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Episode 051 「”ギターを手に持ったからといって、弾いてる内はまだまだ青い”について」

さて、Episode 027より開始した「オーストラリアにいた時(1996〜2010年)によく聴いたアーティストおよびバンドの曲」(併せて、「よく聴いた訳では無いが印象が強く残っているアーティスト及び曲」も含む)、という括りで当時を振り返る試み、先ずはアルファベット順で紹介する内容をEpisode027Episode050にて終えた。続いては、あいうえお順(そう、日本のアーティスト)で振り返ってみる。先ずは「あ」および「い」から始める。

「あ」と言えば、ダウンタウンの伝説的な漫才、「あ研究家」。

さぁ、「あ」及び「い」から始まる、アーティスト・バンドを振り返ってみる。

安室奈美恵(日本)
この曲は、日本から送られてきたビデオに入っていた音楽番組で見たのが初めてだったと思う。なぜか、記憶に残っている。1999年の事だった、と思う。

アンジェラアキ(日本)
この曲は、恐らくYouTube(または、日本から送られてきたビデオに収録されていた音楽の番組)で見たのが初めてだったと思われる。尚、調べて見たら、この曲の発売は2008年となっている。

泉谷しげる(日本)
初めて聴いたのは、いつだっただろうか。そして、どうやってこの曲を聴く様になったのかも憶えていない。恐らく、日本から送られてきたビデオに入っていた音楽番組で見たのが初めてだったと思う。つまり、「昭和⚪︎⚪︎年代に流行った曲」といった具合の、過去を振り返る類のコーナーか何かで。因みに、この曲が発売されたのは1972年との事である。

井上陽水(日本)
もちろん、日本にいた頃(つまりオーストラリアに発つ1996年以前から)から存在は知っていたが、しっかりと意識して曲を聴く様になったのは、奥田民生との二回目(1回目が1997年)のコラボレーションをし始めてからなので恐らく2007年頃だっただろうか。この人に纏わる好きなエピソードで、こんなものがある。奥田民生、(ウルフルズの)トータス松本、そしてその他の何人かのミュージシャンと井上陽水がセッションをした時の事。「みんなでギターを持って、弾きながら歌いましょう」となったらしい。「1、2、3…」の合図とともに弾き始めるミュージシャン達。しかし、井上陽水だけが弾いていなかったらしく、曲が終わると奥田民生が井上陽水に対し、「あれ?陽水さん、弾いてました?」と訊いたところ、井上陽水は「(ギターを手に持ったからといって)弾いてる内はまだまだ青い」と言い放ったらしい。悟りの領域である。2021年の12月、この人の曲を(改めて)しっかり聴いてみた。改めて、凄まじい才能の持ち主である事を痛感した。特に好きな曲は、例えば、「最後のニュース」、「氷の世界」、「海へ来なさい」、「5月の別れ」、「長い坂の絵のフレーム」、「いっそセレナーデ」、「決められたリズム」、「嘘つきのダイヤモンド」(←Hey Hey Heyにて、奥田民生をゲストに迎え一緒に演奏していた。1995年の放送との事である)、「帰れない二人」(忌野清志郎との共作、との事。尚、イントロのギターに関してはNeil Youngの「Needle and the damage done」という曲(1972年)にインスパイアと受けた、とか。確かに、似ている)、「リバーサイドホテル」、「夏の終わりのハーモニー」(ガキ使の口パク選手権で、山ちゃんおよび遠藤がこの曲を歌った。死ぬほど面白かった)などなどなど。もちろん、これらの曲の他にも更に素晴らしい(私がまだ把握できていない)曲が存在するのだろう。

井上陽水奥田民生(日本)
ユニコーン時代に奥田民生が書いた曲である「雪が降る町」(1992年)を井上陽水の子供が聴いているのを(井上陽水自身が)耳にし、(感銘を受け)井上陽水から奥田民生にアプローチした、との事だ。それがきっかけで、Puffyに提供する事になる「アジアの純真」(1996年)や「これが私の生きる道」(1996年)を共に創る事に繋がる。そして、1997年、「井上陽水奥田民生」という名義でファーストアルバムとなる「ショッピング」をリリースする。このアルバムは相当な傑作であり、特に「ショッピング」という曲は、圧倒的である。このアルバムの発売から10年後、二人はまたもや傑作をリリースする事となる。「ダブルドライブ」(2007年)と名するこのアルバムは「京都に電話して」、「恋はハーモニー」、「にじむ虹」(尚、この曲はNYヤンキース時代の松井秀喜の打席入場テーマ曲として使われていた、との事)、「クリスマス・バニラシェイク」などなど、名曲揃いである。個人的には、数年前の2017年には(10年のインターバルで)三枚目のアルバムを期待していたのだが、きっと、この二人は「きっと世間は、10年インターバル(1997年、2007年に続く)の2017年に三枚目を期待しているだろう」という事で(期待の逆を行くという意味で)敢えて(三枚目を創るとう事を)しなかったのではないかと、そう個人的には考えている。ぜひ、いつか、三枚目のアルバムが創られる事を心より願っている。「Double Shopping Drive」という、2007年に発売された(井上陽水奥田民生のツアー模様を収録した)DVDを、2021年12月下旬に購入したのだが、そのDVDにて、奥田民生が歌う(井上陽水の曲である)「海へ来なさい」が非常に良かった。尚、久保田利伸もアコギで(海辺で)この曲を歌っている。YouTubeで聴いたが、こちらも良かった。

イルカ(日本)
2000年代半ば、友達の家でやったパーティーでこの曲を演奏した。この曲は(2022年1月に初めて知る事になったが)、元々は、かぐや姫(1970年にデビューした、日本のフォークバンド。尚、彼らの「神田川」という曲は、160万枚のヒットを記録したとか)の楽曲との事。それをイルカ(アーティスト名)がカバーとして発表(1974年)し、それが大ヒットした、との事。

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