他村モリ

「今日だけ詩人です」「短歌」「マイナス5キロ日記」 公園で、ホームで、バスで、道端で、…

他村モリ

「今日だけ詩人です」「短歌」「マイナス5キロ日記」 公園で、ホームで、バスで、道端で、たまたま拾ったノートを開いたみたいにみてください。ひとりでこっそりみてください。大切な人だけに教えてください。

記事一覧

カーテンが夏を吸い込み膨らんで膨らんでまた夏を吐き出す

他村モリ
3日前
1

ほんとうのことが言えなくなるくらいズルい大人になってしまった

他村モリ
4日前
2

散らばった心の破片ひとつずつ拾って帰る君の元へと

他村モリ
8日前
4

ほがらかな声で笑ったあの人は失くしています子どもを一人

他村モリ
10日前
1

眩しさに憧れ闇を引きずった手を振りほどくなんてかなしい

他村モリ
10日前
1

この夢の手離し方がわからない朝日が透けるもうさようなら

他村モリ
11日前
3

花びらを溶かした風が大切なあなたの頬を濡らしています

他村モリ
2週間前
1

交差点曲がったところ君が手を振るのが見える未来の僕に

他村モリ
3週間前
2

眩しさに憧れ闇を引きずった手を振りほどくなんてかなしい

他村モリ
3週間前
2

愚痴ったときに笑ってくれる人が好き

他村モリ
1か月前
1

そんな言葉にあなたの心と魂を傷つけさせてはいけない。

他村モリ
1か月前
1

短歌集 嘆いても仕方ないね

本当のことを言ったら現実は何か変わってくれるのですか 今生の別を思うオリーブの実をちぎろうと前のめる刃に moon 何度目のジャンプの練習水たまり揺れて止まれぬ君…

他村モリ
3か月前
10

人に嫌われたくないってずっと思ってたけど違う私お父さんに嫌われたくなかったんや

他村モリ
4か月前

短歌集 左の頸動脈にあります

神様に会ったらどんな食べ物が好きですかって聞いてあげたい 静かだね春の光に祈られてあなたの吐息眠りたそうに 信じ合うことをやめない信じ抜くことを誓うよ私は強く …

他村モリ
4か月前
2

短歌 もったいないほどの花飾り

それ以上私に歩み寄らないで惨めな気持ちでもう散々よ 絶対に神は私の星空に足を踏み入れないと頑な これは道あなたは光私にはもったいないほどの花飾り 終わったら涙を…

他村モリ
5か月前
2

詩 未来など幸福なやつが語るものだ

食べたものを吐き出す 意味がないと思わない 溢れたわけではない 足りないとも思わない 満たされたいが あなたからではない ひとりでなければ ならなかった 今なら手を離せ…

他村モリ
6か月前
2

カーテンが夏を吸い込み膨らんで膨らんでまた夏を吐き出す

ほんとうのことが言えなくなるくらいズルい大人になってしまった

ほがらかな声で笑ったあの人は失くしています子どもを一人

眩しさに憧れ闇を引きずった手を振りほどくなんてかなしい

この夢の手離し方がわからない朝日が透けるもうさようなら

花びらを溶かした風が大切なあなたの頬を濡らしています

交差点曲がったところ君が手を振るのが見える未来の僕に

眩しさに憧れ闇を引きずった手を振りほどくなんてかなしい

愚痴ったときに笑ってくれる人が好き

そんな言葉にあなたの心と魂を傷つけさせてはいけない。

短歌集 嘆いても仕方ないね

短歌集 嘆いても仕方ないね

本当のことを言ったら現実は何か変わってくれるのですか

今生の別を思うオリーブの実をちぎろうと前のめる刃に

moon

何度目のジャンプの練習水たまり揺れて止まれぬ君の幼さ

着実に首を締めあげる紐をあなたは噛みちぎろうとがんばる

なんとなく生きているのがつらくってなんだか靴も疲れてみえる

幸せに手をふる幸せそうにふる遅いよごめんでも待ってたよ

もうちょっと誰かのそばにいたいだけそれが君

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人に嫌われたくないってずっと思ってたけど違う私お父さんに嫌われたくなかったんや

短歌集 左の頸動脈にあります

短歌集 左の頸動脈にあります

神様に会ったらどんな食べ物が好きですかって聞いてあげたい

静かだね春の光に祈られてあなたの吐息眠りたそうに

信じ合うことをやめない信じ抜くことを誓うよ私は強く

窓が開く季節がここで混じり合うひとりぼっちじゃないと笑おう

できるだけ悲しむことがないように苦しいことが消えますように

言い聞かすそこがどんなに苦しくて辛いとしてもひとりよりいい

ナイアガラ逃げて走って擦りむいて涙と鼻でもうぐち

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短歌 もったいないほどの花飾り

短歌 もったいないほどの花飾り

それ以上私に歩み寄らないで惨めな気持ちでもう散々よ

絶対に神は私の星空に足を踏み入れないと頑な

これは道あなたは光私にはもったいないほどの花飾り

終わったら涙を拭い悲しみに気づかぬようにしている今も

泣かないで生きてきたので泣いている人が嫌いで許せないのだ

帰りたい家があるなら幸せだまだあの頃に帰りたかった

おおかたの人に嫌われているような気がしてならぬ自尊感情

不機嫌を他人にぶつけ

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詩 未来など幸福なやつが語るものだ

詩 未来など幸福なやつが語るものだ

食べたものを吐き出す
意味がないと思わない
溢れたわけではない
足りないとも思わない
満たされたいが
あなたからではない
ひとりでなければ
ならなかった
今なら手を離せる
過去は孤児(みなしご)
私たちは
どこにでも行くことができる

パステルピンク 
ゆっくりと

到達する
眼中
光速で

子供がかわいそうだ
簡単に言う
自殺未遂を見せつけておいて
夫婦仲の良さを拠り所にする
自分の不仲は置

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