大洗サーフレジェンドヒストリー 風の来し方、波の行く末。
「この街で最初に波に乗ったのは誰だ?」 茨城県大洗町を舞台に、サーフィンの導入と発展を紡ぐリサーチプログラム。 この街のレジェンダリーサーファーたちからかつての海を記憶を聞き、次世代に繋いでいく試みです。
(前回の続き) レジェンダリーボード(倉庫に移動して) ––––この板を小野瀬さんのイトコのお兄さんが使ってたんですか。 小野瀬:使ってたと思うんですよ。ガレー…
(前回の続き) 阿字ヶ浦から大洗へ小野瀬:その頃の大洗って、サーフィンはあんまり(主流ではなかった)。夏は午後から南風が吹いちゃう。午前中はできるんだけど、自分…
(前回の続き) 大洗の“free and easy”小野瀬:自分の一世代前には、もう大洗が(サーフスポットの)メインだった。“free and easy”っていうお店が大洗にあったって聞…
サーフショップウェッジオーナー:小野瀬祐一さん サーフショップ「ウェッジ」は、大洗町の最北端、那珂川の河口からほど近い場所にある。栃木県の那須岳を源とするこの…
(前回からの続き) 現在の大洗サーフィン事情––––今と昔で変わったことってありますか。やってる人は当時より増えましたよね。 坂本:(サーファー人口が)増えたね…
(2020.7.6一部訂正) (前回からの続き) 坂本さんのサーフヒストリー––––坂本さんは大洗から離れたんですか。 坂本:一八のときに神奈川に行った。サーフボードと…
(前回からの続き) 最初のサーフショップ––––その頃サーフィンで覚えてることはありますか。怖かったとか。 坂本:ボードもチョウロク(=マトモ)じゃないけど、リ…
(2020.7.6一部訂正) イエローサンズ代表:坂本清克さん サーフショップ「イエローサンズ」は、全長一.五キロの海岸線をもつ大洗サンビーチの最南端にある。あまり観光…
古代ポリネシア人がかつて海と対峙する中で育まれたサーフィンという行為は、大航海時代の最中、イギリスの探検家ジェームス・クックによって「発見」された。この民族の…
2020年8月5日 00:53
(前回の続き)レジェンダリーボード(倉庫に移動して)––––この板を小野瀬さんのイトコのお兄さんが使ってたんですか。小野瀬:使ってたと思うんですよ。ガレージの中にあった。だけどもう壊れてたからそのまま置いておいて。––––貴重ですね。––––シングルですね。見た目は重そうですね。小野瀬:素材も重いですよ。長さは二メーターくらいですね。多分大洗のルーツはここだと思うんだ。俺の
2020年7月26日 11:44
(前回の続き)阿字ヶ浦から大洗へ小野瀬:その頃の大洗って、サーフィンはあんまり(主流ではなかった)。夏は午後から南風が吹いちゃう。午前中はできるんだけど、自分らは南風だと阿字ヶ浦が朝からいいって知ってるから、夏は南風だと阿字ヶ浦。北風だと大洗。北東が吹くと平磯(※現ひたちなか市平磯町の海岸)も出来た。港に囲まれて風の影響もないから。常連:本当に阿字ヶ浦で出来なくて、大きいときだけ(大洗でや
2020年6月22日 20:01
(前回の続き)大洗の“free and easy”小野瀬:自分の一世代前には、もう大洗が(サーフスポットの)メインだった。“free and easy”っていうお店が大洗にあったって聞いてるけど、自分もその時代にサーフィンしてなかった。––––それはサーフショップだったんですか。小野瀬:そう、メーカー。そこの古い板もうちにもあるんだけど。––––そこが坂本さん(イエローサンズ代表の
2020年6月17日 23:11
サーフショップウェッジオーナー:小野瀬祐一さん サーフショップ「ウェッジ」は、大洗町の最北端、那珂川の河口からほど近い場所にある。栃木県の那須岳を源とするこの川は、今もサケやアユが遡上する関東最後の清流として名高い。そしてこの那珂川の河口に位置する大洗海岸は、毎年Japan Pro Surfing Tourの「I.S.U茨城サーフィンクラシック」が開催される県内随一のサーフスポットでもある。
2020年4月18日 14:53
(前回からの続き)現在の大洗サーフィン事情––––今と昔で変わったことってありますか。やってる人は当時より増えましたよね。坂本:(サーファー人口が)増えたね。阿字ヶ浦もそうですけど、ここにも地元でやってる人たちがいて、どっちかっていうと、よそから来る人はその地元の人たちのことをわかって、多少遠慮してやってたんだけど。今はもうその辺がなくなっちゃって。––––サンビーチとか大きくメジャー
2020年4月18日 14:49
(2020.7.6一部訂正)(前回からの続き)坂本さんのサーフヒストリー––––坂本さんは大洗から離れたんですか。坂本:一八のときに神奈川に行った。サーフボードとかウェットスーツとかやってるとこ。知り合いがその時(神奈川に)行ってて、そこのシェイプしてたんで紹介っていうか。叔父さんがここにいてもしゃあないから、神奈川いけって。就職みたいな感じで。で、神奈川で大きいサーフショップでお店番
2020年4月18日 14:43
(前回からの続き)最初のサーフショップ––––その頃サーフィンで覚えてることはありますか。怖かったとか。坂本:ボードもチョウロク(=マトモ)じゃないけど、リーシュコードってあったんだろうけど、ウチら買えなかったし。サーフショップがまず大洗になかった。始めた頃はイシゲさんが、今の那珂湊(ひたちなか市の地名。大洗と橋で隣接する港町)でテナントを借りてサーフショップ始めたんだよね。ワックスとか買
2020年4月18日 14:40
(2020.7.6一部訂正)イエローサンズ代表:坂本清克さん サーフショップ「イエローサンズ」は、全長一.五キロの海岸線をもつ大洗サンビーチの最南端にある。あまり観光客が立ち寄らないが、サーフスポットとしてはよいエリアだ。「海の子ポイント」といえば、茨城をホームにするサーファーにはなんとなく場所がわかるかもしれない。 取材に伺った際には、お店の改修工事が行われていた。「こっちに移転して一七
2020年4月18日 14:36
古代ポリネシア人がかつて海と対峙する中で育まれたサーフィンという行為は、大航海時代の最中、イギリスの探検家ジェームス・クックによって「発見」された。この民族の生の様式と密接に関係した行為が遊戯・スポーツとして人口に膾炙するようになるのは、二〇世紀初頭のハワイでのムーブメントを待たなくてはならない。カハナモク家の長男、デューク・カハナモクによって世界中に紹介されることになったスポーツとしてのサーフ