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制感(せいかん)とは②

制感(せいかん)とは① はこちら

良い言葉の対処法

経典では
他人から頂く良い言葉に対しても
心が惑わされないようにしなさい
と教えられています。

もちろん感謝の言葉や
お褒めの言葉は
素直に受け入れて良いと思います。

そこから派生する
ポジティブなモチベーションは
更なる活力を生み出しますよね。

しかし
注意しなくてはいけないのは
「他人の評価に執着してしまうこと」です。

他人からの感謝や賞賛は
やはり心地が良いものです。

しかし
心地が良いからといって
他人の感謝や賞賛を得たいと心が動いてしまうと
本当の目的を見失ってしまい
その結果
行動の質が落ちます。

例えば
現在僕はヨガの先生として
講座やクラスをやっていますが
そこに来てくれる生徒さんに
「ありがとう!」や
「先生のクラスは最高ですね!」といったような言葉をもらうために
講座やクラスを実施した場合
確実に
目先の結果が出やすいことしか
教えなくなると思います。

ヨガは
コツコツ継続することで
その良さが足し算ではなく
掛け算的にどんどん増していきます。

その「本当に大事な部分」を伝えるためには
即効性がある表面的な部分だけを
伝えていてはいけません。

ですから
他人からの「良い言葉」は素直に受け入れつつも
いい意味ですぐに忘れて
自分がやるべき行動に対して
影響が出ないようにするべきです。

結果や評価に捉われないで
今やるべきことをただただやり続けるという
「カルマ・ヨーガ」の教えが
ここで使えるテクニックなのです。

・・・

ということで
昨日今日は『ゲーランダ・サンヒター』という
ハタ・ヨーガの経典の1節を勉強しました。
日常生活に使えるテクニックとして
ぜひ活用してください。

おわり

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