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Episode 046 「世界一、Tech Savvyな国」

さて、Episode 027より開始した「オーストラリアにいた時(1996〜2010年)によく聴いたアーティストおよびバンドの曲」(併せて、「よく聴いた訳では無いが印象が強く残っているアーティスト及び曲」も含む)、という括りで当時を振り返る試み、今回はアルファベットの「U」から始まるアーティストおよびバンド。

U2 (アイルランド)
特に思い入れがあるバンドではない。しかしながら、この曲だけは憶えている。尚、このバンドは世界的に高い評価を受けている。個人的には、そう評価される理由をしっかりと(この先、あるいは時間を要しても構わない)理解できると良いと感じている。

Unwritten Law (アメリカ)
このバンドを知るきっかけになった曲は、恐らくテレビ音楽番組(PVがひたすら流れる番組)で見た「Lonesome」という、「Unwritten Law(セルフタイトル)」(1998年)に収録されている曲を見たことだったと思われる。恐らく2000年だったと思われる。ランドルストリート(Episode025参照)に当時あったBig Star RecordsというCDショップにてこの曲、「Lonesome」のシングルCDを買ったのを憶えている。このシングルには計4曲収録されており、Lonesome以外の3曲はライブの曲が収録されていた。特にそれら3曲の中で最も気になった一曲がCPKという曲だった。当時、リアルタイムでは「Elva」(2002年)というアルバムが発売された。この曲に収録されていた「Up All Night」という曲は凄まじく質が高く、そして何よりも、シンプルにかっこいい曲、なのだ。他にもこのアルバムの曲だと「Seein’ Red」という曲も好きである。併せて、「Rest Of My Life」も相当かっこいい。しかし、やはり、このバンドが持つ素晴らしい要素が全てが詰まっている曲は、やはり、Up All Nightである。2024年の今でも頻度高く聴く曲である。

Useless ID (イスラエル)
このバンドを知ることになったきっかけは恐らく、NOFXのフロントマンが運営しているレーベルであるFat Wreck Chords(ファット・レコーズ)からリリースされた「Short Music For Short People」(1999年)というCDを聴いた事だった。このCDに収録されていた「Too Bad You Don’t Get It」という曲を聴いて、瞬時にこのバンドが好きになったのだ。恐らく、2000年あたりの事だった。それから、リアルタイムで彼らの「Bad Story, Happy Ending」(2001年)というアルバムを、街の中心部(CBD)に在ったアデレード大学の敷地内にある、「Uni Records」というCDショップで注文(発注)したのだった。そのアルバムがUni Recordsに到着するまでの間、実に待ち遠しかった記憶がある。もちろん、良い悪い、という単純な話ではないが、現在の様なストリーミングサービス(圧倒的なまに高い便利性や、その他の可能性(例えば、プレイリストを他にシェアできたり、など)には存在しない、また記憶に残る「サイドストーリー」が、CDショップで音楽(CD)を購入していた時代にはあった。瞬時に、好きな楽曲がダウンロードできたり、ストリーミングサービスを介して(好みの)楽曲にアクセスが可能になっている現在で感じるのは、曲に対する「Appreciation」の度合いが大きく異なる。そして、この度合いが高ければ高いほど、自分の胸に(これらの楽曲が)刻まれる深さが深くなる。故に、例えばこのアルバム(「Bad Story, Happy Ending」(2001年))を聴く度に、(購入から23年の月日が経った今でさえ)自分の中で、(これら楽曲に対し)大きな「Appreciation」があり、この感情が、音楽を楽しむ事に繋がっていると感じる。もちろん、「気のせいだよ」や「気持ちの問題だよ」という意見もあるかもしれない。ただ、仮にそう言った意見があった場合、個人的に感じるのは、「気のせいで何が悪いのか」、または、「気持ちの問題で、何か不都合でもあるのか」という様に感じる。例えば、好きな人と過ごす5分間という時間と、嫌いな人と過ごす5分間は、物理的観点から見ると、同じであるはずだが、気持ち的には(5分間という時間を「体感する時間」)大きく異なる。(あのアインシュタインもそう言っている)

言いたのは、つまり、「音楽は想い出」という点である。


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