マガジンのカバー画像

1年間、服を買わないで過ごした私に起きた驚愕の変化について

37
興味を持ってもらえることが多くなってきたので、マガジンの形にまとめました。
運営しているクリエイター

2016年5月の記事一覧

大人の旅支度

久々に二泊の出張へ。

国内出張だったのが、最終日、同行の同僚に言われた。

「行きから思ってたんですけど、杉田さん荷物少ないっすね」

「吉田兼好のようになりたいんで~アハハ~」

と変なギャグをかましてしまったのだが、あとから文脈を思い返すと彼は私の荷物の少なさを褒めてくれていたように思う。

喜べばよかった。反省です。

というわけで旅に持って行った服を書き出してみます。

①行き(というか

もっとみる

初めてのオートクチュール②

ある夜、お声掛けをいただいて、わたしはマンガHONZというレビューサイトのレビュワーの集まる定例会に出かけた。とくべつな目的はなかったが、もちろん仕事のためだった。確固たる目的がなくても、できるだけ出かけて行って人に会う。どこに企画の種が転がっているかわからないし、どこで聞いた話がストーリーを産むかわからない。ゆるやかな24時間365日体制は、編集者の仕事の面白さのひとつである。

そこで、フラン

もっとみる

はじめてのオートクチュール①

1年間服を買わなかった結果、服を見る目が確実に肥えた。

さらに「1着買ったら3着捨てる」という決まりを自分に課すことにした私。

「さぁ春夏ものを買おう!」と意気揚々とユニクロに向かったが、欲しいものが何も見つからないという事態に陥った。あまりに悔しくて、意地になって欲しいものを探したが、やっぱり、風合いやかたちやサイズ感や、何かしらが気になって、購入まで踏み込めない。

更に困ったのが、リトル

もっとみる
汚れた服を黒く染めてみる。

汚れた服を黒く染めてみる。

服を買わない生活をして最初、おそらく多くの人が陥ることがある。

それは、気に入った服をヘビーローテーションで着すぎてしまい、劣化させてしまうこと。

私も、気に入っていた黒のスキニーの膝を真っ白にしてしまった。

そこで見つけたのが、これだ。

京都紋付

東京人の京都コンプレックスをなんともくすぐるこのお店の名前……。そして、ここでは、黒い衣料の染め直しに限らず、他の色の衣類も黒に染め替えてく

もっとみる
10代20代の「着る服がわからない」人へ

10代20代の「着る服がわからない」人へ

 アーティストの松尾たいこさんが、私の話に興味を持ってくださり、100日間洋服を買わないことに成功された。

 次いで、1年間にもチャレンジされるという。

 その模様はブログで実況されていて、とても興味深い。そして何度目かに更新されたブログに、とてもいいことを書いてらっしゃったので紹介させていただきたい。

 それは、10代~20代の若い人は、買わないチャレンジをやるべきじゃないというということ

もっとみる