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ふりかえりをやったことがない人にすすめたい「1年のふりかえり」のやり方

毎年12月になると(主に意識高めな人々の間で)話題になる"1年のふりかえり"
「ふりかえりね!やるやる。自分は週末やろっかな〜」といいながら、実はやったことはない、やるつもりもない、そんなあなたに

今年はちょっと、一緒にやってみませんか?

というお誘いです。
もともとは"1年のふりかえりはしない派"の私でした。
しなかった理由は、自分のダメさ加減、努力してなさっぷりを正面から見たくないというのが正直なところ。1日や1週間のふりかえりはまだしも、1年という長い期間を俯瞰したら、自分の進歩のなさにガッカリしかないんじゃないかと思っていたのです。

ところが、昨年Stockrのイベントで1年のふりかえりワークショップを行いました。そこでふりかえりへの認識が変わり、意識の高さ・低さは関係ないこと、やらないよりやったほうが数段スッキリした気持ちで新しい年を迎えられることに気づきました。
本当に"良かった"んです。

ふりかえりをする意味

1年の終わりにふりかえりをする意味はなんだと思いますか?
しない派だったころ、私は「今年の成果や成長を計ること」と理解していました。だから、自分は目覚ましい成果も成長も特にしていないし、ふりかえりなんてしてもしなくても一緒、と。

でもワークショップをきっかけに、私にとっての1年のふりかえりはこう変わりました。

1年間歩みきった自分を労い、認めて、褒める

これがふりかえりの1番の醍醐味と実感したのです。
「とはいっても別になんにも努力してないし、褒めることなんてない」
と今、思った方こそ、自分をしっかり見つめる機会をつくりましょう。
1年間歩んできた道に、見えてないことはあっても、なにもないということはないはずなんです。

ふりかえりの簡単ステップ

1年のふりかえりの方法の前に、ふりかえりの基本かつ簡単なステップをご紹介します。

①事実
→できごと・経験したこと・やったことを思い出す
②思考や感情
→事実にたいして、思ったこと・感情などを整理する

(③学び)
(→自分にとってそれはどういう意味があるか考えてみる)
④行動
→自分がより良い状態になるための実践を決める

コルブの経験学習モデル
「具体的経験→内省的観察→抽象的概念化→積極的実践」を参考に編集

ふりかえりのプロセスは「経験したこと、思考・行動・アウトプットなどを思い返し、客観的に捉えること」に集約されます。客観的に捉えることで、自然に次の具体的なステップが見えてきます。

まずは今日から1日5分

ふりかえり初心者の方は、上の①と②だけでもお試しに1日の終わりにやってみてください。慣れてきたら④を追加で、何度もやって自己理解が深まると③まで思考を深めることができてきます。

さっそく、1年のふりかえりのやり方

ご紹介するふりかえりのやり方は、昨年末のStockrワークショップ【テーマ:2021年のふりかえりと、2022の目標】での《ふりかえりワーク》を、さらにブラッシュアップしたものです。

イベントで行ったこちらを、やりやすくブラッシュアップしてご紹介します

1. 今年1年をざっくり整理

  • 2022年は自分にとってどんな1年だったか

  • どんなことがあったか

まずは上の2つから。
もうちょっとチャレンジできそうなら下の3つも。

  • どこに向かって進んでいたか

  • 何のためにどんなことをがんばったか

  • (年初に目標を立てた方は)目標が何だったか

2. 印象に残っている出来事を書き出す

ポジティブなこと/ネガティブなこと、それぞれあると思いますが、できるだけポジティブな方がたくさん出てくるように集中しましょう。
(済んだことで暗い気持ちになるのはもったいないので)

3. 出来事から、良かったこと・できたことを書き出す

ふりかえりのフレームワークKPTの「K(Keep)」の部分です。
小さなこと・ささいなことも、たくさん書き出します。
せっかくのふりかえり、たくさん褒めて認めて自己効力感を高めるために大事なところなので一番時間をかけて。

4. うまくいかなかったこと・もっと良くできそうなことを書き出す

ふりかえりのフレームワークKPTの「P(Problem)」の部分です。
あれがダメだった、これもイマイチだった、など自罰的・反省的にならないように、あくまで客観的に事実を書くようにします。

5. 来年やりたいことをピックアップ

ふりかえりのフレームワークKPTの「T(Try)」の部分です。
「これはやるべき」など無理に意識を高くして"べき論"で考えず、楽しくできそうなこと・やってみたいと思えることを考えます。

  • 楽しくできそうなこと・やりたいこと

  • よかったことをもっと良くするには

  • いやだったことを楽しくするには

  • すぐにできそうなこと(小さな決断)

  • わりとチャレンジなこと(大きな決断)

※小さな決断と大きな決断は、両方があるとGoodです。

▼昨年のイベントレポ。皆さんのワークの様子や、目標をStockrにストックすることなどご紹介しています。

以上のようなワークで行動の目標を立てるほか「2023年のテーマ」や「○○に向けて行動する」など、指針を言葉にするのも良いでしょう。

頭で考えてあまりパッとすることが思いつかないという方には特に、思い浮かんだことからなんでも文字で書いてみることをおすすめします。
文字にすることで思考がはじまります。

1人ではやっぱりできなくても、ふりかえりコミュニティに入ったらできる

「今はやろうかなって気持ちだけど、やっぱりやらないで終わりそうだな」と思った方、そんなこといわず、StockrのFacebookグループにお越しください!

このふりかえりコミュニティで、年末にゆるゆるとした「ふりかえり会」を企画中です。1人ではできなくても、とりあえず参加してみて強制的に機会をつくったら意外に楽しくできるかもしれません。
それでちょっと良い気持ちになれて、スッキリと新年を迎えられたら、これはもう今年の自分の大きな成長ですよね。

今月はぜひ、今年のふりかえりをしましょう!


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