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記事一覧
コロナが体内へ侵入するのを補助するタンパクを発見。治療や移植患者に貢献へ。
重症急性呼吸器症候群コロナウイルス 2(SARS-CoV-2)の細胞内への侵入を促進する受容体である ACE2 に関与し、さらに下方制御する経路が同定された論文が、Nature に掲載された。この経路を標的とする臨床薬は、ヒトの組織、オルガノイド、マウスなどにおけるSARS-CoV-2 感染を減少させることが明らかになった。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンに対して適切な応答
眼咽頭型筋ジストロフィー OPMD ってどんな病気?
筋ジストロフィーは筋肉の細胞質や核に異常が起きる病気である。
主な症状は、骨格筋障害による運動機能低下で、拘縮・変形、呼吸機能障害、心筋障害、 嚥下 機能障害、消化管症状、骨代謝異常、内分泌代謝異常、眼症状、難聴、中枢神経障害等の様々な機能障害や合併症を伴い、疾患ごとの特徴が出る。
臨床病型が眼咽頭型の筋ジストロフィー(OPMD oculopharyngeal muscular dystrop
コロナ感染ルートは様々。SARS-CoV2 EタンパクとヒトBRD4の結合からってどんなルート?
新型コロナウイルスSARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)は、大きな脅威をもたらし続けている。
この病原体は重度の呼吸困難と肺炎を発症し、2022年1月時点で罹患率が3億500万人のパンデミックを引き起こしている。
コロナウイルスは、宿主に侵入後、ウイルスおよび宿主の細胞膜とが融合し、そして複製を含むウイルス蛋白とRNAが集合、アンセンブリしてウイルス粒子を形成する。
一本
エダラボン 脳の壊死を守る日本製の薬がスイスで承認/お薬説明書 002
エダラボン(5-methyl-2-phenyl-2,4-dihydro-3H-pyrazol-3-one)は脳梗塞などで脳細胞が壊死してしまうのを阻止、そして元の状態へと脳を保護するために開発された溶剤です。
田辺三菱製薬株式会社が、脳梗塞を発症してすぐの状態(急性期)に治療を目的として開発されました。
脳梗塞とは、脳の血管が何らかの原因で詰まってしまい、血流が途絶え、脳細胞が壊死してしまう疾患
睡眠がもたらすものとは…
脳の休息とされている睡眠。
2021年8月に新たな発見がされた。それは睡眠を行われる際に脳がリフレッシュされている機構が観測されました。
ヒトを含む哺乳類は休息を得るために睡眠を行い、レム睡眠、ノンレム睡眠の2つの異なる睡眠状態をサイクルすることで構成されている。
レム睡眠は夢を見ているが筋肉などの身体的には弛緩されている状態を、ノンレム睡眠は大脳を休ませることで深い眠りとされている状態を示す。
ノーベル賞も取ったタンパク質の進化って何?
進化とは?
同じ種同士から生まれた子どもが、突然変異によりその種とは違う遺伝を持ち、それが伝承され、元の遺伝が作れなくなってしまうほどに変異する、これが「進化」と定説されています。
自然の環境との適応が原因で、進化がなされているのだと言うのがダーウィンの「自然選択説」となります。
途中で遺伝変異が受け継がれず断絶や、サナギから蝶へ形態が変貌してしまう変態や成長とは違います。
生き物だけではなく
白血病の薬がALSにも効くかもしれない/お薬説明書001
ボスチニブは慢性骨髄性白血病を治すための分子標的薬として、ワイスが創薬、のちにファイザーによって開発されました。
慢性骨髄性白血病とは、緩やかに進行する血液と骨髄の疾患です。
発症する原因はBcr-Abl遺伝子とされています。
23対46本のヒト染色体から9番のABL遺伝子と、22番目のBCR遺伝子が途中で切断され、断片が相互転座という互いが結合して、Bcl-Abl遺伝子が形成されます。別名、フ