単語帳を持っていて、チラっと見たら、その単語帳を使ってアーサナの名前を暗記していました。私たちもやった方がいいですか?」
とのこと。
僕は「やらなくていい」と回答しました。
ヨガは暗記する類の学問ではありませんし
アーサナの名前というのは
どこかの誰かが後から付けた
うわべのインフォメーションに過ぎないので
それ
待っているだけで本当に得られるか?
ヨガの教えには
「アステーヤ(※盗んじゃダメよ)」という
基本の教えがあります。
これはもちろん
人から物を盗んじゃダメという教えなのですが
それだけではなく
必要以上に物を持ちすぎることは
「広い意味で盗みにあたるから気をつけなさい」
という教えです。
そして同時に
「本当に必要なものは必要なタイミングで得られる」
という教えでもあるのです。
待っているだけで本当に得られるか?「必要なもの
ヨガインストラクターに必要なもの
ヨガは学べば学ぶほど
『挑戦する勇気』と
『受け入れる柔軟性』が
セットで身に付いていきます。
ヨガを学べば学ぶほど
その『勇気』と『柔軟性』は
同じ意味だ
ということにも気がつきます。
ヨガインストラクターに必要なものここ5年くらいで
ユーチューバーという職業が生まれたのと一緒で
ヨガインストラクターという職業も
ここ10~15年くらいで生まれた
まだまだ新しい職業です。
僕が妻の実家で結
瞑想のルーツを知る③
瞑想のルーツを知る①はこちら
瞑想のルーツを知る②はこちら
ヨガの伝統的瞑想法である
ヴェーダ瞑想を実践する(指導する)ときには
2つのポイントがあります。
①客観視力がついてから行う過去の記憶に対する認知を
健やかなものにするためには
色眼鏡を外し
ニュートラルな目線で
その記憶を観る必要があります。
つまり
主観的に過去の映像を観るのではなく
客観的に
たまたまTVをつけたときに放送さ
瞑想のルーツを知る②
瞑想のルーツを知る①はこちら
記憶は変えられるヨガ経典では
このように伝えています。
「過去の経験が今の意識に映し出されたものを記憶という」
(ヨーガ・スートラⅠ-11)
つまり
経験と記憶は違うのです。
経験・・・過去の話→変えようがない事実
記憶・・・今の意識の話→意識なので変えられる
ヴェーダ瞑想では
記憶という一つの意識作用(心の動き)を
健やかなものにアップデートすることによっ
瞑想のルーツを知る①
瞑想と聞くと
座禅やマインドフルネスなどを
思い浮かべる方も多いと思いますが
歴史を見れば
瞑想のルーツはヨガにあることがわかります。
そのヨガの伝統的瞑想法に
「ヴェーダ瞑想」と呼ばれるものがあります。
ヴェーダ瞑想が経典に記されているのは
2500年くらい前ですが
そのルーツを辿れば
古くは5000年前にも遡り
インダス文明の担い手であった
インドの先住民たちの文化に
こういった瞑想という
制感(せいかん)とは②
制感(せいかん)とは① はこちら
良い言葉の対処法
経典では
他人から頂く良い言葉に対しても
心が惑わされないようにしなさい
と教えられています。
もちろん感謝の言葉や
お褒めの言葉は
素直に受け入れて良いと思います。
そこから派生する
ポジティブなモチベーションは
更なる活力を生み出しますよね。
しかし
注意しなくてはいけないのは
「他人の評価に執着してしまうこと」です。
他人からの
制感(せいかん)とは①
制感力
ハタ・ヨーガの代表的な経典である
『ゲーランダ・サンヒター』の第4章は
プラティーアーハーラ(制感法)についての章になっていて
文字通り「感覚器官のコントロールの重要性」
について述べられています。
その中でこのような1節があります。
賞賛であろうと、悪口であろうと、心地よい声であろうと、恐るべき声であろうと、それらのものから心を引っ込めて、心を自己の統制下におくべし。
自分に向けら