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今日はパープル・デー[0825]


"Purple Day" / "Wear it Purple Day"

8月25日 オーストラリア(やニュージーランド?)では、
「Purple Day
   / Wear it Purple Day(パープルを身につける日)」
です。

10年ほど前、この日に紫色シャツ小物に囲まれる取り組みは
始まりました。


ものさしは、ひとつだけじゃない!?

街中いたるところで張り紙食べ物売り品洋服が目立ちます。

この日は、LGBTIQA+に代表される個人の「性自認/性的指向」に加えて

「人種出自宗派障害体型経済的/社会的地位」など
「様々な局面に現れる背景多様性」
「気づき認め理解し、受け入れ接する機会」を提供しています。

『みにくいアヒルの子』に出てくる、黄色の兄弟たち彼ら自身もそれぞれ少しずつ違う性格、そして色と毛並みを持っていることに気づかない。


当日の過ごし方

私が交換留学で通っていた高校(パース)や、現在通っている大学(シドニー)でも、Purple Dayは 当日の前々から企画/告知されています。

8/25は、紫色のアイテムを持つだけでなく、あわせてイベントコミュニティが開かれ、「数えきれない違い気軽/身近なものにしよう」と試みる日。

例えば、
ルールブック世間話何気なく使用する表記在り方変え方を模索したり
・LGBTの四種の分類に縛られない他者/自身の好みについて一緒に考えたり
・同じような違和感悩みを持つ人々が繋がる機会を提供したり。

このエフェクトは、初めて見ました。何種類かあるようです。


おまけ1: 多様性 in Australia

オーストラリアでは、移民/先住民の話題は、常日頃から身近にあります。
アンケートなどでも、必ずと言っていいほど、出身や先住民か否かを尋ねる質問が組み込まれています。

実際に大学内においては、先住民に敬意を表す文言フラッグが、
間違いなく教材や教室で見つかります。
(慣習というよりかは、条例の影響かもしれないけれど)

また、肌や髪の色英語が話せない/お酒が飲めない/お金に余裕がないことなどを指摘する/陰口を言うところを私はここ2年間過ごす中で、今まで見聞きしたことがありません。


おまけ2: LGBT啓発 in Australia

オーストラリアでは、LGBT啓発についての機会として
世界的な取り組み Pride Month (6月のプライド月間)があります。

また、多様な色とひとつひとつの色のあいだのグラデーションを表した虹色のアイテムは、多くの店/団体/個人が、LGBTフレンドリー(当事者アレイ、または単に嫌悪/忌避するつもりがないこと)を示すために用いています。

当たり前のように、「この店はLGBTフレンドリーですか?ーもちろん!」という会話が対面/SNSなどでなされています。だんだん、この質問自体が存在しなくなるのかも。


おまけ3: ハッシュタグ紹介

"Be Proud of Who You Are" /「あなたが誰であるかを誇りに思って」

時事的かつ、生の英語での投稿が増え続けています。
ハッシュタグを用いて、いくつか覗いてみるのもよいかもしれません。

たとえば…
あなたであること誇りに思って
 Be proud, Be proud of you, Be proud of yourself, Be proud of who you are
そのままの自分受け入れてあげよう
 Love myself, Embrace yourself, Natural Beauty
・あなたには価値がある, あなたは強い, 発信していこう
 You are worth it, You are worthy, You are powerful, I am strong
・自分がやりたいように生きる
 Live a life you love, Follow your path, Life is beautiful, Be the best


余談: 国際的な「パープル・デー」

3月26日は、epilepsy(てんかん)の症状や患者への理解を深める「パープル・デー」です。オーストラリアでも、ラベンダー色の持ち物を通じて、てんかん啓発の機会を提供します!


*今日の独り言/英語表現*

[フォーマルな名詞・動詞]
"Embrace"
: 抱きしめる。受け入れる。帰依する。
_em(の中へ)+brace(もたれかかる)というイメージ?
_日常会話だと。Hold, Accept, Include, Become a believer!


[慣用表現]
"Born to(もしくはin) the Purple"  : 高貴な生まれである。王家に生まれる。
_紫が一番上なんて、冠位十二階みたい!
 かたや血筋、かたや能力が決める身分ですが。
 染料の手に入りにくさなどと関係しているのでしょうか…(完全な憶測)


[イギリス英語 v.s. アメリカ英語]
"Purple" or "Violet"
_1. 指している色そのものが少し違う
  暖色/濃いめの紫 v.s.  寒色/薄めの紫
  画材等では、「バイオレット」ときどき見かけます。

_2. 単なる好み/傾向
  イギリスでよく使われる表現 v.s. アメリカでよく使われる表現
  バイオレット(スミレ)は、アメリカの州の花になってたりも。



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最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。
オーストラリア・シドニーで暮らしている大学生の日記です。
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