子どもに罪悪感を持たないで働くための3か条
ワーママ向けのコンテンツでしょっちゅう目にするキーワード「罪悪感」。仕事でなかなか子どもとの時間がとれなかったり、忙しすぎてイライラしたりすると、親はつい、子どもに対して罪悪感を抱えてしまいがちです。
フリーのライターとして働きながら、子育てをして3年ちょっと。
そんな私は、あんまり罪悪感を抱いたことがありません。「親としてどうなの? 冷たい!」と言われればそうかもしれないけど、ちょっとした思考の転換で、誰もがぐっと楽になる気もしています。
ヘルシーな気持ちで仕事に打ち込むために、私が心がけているポイントをまとめてみました。
1、 子どもに「親の仕事のために預けられてる」と思わせない
早生まれの息子は、0歳からベビーシッター、1歳からは保育園に預けられています。「私たち夫婦が仕事をするために、子どもを預けている」というのは、事実です。
でも、預けられたことで、息子だってめちゃくちゃ楽しんでる!
とくに保育園では、同年代のお友達と一緒に思いきり体を動かしたり、やさしい先生からたくさんの遊びや歌を教わったり、家ではできない経験をたくさんしています。結果、Win-Winです。
なので、子どもに対してはよく「息子くんが保育園に行ってるあいだ、おかあちゃんはお仕事してくるね」と言っています。「おかあちゃんがお仕事だから、息子くんは保育園に行ってね」とは、絶対に言わない!
あくまで「それぞれ楽しいところに出かけようね」というテンションです。
お迎えで最後の一人になることもしょっちゅうあるけれど、それでも「遅くなってごめんね」とは思いません。「息子くんがここで遊んでくれてたおかげで、お仕事たくさんできたよ。ありがとう!」って言う。できれば息子にも「許してあげるね」じゃなくて「どういたしまして(好きなだけ頑張っておいで)」って思ってほしいし、そっちのほうがヘルシーです。
2、 我慢してるのは「お互い様」だと考える
出張やら残業やらが続いて、子どもと遊ぶ時間がなかなかとれなかったとします。もちろん、さみしい気持ちにさせてごめんね、とは思う。でも、それ以上はくよくよしません。
私が仕事をすることで、子どもに我慢させているのは事実。だけど、私だって子どものやりたいことに合わせて、いっぱい我慢しています(笑)。子どもが行きたいと言えば、疲れていても公園へ行くし、気が狂いそうになるほどトーマスを見続けることだってある。
母親だからいつだって我慢しなきゃいけない、なんて思うのは、しんどい。自己犠牲ばかりでは持続性がありません。だから「お互いちょっとずつ我慢して、仲良くやっていきませんか? 今週わたしは仕事が忙しいので、あなたに我慢してもらうターンでお願いします」というスタンスでやってます。
3、 働くことで広がる世界を、子どもにもちゃんと共有する
これはそれぞれの働く理由にかかわることなので、フィットしない方もいると思います。「本当は家庭に入りたいけれど、家計のために働いている」「子どものために働くことが、いいモチベーションになる」という方には、当てはまらないかも。
私たち夫婦にとっては、仕事はあくまでも自分がやりたいから、自分が楽しいからしていることです。とはいえ、子どもを養わなければならないため、うっかりすると「子どものために働いている」という気持ちになりがち。だけどその思考回路に陥ると、子ども絡みで仕事がうまくいかないときに「子どもにこんな思いをさせて、結局なんのために働いてるんだろう」とか「あなたのために働いてるのに!」となり、息子になにか余計なものを背負わせてしまう気がする。そうならないためにも「私は私のために働いている」ということを忘れたくないと思っています。
それに、私たちがやりたい仕事をすることで楽しそうに生きていたら、子どもにもきっといい影響があるはず。「大人ってつまんない」「社会に出たら終わりだ」なんて思わないで、前向きに生きていけるようになってくれたら、素敵です。もうすこし子どもが大きくなったら、もっと具体的な仕事の話もしていきたいな。あと単純に、働いて稼げれば、子どものできることだって増えていきます。
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決して子どものために働いているわけではないけれど、結果的に、子どもにとってもプラスになる。そう信じているし、そういうふうに見せていきたいです。**
……という3つのマインドを忘れずにいると、あら不思議。私の場合はほとんど罪悪感を持たずに、やりたい仕事に打ち込めています。
■7月14日(日)にイベントやります
フリーランス×子育ての実情はいったいどんなもんなの? というトークイベントをやります。このnoteみたいなマインドの話もまじえつつ、フリーランスとして実際にとった対策や具体的なお金の話もする予定です。
ちなみに、フリーランスではなくてもご参加いただけます! 会社員に通じる部分も少なくないはず。
** <トークテーマ>**
1、妊娠しながら、どれくらい仕事ができるの?
2、出産育児費用・保育園の確保はどうすればいい?
3、休業したら席がなくなって、依頼が減るのでは……?
4、育児をしながら、どれだけ仕事ができるの?
5、家族や周囲が自分の仕事を理解してくれるか、家事育児を分担してくれるか不安……
まだお席がありますので、フリーの方も、フリーに興味のある方も、パートナーがフリーの方も、ぜひ! 課題と対策をクリアにすれば、むやみに恐れることはないと思っています。
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