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「自尊心」に正解はないんだ

「自尊心」が大事と言うけれど、いまいちよくわからないし、捉えずらくて難しい。
自分がよければそれでいい、という考えになるのは嫌だし、でも他者とのバランスのとり方ですごく悩んでしまう。

『私は私のままで生きることにした』という本にこう書いてあった。

選択、責任、自己信頼感という3つの要素は歯車のように嚙み合っている。
それらがきしむことなくスムーズに回転するとき、
人は自分の意思や判断によって行動する生き方ができるようになる。
そして、その生き方のスタイルが自尊心としてあらわれる。

p106

他人への接し方も含めて、自尊心なのかもしれない。
「自分がよければ全てよし」の人も、その人なりのスタイルだし、「他者と均衡を保ちながら自分として生きる」も生き方のスタイルのひとつ。
「自尊心」には目指すべき理想的な形があると思っていたんだけど、そんなものはなくて、自尊心がどんなものなのか、どんな形なのかすら、自分で決めていくことができるんだ。

わたしは選択の幅を広げることと、自己信頼感を育むことに取り組みたいと思った。
選択は、まずはいろんなことを経験する。本や人から知識や知恵を学ぶ。固定概念や思い込みに囚われず一歩踏み出てみること。問いを立て考え続ける。

自己信頼感については、こんな風に書いてあった。

自分で自分の人生をコントロールできるという自己信頼感は、
絶対に失敗しないと信じることではなく、
自分なりに最もいいと考える決定を下し、
それがどんな結果につながっても、
その結果に責任をもつときに得られる。

ところが、自分で選択することができなければ、
自己信頼感を蓄積するだけの経験を積めない。
自己信頼感が貧弱なままだと、
責任を負うべき自分がそもそも形づくられない。

p106

不安でも怖くても、自分で選択していかなければならないのだ。
まったく自分で自分のことを選べなかったわたしは、「自分で選んでいい」ということすら知らなかった。
まだまだここの部分で困ることは多いけれど、めげずにいたい。



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