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毎日作成地からの踊り場(上の階はその次で)。

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描綺士がつくる、各ログの下書き醸成中の場です。 下書きの段階で見てくださる方ももちろんwelcomeですが、 もしこちらで見ていただくならばその次の階層もぜひご一読いただければ、…
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#北九州愛

日記:通勤路に思う

日記:通勤路に思う

通勤の帰路の話。

野良猫がもう逃げもせず、
おねだりできるかどうか
にらめっこしてくる。

狭く暗いところが好きな猫の道が
たくさん存在する商店街が
我が通勤路。

でも実は
意外と
歴史由緒あふれる通りだったりする。

旧長崎街道黒崎宿の街道そのものなのだ。
その通り沿いに我が勤め先もあるのだから、
もっと歴史を勉強して
それを生かした勤め先作りに努めたい、と
いま、パッと
歴史と勤め先(飲食

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日記&ミニルポ:洞海湾(どうかいわん)に思いをはせる

日記&ミニルポ:洞海湾(どうかいわん)に思いをはせる

穏やかな午前中。
快晴とは言わずとも
程々に暑くもなく寒くもなく
陽射しが心地良いひととき。

橋の上から望む光景に
たまたま海は見えないけれど、
実は湾状になったその奥に
この橋があるから
海風をほんの少し感じたりもする。

具体的には
洞海湾のその奥に連なる
金山川という川にかかる橋で感じた一コマ。

金山川自体は近代日本の発展のために
治水が施され
今の川幅になったらしい。
昔は九州筑豊の炭

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一考察:私の地元はどこか

幼少時、
核家族で
一般会社員の父と
専業主婦の母、
そして4学年下の弟との
4人で育った私の家族は、
父が転勤族で、
九州各地と関東平野とを
ほぼ2年置きに引っ越しながら
生活していった。

親の実家は両親ともに大分県、
私達兄弟も大分の病院で生まれたので、
家族全員大分県に本籍はあるのだが、
父の仕事の配属の関係で、
家族として実際に
実家大分に住むことになったのは
私が20歳を過ぎてからで、

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一考察:秋に具体的に思う

一考察:秋に具体的に思う

日がのぼった秋の土曜日の午前中。
歩道橋から幹線道路を臨む。

横にバイパスができたのと、
土曜が昔で言う半どん休みの扱いなので、
そんなに車は多くない。

歩道橋のわきのエレベーター、
今は稼働中だが、早朝深夜は活動停止。
歩道橋に連なる遊歩道、
遊歩道横の百貨店跡が廃虚と化し、
老朽化の為通行止め。

これら昭和の副産物、
活かし切れば大したものと称され賞される。

だが本来の使い方で、と言う

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小説:とある小倉のストーリー

小説:とある小倉のストーリー

プロローグ:余計なのかな・・・?私の半生or反省論文

 青い新球暦2022年春分節、悪性円環ウイルスの蔓延から徐々に解放された人ごみの中に、私は居た。居場処は祖国日本から遠く離れた、大英帝国の城下町ウェールズ。

 3人の幼子を抱え日常に勤しむ私には、でもその3人のうち2人が、実は子供自身周知している「里子」ということを、周囲には触れずに健気にいた。「健気に」って言葉は、私自身が使うものでない、

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