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子どもの主体性を変える「視野を広げる手伝い」

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こんにちは、旅人先生Xです。

今日は「子どもの視野を広げる手伝い」について考えたことを書いていきたいと思います。

ぜひ、のんびり目を通していってみてください。


目次は、以下の通りです。


①視野を広げる手伝いをする

学校の授業だと「先生から教わる」というイメージがある人も多いと思います。

実際に、子どもたちもそのようなイメージを持っているようです。

確かに、内容的に「教える」ことはあると私も思います。

一方で、ちょっときっかけを作るだけで、「教える」ことだと思っていた内容も子どもたちが自分たちで「学んでいく」ことに変わることもあるとも感じています。


例えば、算数の概数。

子どもたちの中には、学校でスーパーなどで買い物をする際に、無意識に概数を使ったりしています。

そこで「実は概数というんだよ。四捨五入というものもあるよ。」とだけ伝えます。

すると、今後の買い物の場面で自分で意識して使うようになる子が増えてきます。

あとは、放っておいても、「この商品は大体〇〇○円だと言えるな。あれはいくらだな」と自然と活用してくれるというわけです。

ちょっと視野が広がるだけで、自分から学んだことを活用したり、新たに学んだりしていくきっかけを作ることができると言えるのではないでしょうか。



②視野が広がるとなぜ主体性が高まるのだろうか?

「視野が広がると主体性が高まるのは、なぜだろう?」と考えてみたときに、私が思いついたのは、「素朴な疑問や確かめたい気持ちが生まれること」は理由の1つではないかということです。

先ほどの概数の例なら、「いつも買っている〇〇はいくらになるのか考えて確かめてみよう」といった具合ですね。


別の例でも考えてみます。

例えば、理科で顕微鏡の存在を伝えて、実際に使ってみたとしましょう。

顕微鏡でみてみるとそこら辺の石ころも実は一部分が宝石のようにキラキラしていたり、雑草の茎に毛のようなものがいっぱい生えていたりするわけです。

これは普段見ていたものの見え方が変わる大きなインパクトがあります。

子どもたちは、ちょっと顕微鏡をいじってみるだけで「拡大してみてみると普段見ていた世界とはちょっと違う世界があるぞ」と知ることになります。


そうなると子どもたちの中に自然と湧いてくることが多いのは、「他のものはどうなっているのだろう??」ということです。

鉛筆を見たらどうなっているのかな?
石はどれも似たような感じなのかな?
ほこりってどうなっているのだろう?

このような「疑問」が次々に湧いてくるわけです。

そうなったら、もう見るしかないです。

見たいわけです。

見てごらんと言わずとも、「〇〇を見たいんですけど、顕微鏡使えませんか?」と姿が変わっていきます。


顕微鏡の紹介と体験をほんの少ししただけでも、こうした変化が生まれるのですから、とても面白いなと思います。

実際に、私も幼い頃、顕微鏡で同様の経験をしたことがあり、とても面白かったのを覚えています。

お札もその時に観察して、小さな模様があることを知りました。


これらのことから、もしかすると

「疑問や確かめたいという気持ちを高めることは、主体性を高めることにつながるかもしれない」

と思いました。

視野を広げることは、そのための一つのアプローチと考えられます。

しばらくの間、このことをテーマに子どもたちへの授業を工夫してみたいと思います。



今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございます😊

ではまた、次の記事でお会いしましょう。

みなさま、皆様、良い一日をお過ごしください。

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