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どうか彼女を苦しめるものが少しでもなくなりますように。

嬉しい報告を受けた。
友人のお腹に新しい命が宿ったのだ。

しかしどうもこの世界にはおめでたいことだと素直に思える人が少ないように思う。
「まだ大学生なのに」
「学校はどうするの…」
「その年でちゃんとした母親になれるの」
「デキ婚やば…」

彼女の若さゆえに心配や少しの批判が先行してしまう。

しかし、そんなことは当の本人が1番わかっているのだ。
この先辛い道のりになり得る可能性も、
母親になることがいかに大変で、難しいことなのかも。
最も不安なのは彼女以外の誰でもないはずなのだ。
そんな中で、彼女は私たちには見せなくともは十分孤独の中で迷い苦しみ、産むと決心したのだ。
20歳という若さで母になることを決めた彼女の覚悟は計り知れない。

新しい命を宿るということ、
それは奇跡のようなもので、
本当に幸せなことなのだ。
この先元気な赤ちゃんが生まれてくるとは限らない。
出産はきっと奇跡の連続なのだ。

そんな奇跡に私たちはどうして素直におめでとうと言えないのか。
彼女のためを思って言った、という人もいるもしれない。
しかし、本当に彼女なためを思うならば、心から祝福し応援することしか私たちにはできることは無いのではないだろうか。

限られた人生の中で、彼女は一つ大きな決断をした。
誰にもその決断を批判する権利はない。
いや、してならないと思う。
少なくとも私は誰かの幸せを踏みにじるような悲しい人間にはなりたくない。

どうかこれから受けるかもしれない批判が彼女を苦しめませんように。
彼女とその周りの人たちにたくさんの幸せが溢れますように。
本当におめでとう。無理はしないでね。
あなたの赤ちゃんにあえる日を心から楽しみにしています。

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