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ORCID。学術的アイデンティティを確立しよう


📖 文献情報 と 抄録和訳

引用の強迫観念と学術的アイデンティティの解明:ORCID番号の重要性

📕Hernigou, Philippe, and Marius M. Scarlat. "Unlocking citation obsession and academic identity: the importance of ORCID numbers." International Orthopaedics (2023): 1-3. https://doi.org/10.1007/s00264-023-06069-1
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✅ 前提知識:ORCIDとはどんなものか?

■ 執筆者のORCID:https://orcid.org/0000-0001-9820-4703
↓ 例で示されている論文
📕Kaizu, Yoichi, et al. "Clinical Prediction Models for Nonmortality Outcomes in Older Adults With Hip Fractures: A Systematic Review." The Journals of Gerontology: Series A 78.12 (2023): 2363-2370. >>> doi. https://doi.org/10.1093/gerona/glad205

[レビュー概要] ORCIDは2009年に初めて発表された。ORCID, Inc.は、2010年8月に米国デラウェア州で独立した非営利団体として法人化され、国際的な理事会を設置しています。2012年10月16日、ORCIDはユーザー識別子を発行するレジストリサービスを開始しました。2014年に100万人が登録したORCIDは、2022年には1,470万人にまで拡大した。2021年にシュプリンガー・ネイチャーのウェブサイトが更新され、原稿投稿システムからORCIDに直接、査読活動の確認とクレジットの付与ができるようになった。デジタル革命と研究者の識別は一歩前進した。

■ ORCIDの利点①:研究者の正確な特定

■ ORCIDの利点②:研究者の最新情報を知れる

🌱 So What?:何が面白いと感じたか?

これ、論文を執筆したり、投稿したりしたことのある人なら、誰でも経験があるはず。

「この姓(例えばSmith)、ずいぶん沢山いるな。どれがこの論文著者のSmithさん?」
「これ、2018年の論文でこの著者の所属や連絡先を確認しているけど、今、2023年だぞ。最新のものなのかな?」

研究者の特定は、思ったよりも難しい。
特に、海外の著者に関しては、それが男性なのか女性なのかすらもわからない場合も多い。
なので、例えば論文投稿時の著者推薦枠の記載に際して、自信を持って記載することができない。

だが、ORCIDは、どうやらそのあたりの問題を解決するものだ。
唯一、1人の研究者の特定。
ORCIDはそれを可能にする。
さらに、研究者はORCIDさえ最新化しておけば、学術領域において自分の最新の所属、連絡先、実績が周知される。
そのような未来を目指した “ORCID” らしい。
なんとなく見た目がかっこいいから登録はしていたが、これからは目的を持って活用していきたい。

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