奥田和広

株式会社タバネル 代表取締役 組織マネジメント、OKR導入・運用コンサルティングを行う…

奥田和広

株式会社タバネル 代表取締役 組織マネジメント、OKR導入・運用コンサルティングを行う 著書「本気でゴールを達成したい人とチームのOKR」 https://tabanel-japan.com/ https://www.amazon.co.jp/dp/4799324616

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  • OKRまとめ

    OKRに関するnoteをまとめています

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日本企業のOKR導入事例をまとめました

こんにちは、株式会社タバネルの奥田です。 OKRの導入を検討している、もしくはすでに導入しているがもっと活用したいとお考えの方は、他社の導入事例を参考にしたいとお考えではないでしょうか? たくさんのOKR導入事例がネット上にはあふれていますが、みなさんの参考になる記事をリンクとともに、まとめてみました。 どの記事からも多くの学びがありますが、時間のない方は以下を参考に興味のある記事をお読みください。(ちなみに、随時アップデートする予定です!) ※記事の内容は、記載当時

    • アメとムチとモチベーション

      今回は「モチベーションの心理学」の中から、「アメとムチ」の項目についての読書メモを書いていきます。 「モチベーションの心理学」の概要「モチベーションの心理学」は、私たちが日常使う「やる気」「意欲」といった言葉を、学術用語「モチベーション」として学べるモチベーション心理学の入門書です。 本書によると、一般的な心理学によるモチベーションの定義は、 とされています。 第1章はモチベーションの概要、第2章は、モチベーションのグランドセオリーを、第3章~7章では代表的なミ

      • 「日本の組織におけるフォロワーシップ」を読んで

        DX、イノベーション、心理的安全性、ダイバーシティ、リモートワーク、パワハラ、エンゲージメント、メンタルヘルスなどなど パッと思いつくだけでも組織や人にまつわる課題は多い。それらについて、リーダーに責任があるとの論調をよく見かけます。 半分はその通りだと思う反面、本当にリーダーの責任なのか?リーダーだけが背負い込むのはいかがなものか?などの疑問はあります。 というわけで、今回はフォロワーについて学べる本を読んでみました! 要約組織の大変はフォロワーだが、リーダーシップ

        • マネージャーに必要なスキルを学べる3冊

          「名プレーヤー、名監督にあらず」 使い古された言葉ですが、プレーヤーとマネージャーでは必要なスキルが異なることを鮮明に表しています。 ではマネージャーにはどんなスキルが必要なのでしょうか? そこで、本記事ではマネージャー必要なスキルに言及されている本を、私の独断と偏見で特に日本企業のマネージャーにあっていると考えた3冊を選びました。どれも必要なスキルだけでなく、スキルの身に着け方など様々な知見を得られる本ですが、今回はスキルに絞っています。 なお、本記事では、管理職=マネ

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          人的資本(Human Capital)の情報開示について~Twitter、Teslaを調べてみた

          人的資本、およびその情報開示について、最近は目にする機会が増えてます。大きなきっかけの一つは、2020年にSEC(米国証券取引所)が、form10-K(日本の有価証券報告書にあたるもの)に「人的資本(Human Capital)の情報開示」を義務づけたことでしょう。 日本でも人的資本の情報開示の重要性が高まっており、多くの企業がどのような開示をするか検討しているのではないでしょうか? 最初のキャリアで有価証券報告書の作成に携わっていたこともあり、興味がありアメリカでの開示

          人的資本(Human Capital)の情報開示について~Twitter、Teslaを調べてみた

          OKRとは何か?多面的にOKRを理解できるオススメ本5冊

          こんにちは、株式会社タバネルの奥田です。 拙著『本気でゴールを達成した人とチームのためのOKR』も含め、多くのOKR解説書が世に出ています。OKRに関する知見、ノウハウ、実例がつまっており、OKRを学ぶ上では事欠かないでしょう。 一方で、自戒の念をこめて書きますが、OKRはあくまでツールです。OKRを使う組織、チーム、人には、使う目的があり、解決したい課題、実行したい戦略などがあります。それぞれの目的を果たせてこそ、OKRは意味があります。 そこで、主テーマはOKR以外

          OKRとは何か?多面的にOKRを理解できるオススメ本5冊

          副業は人を幸せにするのか?『「副業」の研究』を読んでみた

          企業にとっても、個人にとっても、ますます身近な存在になってきた副業。大手企業の副業解禁、副業者募集のニュースは、すでに珍しいものではなくなってきました。また、副業で活躍の場や収入が増えた方の個人での発信を目にする機会も増えました。 しかしながら、こちらの記事にあるように副業には難しさやしんどさも存在するはずです。 私は「人生を豊かにしたい」と思ってはじめた複業が、いつのまにか生活を圧迫し、自分を疲弊させるものに変わってしまっていました 『「副業」の研究』とは?本当に副業

          副業は人を幸せにするのか?『「副業」の研究』を読んでみた

          戦略から考えるOKR

          OKRは「Objectives and Key Results」の略称で、目標設定、管理の手法です。日本でもITベンチャー系企業を中心に広まり、近年では花王、静岡銀行など様々な企業で導入が進んでいます。 OKRの意義について、GoogleにOKRを伝えたジョン・ドーア氏は著書の中でこのように記しています。 OKRはみなさんの最も重要な目標を明確にする。全員の努力のベクトルを合わせ、協力させる。組織全体に目的意識と連帯感をもたらし多様な活動を結びつける。 OKRを正しく設定

          戦略から考えるOKR

          人的資本(Human Capital)の情報開示について~スターバックス、ディズニーを調べてみた

          SEC(米国証券取引所)が、form10-K(日本の有価証券報告書にあたるもの)に「人的資本(Human Capital)の情報開示」を義務づけると昨年発表しました。 日本でも人的資本への関心が高まっていますので、数年後には日本でも開示が義務付けられるかもしれませんね。 実は最初のキャリアで、経理部で有価証券報告書を作っていました。そして、今は組織や人事に関わっているので、両面から興味を持ち今回調べてみることにしました。(英語は苦手なので、DeepLやGoogle翻訳に助

          人的資本(Human Capital)の情報開示について~スターバックス、ディズニーを調べてみた

          『目標共有』は何をもたらすのか?を日本企業の研究結果から見直してみた

          OKRの特徴の一つは透明性であり、設定から運用まで常に全社公開、共有されます。OKRに限らず当たり前のように「目標共有することは良いことだ!」と言われていますが、あらためて目標共有が何をもたらしているのか?どんな研究があるのか?を主に日本企業を対象とした研究、調査から見直してみました。  ※本文中の図、および ” ” は該当の論文、書籍より引用しております。 目標共有は業績向上をもたらす「縄田 健悟, 山口 裕幸, 波多野 徹, 青島 未佳(2015)企業組織において高業績

          『目標共有』は何をもたらすのか?を日本企業の研究結果から見直してみた

          なぜ心理的安全性はチームの業績向上につながるのか?

          心理的安全性とは心理的安全性とは「組織・チームの中で、対人リスクを恐れずに思っていることを気兼ねなく発言できる、話し合える状態」のことを指します。 心理的安全性の関心が高まったきっかけは、Googleによる調査でした。 Googleのピープルアナリティクスチームは効果的なチームに必要な因子を導き出しました。まずチームにおいて重要なことは「誰がチームのメンバーであるか」よりも「チームがどのように協力しているか」であることです。そしてそのために最も重要な因子が「心理的安全性」と

          なぜ心理的安全性はチームの業績向上につながるのか?

          OKRの誤解を解く名言「出る前に負けること考えるバカいるかよ!」

          こんにちは、株式会社タバネルの奥田です。 今はそれほどでもないのですが、プロレスにハマっていた時期があります。肉体のぶつかり合いはもちろんですが、言葉のぶつかり合いもプロレスの魅力です。数多くのプロレスラーがリング内外で数々の名言を残しています。 その中でも、「燃える闘魂」アントニオ猪木は別格と言えるでしょう。その中でも有名な名言の一つをご紹介しましょう。 出る前に負けること考えるバカいるかよ! 試合を前にピリピリしているアントニオ猪木に「もし負けるということがあると

          OKRの誤解を解く名言「出る前に負けること考えるバカいるかよ!」

          「アジャイル化する人事」を読んでみた

          こんにちは、株式会社タバネルの奥田です。 前回のアジャイル本についてのnote記事を書いた勢いに乗って、今回は人事分野のアジャイル化について書かれた「アジャイル化する人事」を読んでみました。 本の内容に触れる前に念のため確認しておきます。人事業務は以下のプロセスを中心に成り立っています。 ・採用/退職 ・配置 ・評価 ・報酬 ・育成 本書では、これらの人事業務にアジャイルをいかに取り入れているのか?を学べることを期待して読み進めました。 アジャイル化する人事こちらは

          「アジャイル化する人事」を読んでみた

          非エンジニアが「アジャイル」を理解するために最初に読むべき2冊

          こんにちは、株式会社タバネルの奥田です。 「アジャイル」 もともとはソフトウエア開発手法として、エンジニア組織を中心に普及しました。しかし、今日ではソフトウェア、エンジニアの領域を大きく超え、幅広い領域、そして一般企業の組織全体にまで適用され始めています。 私が専門とするOKRも同様で当初はIT系企業から普及しましたが、今では幅広く普及し始めています。また、私のクライアントにはすでに「アジャイル開発手法」を取り入れている企業、部門も多く、以前より関心がありました。 そこ

          非エンジニアが「アジャイル」を理解するために最初に読むべき2冊

          「科学的な適職」でオンラインABDをやってみた。

          こんにちは、株式会社タバネルの奥田です。 職業選択の自由を有する 就職、転職など、誰もが経験する「職業選択」 誰もが経験するにも関わらず、多くの人が迷い、悩み、ときに後悔する正解がない行為であるとも言えます。 どのようにすれば最高の職業選択ができるか?を、膨大な論文、調査に基づき科学的に導き出しているのが、「科学的な適職」です。 今回、この本についてABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®)を、ZOOMを使ったオンラインで実施しました。 先ほども述べた通り誰もが経

          「科学的な適職」でオンラインABDをやってみた。

          オンラインでサクッとできるチームビルディング・ワーク ②新メンバー採用ワーク

          昨今の状況で急遽リモートワークを始めた企業も多いかと思います。 ZOOMなどIT環境の整備は進んでいますが、実際に離れて仕事をする中で一人で働いているような寂しさ、孤独感を感じることはないでしょうか? そこで、リモートワークをしているチームに向けて、オンラインでサクッと20分でできるチームビルディングワークをご紹介します。 今回は第二回目は「新メンバー採用ワーク」です。(別名は「サザエさんワーク」) 各自の価値観、チームに必要な要素、課題についての対話を促進し相互理解で

          オンラインでサクッとできるチームビルディング・ワーク ②新メンバー採用ワーク