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待っているだけで本当に得られるか?

ヨガの教えには
「アステーヤ(※盗んじゃダメよ)」という
基本の教えがあります。

これはもちろん
人から物を盗んじゃダメという教えなのですが
それだけではなく
必要以上に物を持ちすぎることは
「広い意味で盗みにあたるから気をつけなさい」
という教えです。

そして同時に
「本当に必要なものは必要なタイミングで得られる」
という教えでもあるのです。



待っているだけで本当に得られるか?

「必要なものは必要なタイミングで得られる」
本当にその通りだと思いますし
そう思えたら
良い出来事も悪い出来事も
自分の懐でしっかり消化できる感覚があり
とても大事な考え方だと思います。

ただ
今日はあえてここに一石を投じたいと思います。

今日お伝えしたいのは
「待っているだけで本当に必要なものが得られるか?」
という点です。

極端な例ですが
ディズニーランドで働きたいと思っている人が
家でただジーっと待っているだけで
オリエンタルランドからオファーの連絡が来るでしょうか?

インドでヨガを学びたいという人が
家でただジーっと待っているだけで
インドの航空券が家に届くでしょうか?

もちろん家でただジーっとしているだけで
何かが与えられるわけはありません。

当たり前ですが
ディズニーランドの採用情報を調べて
自らの足で面接へ出向いたり
インドやヨガの情報を仕入れて
自ら航空券を予約しない限りは
何も起こりません。

「必要なものは必要なタイミングで得られる」という考え方自体は
大賛成なのですが
「待ち方」が大事なのです。


待ち方

「人事を尽くして天命を待つ」
という言葉がありますよね。

出来ることはやって
結果は天に委ねる
という言葉ですが
本当に必要なものを
必要なタイミングで得られる人は
この「人事を尽くす」ということを実践している人です。

自分が出来ることを最大限実践したからこそ
そのとき与えられた全ての出来事に必要性を感じ
懐で消化することができるのです。

そう考えると
「本当に必要なものは必要なタイミングで得られる」という教えは
一見奥ゆかしい草食系な言葉のように感じますが
実は逆で
精いっぱい行動して人事を尽くしなさい!という
積極的な肉食系の言葉のような気がしてきますね。

おわり

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