最近の記事

仙台育英の決勝展望について

 仙台育英が夏の甲子園で決勝進出しました。宮城県民としては嬉しいところですが、須江監督が言うようにまだ白川の関がみえる所まで来たというのは早いです。というのも、東北は決勝では負けの歴史。秋田中が1915年に決勝を戦って以来、なんと107年間で12連敗。特に2000年代になってからは、数年おきに決勝進出しており、チーム力が劣っているなかたまたま決勝に辿り着いたというわけではないのです。しかし、決勝が勝てません。決勝はいわば東北勢にとっての鬼門なのです。  今回の仙台育英はこの決

    • 『竜馬がゆく』を読んで、勝海舟に興味を持ったから調べてみた

      今、『竜馬がゆく』を読んでいます。 司馬遼太郎が書いた名作で、もう何十年も前に出た小説だけど、いまさらながらに読んでいます。 ほぼノンフィクションのため、作中で出てきた人物をネットで調べたら色々出てきて面白いです。個々の人物の歴史ももちろんだし、観光地としても沢山残っています。小説が進まず脱線しまくっているけれど、面白すぎます。調べながら読んでいると、幕末にどんどん詳しくなっていくし、小説の理解も深まってきて竜馬の世界にどっぷりはまってしまっています。 ネットで調べるだ

      • サウナしきじでととのった話

        サウナの聖地しきじ。 静岡にあるのでなかなか行けないと思っていたけれど、車で行けば人との接触もないし行けるのではと考えて行ってみた。 車を650キロ飛ばして行ってきた。高速使えるところ全部高速使っても8時間30分。休憩も挟んでいるのだが、途中ふらふらになりながらしきじまで到着した。運転は300キロくらいがちょうどいい。 平日の夜に行ったので、混んではいたけれど快適に過ごせるくらいの混み具合だった。 最初に身体を洗ってサウナに入る。フィンランド式のサウナだ。結構高温だけ

        • サガレン 樺太/サハリン 境界を旅する(書評)

          総合評価★★★☆☆ (おもしろい) あらすじ樺太/サハリン。日本とロシアの間でゆれる歴史を持つ土地だ。 宮沢賢治。日本人にとっては非常になじみのある人物だ。 日本の歴史のなかで幾度となく出てくるこのふたつが交わるときがあった。そう、宮沢賢治が樺太/サハリンを訪れたことがあったのだ。 そのときに宮沢賢治は何を感じていたのだろうか。実際に樺太/サハリンを訪れるなかで、宮沢賢治が花巻~樺太/サハリンを移動するなかで作った詩を読みながら当時の心境を紐解いていく。そして、今も樺

        仙台育英の決勝展望について

          始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎(書評)

          総合評価★★★★☆ (すごくおもしろい) あらすじ中華はなぜあれほど広大な土地を統一し続けることができているのか? その謎は、秦の始皇帝(政)が中国を初めて統一した時代、すなわち春秋戦国時代にあった。 始皇帝ばかりが注目されるが、始皇帝は秦がそれまで作ってきた中華統一への土台を花咲かせたに過ぎない。始皇帝が生まれるずっと前からその道は繋がっていた。 残念ながら秦はすぐに滅びた。しかし、その後も中華は国名を変えながらもほぼ統一状態を保っている。これは世界の歴史上非常に稀

          始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎(書評)

          世界一「自由」な会社、NETFLIX NO RULES (書評)

          総合評価 ★★★★★(必読) あらすじ今、世界中で絶大な人気が出ているNETFLIX。 小さなDVDレンタル店だったNETFLIXは今や動画エンタメ界で世界トップを獲る超巨大企業になっている。なぜ、そこまでの超成長を遂げることができたのか。そこには、NETFLIX独自の「自由と責任」のカルチャーがあった。  NETFLIXは以下のステップを踏んで、独自のカルチャーを醸成してきた。 「+」能力密度を高める⇒「+」率直さを高める⇒「-」コントロールを減らす このステップ

          世界一「自由」な会社、NETFLIX NO RULES (書評)

          お金以上に大切なもの

          漠然とだが人生の目標がある。 それは「幸せに生きたい」ということ。 漠然とし過ぎて何なのか分からないので、今日はそのうちに一部について書きたい。 まず、最初に考えがちなのがお金があれば幸せになれる。ということだ。お金があれば、好きなものも買えるし、好きなこともできる。働かなくてもいい。不自由ない生活ができるから幸せだ、と思う。 お金が与えてくれるのは、まさにこの「不自由ない」生活だ。 もっと言うと、「お金で解決できるものに不自由しなくなる」ということだ。そしてこれは

          お金以上に大切なもの

          発信をすると、夢を実現できる確率は何倍にもなる

          何かを成し遂げたいときに出る力はどれくらいだろう? 普通の人は一人だと一馬力しかでない。 もっと頑張ったら普通の人より幾らかは高い力は出せる。でも、頑張って頑張っても2倍までいったら相当すごい。3倍、4倍となると相当辛いし、出せたところで長く続けることはできない。 ではこの力を安定的に出していく方法はないだろうか? 出た力というのはアウトプットの量であり、量を大きくするにはそれを生み出す土台を大きくする必要がある。 つまり力を多く出すのに必要なのは、力の発信源の大き

          発信をすると、夢を実現できる確率は何倍にもなる

          私が実践した英語学習の方法

          英語が苦手な人は多いと思う。私もその一人だ。外国の方と話したいとは思うものの、話してみると全くコミュニケーションが取れず、結局残念な顔をされながら「OK」と言われて会話が終わる。そんな経験を何回もしてきた。 そんな私が英語学習をする上で、効果的だったと思う勉強法についてメモしたい。はじめは全く分からなくてもも続けたら、徐々に英語力が身につくのが実感できるはずだ。 英語学習で鍛える能力とはまず、英語学習とは何の能力を鍛えることかを考える必要がある。英語に必要な能力とは、英語

          私が実践した英語学習の方法

          Nizi project

          最近、TVでNiziUの名前をよくみかける。 NiziUと言えばNizi projectというオーディション番組をしていたことを思い出した。それで、T VでNiziUを観る前にオーディションの過程を観たいなと思ってNizi projectを全部見ることにした。あとはJYparkさんのフィードバックが凄いとも話題になっていたのもある。 全部観た今、ぱっと思いつく感想は、「1年でこんなにも変われるんだ」ということ。東京合宿に行く選考のオーディションでも十分上手いなと思ったのに

          Nizi project

          株主優待について

          先日株主優待について調べたので書く。 株を買うと、売却益のほかに配当金や株主優待がついてくる。 これらを有効に使うことで、効率的に資産を増やしていくことができる。今回は株主優待が色々な種類があったので、今後に自分で買うことも含めて書きたいと思う。 まず株主優待を選ぶうえでのポイントで重要なのが、 ①必ず使うか ②配当金+株主優待の利回り ①自分が必ず使うかは、単純に使わないと利益にならないからだ。利益にならなければ、結果的に自分にとっての利回りは低くなる。クオカー

          株主優待について

          宮城県を旅する

          コロナ前はちょくちょく全国を旅していた。 北は北海道から南は沖縄まで、その土地ごとに趣があって笑えるような恥ずかしいような沢山の思い出もある。 しかし、コロナが流行りだしてから全く県外に出ることがなくなった。 しばらく家に引きこもっていたが、どこか出かけたくなる。でも行けないので、近くをドライブをしてみる。 そうすると、宮城県にもまだまだ行ったことがない土地があることに気づいた。仙台市近辺に行くことが多いが、そこから少し外に出ると周りは山に畑に海に田んぼ。すごく美味し

          宮城県を旅する

          ハイキュー!!を読んだ

          ハイキュー!!とは、高校バレーの青春物語。 主役は烏野高校。5年前に一度全国大会に出場したが、その後は低迷を続ける高校だ。この高校が努力の末、春高に出場して躍動する過程が描かれている。 弱者が強者を倒して成長していく。王道のストーリーだ。では、なぜここまで人気があるのか。 まずキャラ設定がしっかりしている。 主人公の日向は前回烏野高校が春高に出た時に小さな巨人と呼ばれていたエースに憧れて入学してきた身長164cmの小さな男の子だ。そして、中学の時は試合にも出られないくらい

          ハイキュー!!を読んだ

          THE TEAMを読んで

          『THE TEAM』を読んだ。 昔、地球上には6種類の人間がいて、現在生き残ってのは我々ホモ・サピエンスだけだ。そして、能力が一番劣っているのもホモ・サピエンスだった。それではなぜ生き残れたのか。それは集団の力を使ったからだ。 最近だと、リオデジャネイロオリンピックで銀メダルを獲得した日本の400mリレーなども挙げられる。個々の力では絶対的に劣る日本チームだったが、バトン受け渡しの技術などチームの力をあげることでアメリカなどの強豪国に勝つことができた。 このように人は1

          THE TEAMを読んで

          『NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ』を読んで

          インターネットが一般に普及してから、既に20年以上経った。その間の進歩も目覚ましく、最初は電話回線にパソコンでつないでいたものが、今は携帯電話でもネットが気軽にできる時代になった。そして、どんどん私たちの身近なものへと変わっていき、生活を劇的に変えていった。 インターネットは産業革命以来の大きな社会変化だ。それまで近くにいる会ったことのある人としか繋がれなかったものが、遠くに住んでいる会ったことのない人とも繋がれるようになった。趣味が合う人や同じ目的意識を持つ人を簡単に探す

          『NEW POWER これからの世界の「新しい力」を手に入れろ』を読んで

          現代人が悩む、つながり

          森美術館の現代アート展に行ってきた。テーマは、つながり。 今の世の中、リアルだけでなくSNSでのつながりも増えてきて、一見すると昔より繋がりが密になっているように思える。しかし、つながりが多様化する一方、少しでも共感が得られない者とは繋がらない細分化、分断化も起きている。外からはつながりがあるように見えても、当の本人は孤独を感じているという場面も増えている。 そんな作品を観ながら、つながりとは何かを考えた。 現代人が悩むつながりとは、心のつながりだろう。物理的なつながりは

          現代人が悩む、つながり