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変かなわたし

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スイトピー

スイトピー

花言葉 微妙/青春の喜び/門出

私 蝶に恋したの

ひらひらひらひら風にのって
花びらの上で遊んでる

私は うんと手を伸ばし
ひらひらひらひらと
風に揺れ

蝶のように飛べるかと
春が来るのを待ってたの

でも 私は揺れすぎて
ひらひらひらひと 舞いすぎて

フリルのように 身をまとい
飛ぶ事は無かったわ

だけど 夜の暗闇が
しっとりベールを降ろす時

夢の世界でひらひらと
フリルを広げて 

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花一輪

花一輪



一輪の花を手に
歩き

一輪の花を
活けてみる

ほころんていく 空気の中に

ほの明るく華やいで
色を 置いたのね

辺りがそっと波打って

輪になって揺れている

あけまして

あけまして

あけましておめでとうございます

お節アレンジ

高野豆腐のサラダ

揚げのおいなりさん

豚肉プラスの煮物で黒酢豚

煮物 焼き物の山葵醤油&サラダ 等々

お正月過ぎて2度楽しい

祭りの後の 過ぎ越し 来方

また ね

また逢いたいと思うのだろか。

逝ってしまった人に、
生きている人に。

また逢いたいと思うのだろか。

逢って伝えたい事が、

逢って晴らしたい事が

逢って別れたい事が

あるのだろうか。

逢うことで 解ける人も、

逢うことで 背負う人も

逢うことで 共に生く人も

また逢いたいと思うのだろか。

私も 思うかも知れない。

今どうしているのか、

より自由に成れたのだろか

より楽しく

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季節の風が

季節の風が


秋の風が吹き始めました。

四季のある国に生まれながら
四季をめでる事の無くなった心は
寂しい気がします。

ゆとりがない、
そもそも 四季を感じる自然がない。

いろいろ 思い浮ぶ言葉はあるけれど
ほんの僅かでも
ほんのひと時でも

年に4回、5、6回
四季を楽しむ心を
失いたくはないです。

花も、木も草も
いつも そこに
命を生きている事に
気付きさえすれば良いだけなのに。

カメラ

地図を片手に 歩いて行く

標識を頼りに 道を探す

街の角に
路地裏に

人の生活の場面があって
生きている 匂いがする

喧嘩する声
怒鳴る声

子供の 泣き声が通り過ぎ

手を繋ぐ
夫婦が横切る風景を

窓越しに
ガラス越しに

遠くから 見ている

思考は 全くの
休暇の中で

私は

唯 カメラとなって

シャッターを
押し続けている。

蜘蛛です

蜘蛛です

蜘蛛です。

パチンと弾けた毬栗の様な

ぷんぷんと怒った、破裂マークの様な

そう思ってよく見ると

何と、 背中には欧風レリーフの入った、
白と黒のシックな装いのお洒落な子。

暫く遊んで、何処行ったんだろう。

自然界は不思議です。

生物は其々に

短かろうが長かろうが、
そんな事お構いなしに、
精一杯、

自分の生命を主張して、生きて、生きて、

そして潔く消えて行きます。

新しい衣装

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百合の花咲く

百合の花咲く



百合根から 百合の花咲く

何の不思議も無いけれど

この雑草の茂みの中
芽を出し、葉を出し、茎を伸ばし、

花咲く 生命のきらめく奇跡

それは 不思議な

初めて 小さな 
生まれ出た 命を抱いた時のよう

初めて 両掌で 
小さな命の 鼓動を感じた時のよう

「ありがとう」と
「生まれて来てくれて」
「ありがとう」と

言葉 溢れて来る

いるだけで それだけで

いるだけで それだけで



其処に居るだけで
癒やされる存在がある

其処に生きているだけで
人を幸福にする命がある

こんな所に

こんな所に



脇目も振らず巣作りしている。

本能だろか?

その本能ってなんだろか?

「生きる」と云う事から生まれ
「生きる」と云う事に繋がっているのなら、

其れは総て
「愛」から生まれた
と 云うものなんだろか?

滝の 流れの

滝の 流れの



冠を戴いて 踊る 踊

密林の奥の 奥の
どうどうと降り落ちる

滝のしぶきの上に立ち

シバのクリシュナの
謳う 炎の歌を聞き

扇を広げ からだ震わせ

踊り 踊る

碧い炎の しぶきの 光を

山の匂い

山の匂い



山の匂いは同じではなくて
甘いバニラのようであったり
透き通った水のようであったり
からからのスパイスだったり
山道を進む度
風は 匂いを乗せて 通り過ぎて行きます

銀の鱗を

銀の鱗を



木々の葉が
銀の鱗の衣装をまとい
風に揺られて ダンスを踊る
風に舞い
顔を上げ
舞 舞 舞 舞
波になる

のいばら

のいばら



野いばら荘園 と云うのがありました。

野に自生するばらは どんなだろうと
イメージを膨らませていました

比較的小さく、群生していて
真っ白で 朝日に輝いている様な

強い生命力を感じさせる
しっかりした幹と
香りを持っているイメージなのでした。

野生のものは、半野生であっても
逞しく 自立して生きようとする
生命力の強さを感じます。

切花は 美しい。
儚さや 潔さを尊ぶ事も出来る。

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