お金以上に大切なもの
漠然とだが人生の目標がある。
それは「幸せに生きたい」ということ。
漠然とし過ぎて何なのか分からないので、今日はそのうちに一部について書きたい。
まず、最初に考えがちなのがお金があれば幸せになれる。ということだ。お金があれば、好きなものも買えるし、好きなこともできる。働かなくてもいい。不自由ない生活ができるから幸せだ、と思う。
お金が与えてくれるのは、まさにこの「不自由ない」生活だ。
もっと言うと、「お金で解決できるものに不自由しなくなる」ということだ。そしてこれは、プラスを作るよりもマイナスを消す要素の方が強い。つまり、お金は幸せになるというプラスよりもマイナスを消すという意味で必要なものと考えた方がいい。
もちろん、経験を買うなどお金で幸せになることもできる。でもお金がすべてではないし、もっと大切なものがある。
では、お金よりも重要なものは何かというと、それは「健康」と「いい人付き合い」だと思う。
健康はお金よりも重要だ。健康になるためにはお金をいくら払ってでもなりたい。年を取るとそう思うらしい。たしかに、幸せな状態というのは不自由を感じていないというのは最低条件であるが、不自由を感じる時間の長短は幸せに直結する。健康を害しているというのは、常に何かしら不自由を感じているものであり不満がある状態であるということだと思う。そして、できることも限られるからやりたくてもできないものが増えていくのだ。健康である。それだけで、お金持ちよりも幸せである。
そして健康には身体の健康と心の健康がある。
心の健康に大切なのが、好きな人に囲まれるということだ。人は孤独では生きていけない。誰かがいなければいけない。これは人間の歴史をみてもそうだろう。仮に人間が単独行動を好む生物であったら、とっくの昔に滅びている。人は力を合わせて集団行動することで繁栄してきた種族だ。それなのに、今の人たちが孤独のほうがより生きられるかというとそんなことはないと思う。
人付き合いに大切なのは、その人の自尊心を満たすこと、そのためには相手を一人の人間として尊重することが重要だ。相手のために動くことを考えて動く利他主義でいたい。
不思議とそれらは自分に跳ね返ってくる。そして、自分が一人で自己利益最大化のために頑張っていることとは比べ物にならないような面白いことが起こるようになる。
好きな人が何人もいると、幸せも何倍にもなる。
お金は最低条件として必要であり、ここは解決しなければいけないところだ。
だけど、それ以上に力を入れるのは健康といい人付き合いをすることだ。本腰を入れて取り組むのはこっち。
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