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制作雑記

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2020年の終わり。

2020年の終わり。

写真作家の才田です。
気がついたら2020年が終わろうとしています。

本当に色々あった1年。私の制作も大きく軌道修正せざるを得ず、また経験したことによって作品も変化していくだろうと思います。

私にとっての2020年は「疫病と死」「交通事故」でした。

疫病と死私は「命の質感」というテーマで10年近く制作を行ってきました。「私達は生きていて、いつか死ぬ」ということ。当たり前の事ですが日々を過ごし

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現状記録。

現状記録。

写真作家の才田です。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって世界中の人々の生活は大きく変化しました。私の作品を観てくださっている方々の生活にも様々な影響があったことと思います。

私自身の状況としては……

・撮影の仕事が全て無くなった
・年内に予定していた展覧会が全て中止・延期となった
・兵庫在住で大阪・京都の撮影現場で制作をしていたので、「県をまたいだ移動自粛要請」によりそれが

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誕生祝返礼と2020年に向けて。

誕生祝返礼と2020年に向けて。

去る11月29日は私の誕生日でした。いろんな方からお祝いを頂いたのですが、11月中旬から仕事や展覧会準備に追われ、noteでの返礼記事を投稿することができないまま12月末になってしまいました。師走を甘くみてはいけませんね……。

誕生日は毎年amazon欲しいものリストを公開してインターホンがなるのを正座して待つのが慣例となっています。

ランチョンミートタワー。総重量5kg超え。

今年は大量の

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命日をジーマブルーに染めて。

命日をジーマブルーに染めて。

このnoteを簡単に説明すると…

・netflixオリジナルアニメ「ラブ、デス&ロボット」の中の1篇「ジーマブルー」がとても素晴らしい内容だった。
・「ジーマブルー=原点」としたなら、私にとってのジーマブルーとは?
・原作もアニメと合わせて読んでみたい(洋書)

といったものです。アニメ作品を観た感想と私個人の体験(やや重い話)を織り交ぜた内容なので、「ラブ、デス&ロボット」への感想・解説とは趣

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空想の景色を撮り続けて見えた流星について。

空想の景色を撮り続けて見えた流星について。

「ユウゲンの極光」シリーズの撮影を始めて約半年が過ぎた。

2019年4月に参加した企画展の際に用意したフレーバーテキストにも書いていたが、「ユウゲンの極光」シリーズは他の作品を撮影していた時に偶然撮れた写真がスタートだった。

撮影した時の状況、カメラや機材の設定をもとに再現を試みたが最初はうまくいかず、モデルさんに申し訳ないと思いつつ何時間も動き回らせたり機材の微調整を繰り返していた。

私は

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