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昭和歌謡曲オタク社員を集めて青春の曲を懐かしんでみた【前編】

好きなコンテンツについて、語らずにはいられない!という社員たちを集めて自由に語り合ってもらうこの座談会企画。

▼前回の「韓国ドラマオタク社員編」はこちら。


今回は、最近TikTokなどで若者世代にも流行を見せている「昭和歌謡曲」編をお送りします!

今回も、社内で「昭和歌謡曲が好き!」という社員をメールで募集して、思う存分語り合ってもらいました。
(※会話中、アーティストの方などを、親しみを込めて敬称略・ニックネームでお呼びしておりますがご了承くださいませ)

と、いうことで今回集まった「自称・“昭和歌謡曲オタク”社員」はこちら!

<参加者① mさん>
小・中学生の多感な時代を80年代という歌謡曲黄金期とともに過ごし、松田聖子や田原俊彦のコンサートに今でも足を運んでは元気をもらっている。
ちなみに座談会当日(2022年12月23日収録)はTHE ALFEEのライブ当日とのこと!ライブ前にこの座談会に参加していただきました。
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コムギ:ALFEEいいっすね~~。
ボブ:え!今日行くんですか!
m:ええ、12月23日・24日はいつも行くんです。
てっち~:(THE ALFEEファンは)“アル中”って呼ばれるんですよ(笑)
一同:(笑)
ボブ:じゃあ、mさんは“アル中”なんですね(笑)

―1年ですごい回数ライブに行かれてましたよね。
m:そんなことないですよ!春は7本、夏冬と2回ずつ、秋は6本…
一同:すごい数!(笑)
コムギ:ALFEE自体もライブの本数すごいですもんね。
m:ALFEEはそれぞれの季節に22本ずつくらいやっていて、そのうち20本ずつ行く友達とかもいるので、秋で6本は少ない方なんです(笑)


<参加者② てっち~さん>
ユーミンやさだまさし、TUBEやサザンなど昭和歌謡曲はもちろんのこと、松田聖子、中森明菜、ピンクレディー、山口百恵、桜田淳子、キャンディーズ…などなど、あまたの昭和アイドルにも魅了されてきた。聖子ちゃんとは同世代。


<参加者③ コムギさん>
今回の参加者で最年少の入社2年目!
中学生でギターを始めた時に、練習用の曲として父親におすすめされたのがさだまさしの「案山子(かかし)」。
そこから曲や歌手自体の魅力にハマり、大学時代には「さだまさし研究会」なるサークルにも入会。さだまさしを筆頭にフォークソングを弾き語ってきた。


<参加者④ ボブさん>
「ザ・ベストテン」や「トップテン」等の音楽番組は欠かさず見るなど、昭和歌謡曲と共に青春を過ごしてきて、今でも80年代の曲は必ずカラオケで歌うという。ちなみにジャニーズ好きでもあり、もともとは山Pから入り(いまだにファンでいつつ)、最近はSixTONESが推し。

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m:その前までのジャニーズはお好きだったんですか?
ボブ:大学生時代に光GENJIが一番売れてたので、やっぱり見てましたね(笑) その中ではやっぱり佐藤アツヒロ君が好きでした(笑)
てっち~:ボブさんはイケメン好きだから(笑)
ボブ:性格は顔に出ると思ってるんで!!(笑)


<聞き手 タンタン>
一般的な20代後半女子。歌謡曲に特別詳しいわけではないが、音楽は好きなので新旧関わらずお気に入りソングを発掘している。
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タンタン:皆さんほどじゃないですし、このアーティストが特に詳しいってわけではないんですけど、今聞いてこの曲いいなぁってなる曲は多いですね。サザンは夏のドライブで絶対聴きたいですし、トシちゃんの「抱きしめてTONIGHT」は元気出したいときにイントロききますし(笑)
m:ぜひ生でも聞いていただきたいです!



―本日はよろしくお願いします。皆さんは、最近も「昭和歌謡曲」に触れていますか?
ボブ:カラオケ行くと、今でも80年代の歌は確実に歌ってますよね。

てっち~:そうだね。カラオケと言えば昔のカラオケも懐かしいよね。新宿に「てあとろん・88」っていうスナック居酒屋みたいなところがあって、そこは新曲が出ると2週間すると入ってきたからよく行ってた。当時まだ8トラックのガシャポンみたいなやつで…。

m:8トラックって言ってわかる?

コムギ:分からないです…!

m:カセットをもっと大きくしたような、VHSみたいなものがあったの。8分しか入らないから、2曲くらいしか入ってなくて。

―(写真を調べて)8分しか入らないのにすごい大きいですね。
てっち~:デカい。昔のは全部デカかったよね。

コムギ:この8トラックがカラオケ屋にずらっと並んでるんですか?

てっち~:そうこれがたくさんあったの。何歌いたいって言うとそこから出してしてきて、入れて流す、みたいな。

m:いまはみんな映像が通信で出てくると思うんですけど、レーザーディスクで映像が出るっていうのですら、最先端だった時代もあったんですよ

てっち~:レーザーディスクも(機械に)入れて、終わったらひっくり返して…何曲か入っている中からリクエストした曲を選ぶ、みたいにやってたんだよね。

―大変ですね!
てっち~:しかも今は歌うところを歌詞の上に色でなぞってくれるじゃない。そういうのがなくて。

―そっか、歌詞も出ないんですもんね。
コムギ:どこ歌えばいいかわからなくなりそうです(笑)

―そうそうそう!色が変わるからわかるんですよね (笑)
m:だから歌えるように練習してくるっていうのが当たり前で。選曲も、曲の番号と歌詞の本みたいなのがあって、その番号から照合して探すっていう。

コムギ:でも、小学生のころまではぎりぎりカラオケに本ありましたよね。

―確かに、ちっちゃいころは目次から曲を探して…みたいな本はあったかもしれないです。
コムギ:でもそれも歌詞が載っていたんじゃなくて、その歌が何番っていうのを調べて番号をデンモクに入れて…っていう風にやってましたね。

てっち~:だんだん便利になっていったね。

ボブ:ボックスができてまた画期的になりましたよね。

コムギ:“ボックス”…ってなんですか?

ボブ:飲み屋で、歌うっていうのがそれまでだったからね。

―そうか。飲み屋で歌える場所イコールカラオケっていうことだったんですね!
ボブ:そうそうそう。カラオケだけのお店が“ボックス”。

てっち~:「フェスタ飯倉」とかわかる?

ボブ:あ、「フェスタ」!わかるわかる。

てっち~:カラオケ部屋なんだけどそこで仮装できたりして、大体2次会はそこでやってたりしたね。

ボブ:明菜ちゃんとか聖子ちゃんとか歌いましたね。聖子ちゃんと言えば、やっぱりてっち~さんですね。

🎤昭和アイドルあれこれ

てっち~:聖子ちゃん、好きだね。聖子ちゃんの「歌」が好きなんだよね。松本隆が歌詞を書いて、ユーミンが作曲…とかすごいラインナップな上に、聖子ちゃんの歌もうまいしね。

ボブ:80年代のアイドル、みんなめちゃ歌うまいよね

m:聖子さんの歌詞とか読んでいると、読んでるだけで頭に絵が浮かぶような曲がいっぱいあって。

てっち~:聖子ちゃんはね、歌の中で「わたし」と「あたし」を歌い分けていると思うの。なんとなく”おきゃん”な女の子をやるときは「あたし」、可愛く歌う時は「わたし」って。

一同:ええ!(笑)

てっち~:そういう歌い分けとか、感情のコントロールがすごいなって思うんだよね。

ボブ:ちょうど、キョンキョンとか明菜ちゃんとかは私と同世代だから、活躍しているのはもちろんうれしいし親近感持っちゃう。

てっち~:華の82年組ね。キョンキョン、明菜ちゃん、早見優、石川秀美…
ボブ:あと堀ちえみ、シブがき隊とかも。

―すごいですね、華過ぎる!今でも活躍している人も多いですね。
一同:ウンウン。

m:聖子さんのコンサートも一回3列目で見たことがあって。その時は可愛すぎて途中で手がしびれちゃって(笑)、そのあとだんだん正気を取り戻しましたけど(笑)(一同:(笑))

てっち~:聖子ちゃんって、なんだか得も言われぬオーラがあるんだよね。輝いているというか。

ボブ:「THEアイドル」ですよね。でもあの頃、「明菜派」か「聖子派」か分かれていましたよね。

m:そうですね。聖子さんの方がキラキラして明るい感じで、明菜さんは落ち着いた世界観だけど、とてもアーティスティックで攻めたことをされているんですよね。
音楽の中でとても難解なことをしていて、今振り返って聴いてみてもとっても面白い。僕はそれぞれの良さがあると思っていて、派閥にも分かれなかった方なんですけど完全に2人の世界観は違いますよね。

―確かに対照的って感じしますね。
ボブ:今一番誰が見たいアーティストかっていうと世の中的には明菜ちゃんじゃないですか。

―百恵ちゃんももう歌手活動はされていないですもんね。
ボブ:だから、ほんとに伝説だよね。

m:百恵ちゃんの話でいうと、シングル曲もいいんですけどアルバム曲の中にもすごいいい曲がたくさんあって。それに、百恵ちゃんって落ち着いているんですよね。伝説になったコンサートも、MCとかを聞いてると20代前半なのにこんな落ち着いたこと話せますか?っていう。

ボブ:だって、引退した時が21才ですからね。信じられない。

ボブ:こうやってみると、やっぱり百恵ちゃんの曲ってとがってますよね。しなやかに歌ってる曲もあれば「ロックンロール・ウィドウ」みたいな曲もあって。

―いい意味で陰みたいな。ミステリアスな感じもあって。私もこの時代に生きていたら確実に百恵ちゃんのオタクになっていたと思います。
ボブ:どんな歌でも完璧に歌いきる。これが本当にすごいと思う。

コムギ:さだまさしが作曲した山口百恵の「秋桜」あるじゃないですか。百恵ちゃんの曲の中では音域が高い方だと思いますが綺麗な歌声ですよね。

m:「秋桜」はさださん節炸裂ですよね。あと、アイドルの曲で吉田拓郎さんが作った曲も吉田拓郎節になったりしますよね。

ボブ:そうだね。あと、この年代でいうとチェッカーズが結構好きだったかな。(一同:あ~!)

m:私姉がいるんですけど、姉がチェッカーズ大好きで大好きで。チェッカーズはどの曲もどの曲も“ニクい”くらい良い!(笑)

ボブ:作詞家と作曲家の売野さんと芹澤さん2人がタッグを組んで作っていたんですよね。

m:売れる方程式じゃないですけど、アーティストと作詞作曲がタッグを組んで作るっていうことがよくありましたよね。

▲「ザ・ベストテン」「レッツゴーヤング」や当時のライブなど放送中!

🎤話題はおニャン子クラブへ…

てっち~:ふと思い出したけど、河合その子の「青いスタスィオン」が好きなんだよね。(河合その子と言えば)会員番号12番。

―会員番号、ですか?
m:おニャン子クラブには全員、”会員番号”がついてたんですよ。

コムギ:へえ~!

ボブ:「何番誰、何番誰」っていうのをファンはみんな言えたの

m:そう、かるたみたいに(笑)シングルのB面に「会員番号の唄」みたいなのもあって、A面が45回転で普通に曲が入っていて、B面は33回転で「会員番号の唄」があって、会員番号と一緒に自分のチャームポイントを紹介するっていう。

―回転数…?
m:LPのサイズのレコードを出す前の苦肉の策として、回転数を変えて再生していたんです。(※おニャン子クラブの「会員番号の唄」は、EP盤ながら再生時間が長かったため通常45回転のところを33回転で収録し、再生時もレコードの回転数を33回転に落とす必要があった)

ボブ:回転って何ですか?って感じだよね。(※回転数=1分間にレコードが何回転するかを表す)

m:すごい、説明する日が来るなんて思わなかった(笑)(一同:(笑))
おニャン子クラブとかもシングル曲すごくいいんですよね。当時も作り方がお金かけていて、たくさん作った中の1つ選ぶ。そんなにたくさん作ったのに一切世に出てこない潔さがいいですよね。

コムギ:何百とありそうですよね。

m:おニャン子クラブはたくさん変わった曲出してましたけど、心を震わす曲があるのでサブスクとかで聴く機会があったら是非聴いてほしいですね。

てっち~:お高くない印象はあったよね。1人1人見ると普通の女の子っていう感じなのもよかった。

―番組発のアイドルなのでしたっけ?
ボブ:番組発だね。「夕焼けにゃんにゃん」っていう。

m:見てた~~(笑)プールの帰りに見てたりしたもん。

―すごい、青春を感じますね(笑) 

▼後半へつづく!

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