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「ふりかえり、うまくいかない」と悩んだら。思考が変わる【テーマ】の実例集!

ふりかえりの「意味」

ふりかえりとは、経験したこと、自らの思考・行動・アウトプットなどを思い返し、客観的に捉えること。
客観的に捉えることで、自分は何ができて何ができないのか、何を知り何を知らないのかを理解し、具体的な次のステップが認識できます。

つまり、経験したことから気づき→気づきから学びを得て→次にやるべきことを知り→実践(=経験)し→気づく、この経験から学びを得るサイクルを回すプロセスがふりかえりです。実践(経験)の質を上げていくことで成長につながります。
このようなサイクルは、教育理論家のデイヴィット・コルブ氏が提唱する「経験学習モデル」としても知られています。

※コルブ氏の経験学習モデルを参考に編集

ふりかえりの難しさは「継続」すること

ふりかえりの方法を知り、すぐにやってみるととても良い効果を感じられたはずが、続けていくうちに1日を思い返しても「何にも出てこない……」なんていう経験をした方も多いのではないでしょうか。

ふりかえりで最も重要なのはコンスタントに続けること。と同時に、難しさもまた続けることでしょう。

毎日しっかりと自分と向き合い、経験したことから小さくても気づきを見つけていきたい、そう思っても、変化の少ない普通の1日の中での経験を言葉にすることは、なかなか難しいことです。

ふりかえりの言語化を助ける「問い」

1人では思考がぐるぐる空回りしてしまうのに、人に聞いてもらったり、コーチングのように第三者からの問いによって、思考が整理できていつもと違う視点が持てたりすることがあります。

それと同様に、思考のきっかけになる「問い」や「きっかけ(フック)」があると、言語化しやすくなります。
ノートに向かって「1日をふりかえってみよう」と頭の中で考えるより、「今日1日で一番印象に残っていることはなに?」と誰かから具体的に聞かれたと想定するほうが、自然に言葉が出てきませんか?

またその「問い」や「きっかけ(フック)」は、継続・習慣化のために、自身のコンディションの良し悪しに関係なく考えられるような、親しみある言葉・表現であることも重要です。

Stockrの機能「テーマ」

Stockrには、思考のきっかけとなる「問い」や「きっかけ(フック)」として活用できる【テーマ】機能があります。

▼テーマって?
最大5件まで、自由に設定可能
いつでも設定の編集ができます
テーマごとにストックを抽出できます

以前のnoteで、テーマの基本的な概要をご紹介しています。

Stockrの目的別 「テーマ事例」

今回のnoteでは、さまざまなシーンごとのおすすめテーマ設定をご紹介してみたいと思います。

学生さんへ:【就職活動中】のテーマ

① 就職活動メモ
② 面接質問集(聞かれたこと・聞いたこと)
③ 面接のふりかえり(よかったこと、課題だったこと、もっとよくするには)
④ キャリアや将来について考えたこと
⑤ 将来の理想像はどんな姿?そこに向かうためにやることは?

①〜③は就職活動中の備忘録になるのはもちろん、④⑤は新社会人のスタートを切ったあとにこそ読み返したい内容となります。
社会に出て仕事で失敗して落ち込んだり、つまずいた時に読み返すと、過去の自分がどんな想いをもっていたかに立ち戻ることができます。

社会人の方へ:【成長のための自己開発】のテーマ

① 今日のふりかえり(何があった・どう思った・つまりどういうこと?)
② 刺さったアドバイス(自分に当てはめて具体的にしてみる)
③ 読書メモ
④ 仕事:目標と行動
⑤ 人生:目標と行動

ふりかえりは、定期的行うこと、1日や1週間、1ヶ月など、視点を変えて行うことで自己理解が深まります。
ふりかえりの継続は難しいですが、①のように「何があった・どう思った・つまりどういうことか」と思考のガイドをテーマに置くことで、第三者から質問されているように思考を広げていくことができます。
また「学んだことを活かして次にどんなアクションができる?」ということも、再発見を活用して何度も考えられます。

子育て中のママ・パパさんへ1:【丁寧な子育て】のテーマ

① 覚えておきたい子ども語録
② 子育てノウハウ
③ Good&Try(よかったこと・次にやってみること)
④ 日々の記録
⑤わたし自身について

お子さんが小さいうちは日々が慌ただしく、出来事や思考を整理しておく余裕が無くなりがちです。でもそんな日々の、ちょっとした出来事やひと言が本当に宝物ですよね。
スキマ時間にサッとメモしてテーマで分けておけば、宝物の記録完了。
毎日の再発見でランダムに過去のストックをリマインドされることで、少し前のお子さんや自分の様子から、いろんなことを感じられます。

子育て中のママ・パパさんへ2:【育児と仕事の充実】のテーマ

① 1日のふりかえり
② 仕事の気づきや学び(何があった・どう思った・つまりどういうこと?)
③ 育児の気づきや学び(何があった・どう思った・つまりどういうこと?)
④ 落ち込んだとき・迷ったときに読みたい言葉
⑤ メモ

仕事と育児の両立は高難度のマルチタスク。そしてどちらをがんばるにも悩みはつきません。
自分と向き合うためのまとまった時間も取りにくいので、ふりかえりを記録する時間、思考を深める時間は分けられるようにするのがポイント。ふりかえりの内容から一歩掘り下げて考えることができたタイミングで、テーマを①から②や③に変更する使い方がおすすめです。

クリエイティブな方へ:【創作活動のアイディア集】のテーマ

① アイディアメモ
② ふりかえり(Keep、Problem、Try)
③ アウトプットを最善にするには
④ 目標・目標にむけた行動
⑤ インプット

アイディアだけでなく、アイディアを創り出していく過程のふりかえりや、改善の視点も忘れずに書きためていくのがポイントです。
創作のアイディアを目的としたさまざまな角度からのストックを再発見で並べて見れることで、アウトプットの向上に役立ちます。

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以上、5つのシーンを想定しておすすめテーマを作ってみました。
このうちのどれか1つでも、実際に設定してみてお役立ていただけると幸いです。

ふりかえりは、最初はうまく言葉にしたり、抽象的に考えてみたりといった思考の深堀りが難しいですが、継続していくことで思考の筋肉は発達します。
はじめは1つの物事について1つだけの気づきでも、次にはその気づきから新たな気づきが生まれ、気づくための自分への問いのバリエーションが増え、相乗的に気づきが増え始めるのです。

毎日寝る前に歯を磨くのと同じように、ふりかえりを習慣的な行動にしていきましょう。Stockrがサポートします!

(余談)テーマはなぜ5つなのか

時折Stockrのユーザーさまから、テーマを5つといわずたくさん設定できるようにしてほしい!というご要望をいただきます。
個人的にはとても共感する部分もあるのですが、主には以下のような理由で現状は5つとなっています。

・細分化してしまうことで、気づきの汎用化や、抽象化や具体化といった思考の自由な行き来を阻害してしまう。
・現状のUIではテーマを増やしすぎると選択が煩雑になる。
・Stockrはあえて用途をシンプルにするため最小限の機能に絞っており、テーマを増やすことで用途が広がってしまう。

ただ、Stockrはこれから更に改善していきたいと思っています。
テーマについても現状が最適ではありませんので、ご要望をもとに今後も積極的に検討してまいります🙇
お使いいただく上で、お気づきの点やご要望があれば、どなたでもお気軽にご連絡ください。
(設定画面の「お問い合わせ」からどうぞ!)


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Stockrを使ってみようかなと思われた方はこの記事もおすすめです。

そもそも「ふりかえり」とは?をご説明しています。


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