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ヨガ哲学の学び方②

前編はこちら


コツその2「ルールにこだわり過ぎない」

ヨガの経典では

戒律への執着はヨガの学びを破壊する。
(ハタ・ヨーガ・プラディーピカー1-15)

と説かれています。
つまり
「ヨガ哲学のルールにこだわり過ぎるのは良くない」
と言っているのです。

ヨガを学んでいる皆さん方なら
よくわかると思いますが
ヨガの教えはとても柔軟です。

頑丈な型にはめられて
どんなときでもビクともしない
強い教え
ではなく
型にとらわれず
環境と状況に応じて
変化する柔らかい教えです。

僕たちが暮らしている世界は
変化し続けていますから
ルールも当然変わり続けます。

AとBの選択があった場合
ヨガという柔らかい教えを活かすと
「どちらでもOK」
という答えになることが多いです。

なぜなら
環境と状況に応じて
その答えはAにもBにもなるということを
知っているからです。

しかしながら
この「どちらでもOK」のように
答えがはっきりしないところに
ヨガ哲学の難しさを感じるという方も多いです。

でも
そこに引っかかっている自分を
もう少し俯瞰で観てみると
そこには
AかBのどちらかに決めたがっている自分が
いることがわかります。

もしかしたらこれは
ルールにこだわりすぎているのかもしれませんね。

ヨガ経典が教えてくれているように
「この世界は変化する」という事実を常に思い出し
ルールへのこだわりを薄くしていくことで
「どちらでもOK」というヨガの柔らかい教えが
しっくりくるようになると思います。

ただ
もちろんこれは
ケースバイケースです。

「これだけは譲れない」というルールは
いくつか持っていても良いと思います。
でも
あまり多くなり過ぎないように
気をつけたいですね。

つづく

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