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ヨガ哲学の学び方③

ヨガ哲学の学び方①はこちら

ヨガ哲学の学び方②はこちら


これまで
ヨガ哲学の学び方のコツを
お話してきましたが
簡単にまとめると
「ヨガ哲学は固く考えすぎちゃダメだよ」
という一言に要約できるような気がします。

ですから
柔軟に拡大解釈していくくらいの気持ちが
大事なのですが
その柔軟な拡大解釈をするためには
「ヨガ哲学の目的」を
明確にしておいた方が良いと思います。


ヨガ哲学の目的

ヨガ哲学の目的や学ぶ理由は
一体なんなのでしょうか。

そもそもヨガは
精神統一
が目的です。

例えば
何か嫌な出来事があったとき
怒ったり落ち込んだりする
揺れ動く心を
うまくコントロールするための道具として
ヨガ哲学があります。

ヨガ哲学は
心をコントロールするための道具なのです。

ハサミも
ドライバーも
自転車も
全て道具ですね。

道具は
使って初めて意味を為し
使わなければ何の存在価値もありません。

ヨガ哲学という道具も同じで
いかに理解するかではなく
いかに使うのかという部分が
本質的なのです。

そこがしっかり整理出来ると
ヨガ哲学を一字一句正確に理解しようと思うよりも
「拡大解釈でいいから使えるスキルとして身につけよう」
と思うはずです。


ヨガ哲学を使う

日常生活の中で
ヨガ哲学を使うのにオススメなのは
この5つです。

①シャウチャ
身口意をキレイにすること

②サントーシャ
置かれている環境に満足すること

③タパス
努力を受け入れること

④スヴァーディヤーヤ
進んで学ぼうとすること

⑤イーシュヴァラ・プラニダーナ
全てに身を委ね受け入れこと

ヨガを学んでいる方なら
お気づきだと思いますが
これは
アシュターンガ・ヨーガ(八支則のヨーガ)の
ニヤマ(勧戒)の5つの教えですね。

このニヤマ(勧戒)は
「こういう教えを進んで実践しましょう」という前向きな教えなので
日常生活に取り入れやすいです。

この5つの教えの中から
毎朝今日のテーマを一つ決めて
右のポッケに入れて仕事に行くだけで
1日の過ごし方が変わるような気がしませんか?

例えば
「今日は①シャウチャをテーマにして1日を過ごそう!」
と決めます。

シャウチャとは
身体と言葉と心をキレイにしましょう!という教えです。

身体の面で言うと
クレンジングを意識することで
ヨガマットを敷いて自分と向き合うことが出来るかもしれないし
普段運動不足の方が汗をかくキッカケになるかもしれませんね。

もしかしたら
普段よりも身体によい新鮮な物を食べようとするかもしれないし
普段暴飲暴食をしてしまう方が
少しだけ抑えられるかもしれません。

言葉の面で言うと
普段よりもキレイな言葉やポジティブな言葉に変わるかもしれないし
人と話すときは
「話す内容」「話し方」「話すタイミング」に気をつけようと
思うかもしれません。

心の面では
何か嫌なことがあったとしても
「シャウチャ」を合言葉に
心のリセットが容易に出来るかもしれません。

このように
①シャウチャという道具一つをとっても
日常の至るシーンで使うことが出来ます。

・・・

ということで
全3回に分けて
ヨガ哲学の学び方について
お話してきました。

皆さんもぜひ
ヨガ哲学という道具を使い
日常をより豊かなものにしてくださいね。

おわり

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