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身体感覚を更新する

身体の変化に気づけない人は
心の変化に気づくことは出来ません。

心の変化に気づけない人は
生き方を変えることは出来ません。


フランスの哲学者メルロ=ポンティは
『身体こそ意識である』
と言っていました。

これは
「心と身体は繋がっている」
と考えるヨガの思想にとても近いです。

身体=意識

身体の扱いが上手になればなるほど
心(意識)の扱いが上手になります。

ヨガのアーサナは
身体を柔らかくするためにやっているのではありません。
身体感覚の変化を知るために行っているのです。

僕がヨガクラスで一番お伝えしていることは
「緊張と弛緩の変化」と
「動いているときの感覚と動き終わった後の感覚の変化」
この2点を意識するようにといつもお伝えしています。

なぜなら
どちらも身体感覚の変化を知る練習になるからです。

冒頭にお伝えしたように、
身体の変化に気づけない人は
心の変化に気づくことは出来ません。
心の変化に気づけない人は
生き方を変えることは出来ません。

もし
日常生活の中で
ヨガの効果が感じられないという方がいたら
それはまだ身体の変化に
気が付けていないのかもしれません。

身体の変化とは
「太った痩せた」とか
「硬くなった柔らかくなった」といったような
大味な変化ではなく
「緊張と弛緩」とか
「動いているときの感覚と動き終わった後の感覚」の変化に
もっと意識を向けながらアーサナを実習すると良いと思います。

僕たちはついつい
目先の結果を求めてしまうので
アーサナ実習時は
本当に気をつけないと
「見た目の綺麗なポーズ」を目指してしまいます。

見た目の綺麗さというのは
相対的概念です。

つまり
比較対象があって
初めて存在する概念ということです。

こういった比較で出来た世界から
一歩足を引くことが身体感覚への意識化力を高めてくれます。

おわり

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