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まさかのキャリアパスを開拓したコンサルタント

こんにちは。カスタマーサクセスチーム八木です。
今回はカスタマーサクセスチームで一緒に仕事をしている大野陽子さんにインタビューします。先日の遠藤さんのインタビュー同様に、ほぼ毎日のように(slackでの会話も含め)話しているので、改めてインタビューするのも変な感じがしますが、早速本題に入りましょう。

大野さんが入社したのは2018年9月で社歴は現在4年半になります。今やカスタマーサクセスチームの過半数を女性メンバーが占めておりますが、当時はカスタマーサクセスチーム初の正社員女性メンバーでした。

4児の母親というだけでも十分に大変な日常を送っていそうですが、これまでのキャリア、Sprocketでの取り組みなどもあって昨年はカスタマーサクセスチームのコンサルタントと、プロダクト開発におけるプロダクトオーナーにも就任しました。

というわけで、毎日が激動の大野さんについて聞いてまいります。

Q1. 前職までのお仕事

八木)
大野さんのSprocketに入社する以前の仕事の経験や職歴など、簡単に教えてください。

大野)
新卒で就職した食品メーカー勤務を経て、SIerなどでエンジニアとして10年ほど勤務しました。エンジニア時代は、主にデータベースまわりの実装や設計をやっていました。

その後、EC事業会社への転職をきっかけにデジタルマーケティングの業界に入って、デジタルマーケティングを支援する側になってから10年くらいになりますね。

・・・と、いま改めて年数を数えて、もうそんなに経つのかとびっくりしてます。

八木) 以前に職歴のお話をお聞きした時には、旦那さんの転勤や育休期間中も自己研鑽を怠ることなく、新たな知識・スキルを身に着けていたんですよね。育児をしながらも何度かの転職を乗り越えられたのは、日々の努力の賜物ですよね。

Q2. 転職のきっかけ、Sprocketを選んだ理由

八木)
常に新たな知識や経験を求めて転職されている印象ですが、Sprocketに転職をしようとしたきっかけや、Sprocketを選んだ理由を教えてください。

大野)
前職は受託開発や運用支援がメインの業務だったので、デジタルマーケティング全般の幅広い知識を得られたのですが、この経験を活かしてもっとチャレンジングな業務をしてみたいと思ったのが転職のきっかけです。

Sprocketを選んだのは、事業そのものの成長性もありますが、入社前に面談させてもらったメンバーがみんな尊敬できるすごい人たちだったので、この環境で働きたい!と思ったのが大きかったです。

あと、いくつか選択肢があった中で最終的に背中を押されたのは、CEOの深田さんの熱量に感化されたんだと思います。

八木)
確か深田さんとの面接は、なかなかお二人の予定が合わず朝の8時からでしたっけ?早朝の面接から熱量が高いというのがすごい。いやしかし、さらなるチャレンジングな業務を求めてというあたりが大野さんらしいですね!

Q3. カスタマーサクセスチーム 取り組みの歴史

八木)
カスタマーサクセスチーム内では大野さんの入社の順は、遠藤さんの次かな?遠藤さん入社半年後くらい。ちょうど私の入社から1年後でした。入社された当時の私の見た大野さんの印象は、Google Analyticsが得意だったり、データベースも理解されていたのでSQLの知識があったり、分析的なアプローチが得意に見えました。大野さんなりのカスタマーサクセス業務の進め方を教えてください。

大野)
前職ではサイト分析業務を多く担当していたのと、個人的にデータ分析が好きということもあって、Sprocketに入社してからもデータ分析から仮説をたてるアプローチをとることが多いです。

八木)
ですよね。しっかりデータから仮説を導き出す印象が強いです。私も前職まで調査や分析の仕事が多かったので、きっとデータドリブンな働き方を期待されていたんでしょうけど、Sprocket入社後はデータに裏付けられたロジックよりも、マーケターとしての直感で動くケースが増えた気がします。どっちがいいというわけでもないのですが。

他にも大野さんはデータを活かそうとする意識が強く、データ分析を苦手とする人にとっての良き講師、相談役というイメージもあります。

大野)
そうですね。最近ではカスタマーサクセスでの業務に活かせるような分析方法を社内のデータサイエンティストにリクエストして実現してもらったり、分析関連のナレッジ共有や学習の仕組み(カリキュラム)づくりに取り組んでいます。

もともとSprocketには、たくさんの試行錯誤から生み出された分厚いナレッジがあるので、そういった経験則ベースの知見をより活かしていくためのデータ活用をすすめていきたいと思っています。

Q4. 現時点のSprocketでの役割

八木)
データという視点からのアプローチを、愚直に続けている姿をエンジニアの方々も見ていたんでしょうね。カスタマーサクセスチームでも、チーム運営には必要不可欠な存在ですが、昨年は色々と変化がありましたよね。

大野)
今は、「カスタマーサクセスのチームリード(チーム運営)」、「データ関連のR&Dチームの座長(会議オーナー)」、そして昨年秋頃からは「開発チームのプロダクトオーナー(バックエンド開発におけるプロダクトオーナー)」という3つのロールに携わっています。

少しずつ役割が増えていったのですが、どれも私にとってはチャレンジングだったので、アサインされたときは割と涼しい顔をして引き受けましたが内心かなりドキドキしてました。

なのでおかげさまで、Sprocketに入ってから適度な緊張感と新鮮さが途切れたことがないです。

八木)
カスタマーサクセスの中でも「データ」を重要視していたところから広がって、まさかの開発チームのプロダクトオーナーですもんね。開発のいわゆるバックエンド(計測や分析)に関わる部分のオーナー就任となりましたが、ドキドキされていたんですね(笑)はじめて聞きました。

カスタマーサクセスの視点で、こういうデータが取れるといい、こういう順で開発して欲しいというリクエストもできるポジションなので、私は適役だと思います。

Q5. 広がる働き方と、広がる役割

八木)
Sprocketに入社する前から、ここまで役割が広がることを想像できなかったとは思いますが、「広がり」という意味ではSprocketの特徴のひとつに「働き方」もありますよね。大野さんのご意見を是非お聞かせください。

大野)
Sprocketはコロナ前からリモートで働くことが当たり前だったんですが、入社前はそれを聞いて「制度が整った会社だな」と思っていたんですね。

でも入社してみると、「組織としてあるべき制度を整えた」という感じではなくて、「お互いを信頼するカルチャーの中で、メンバーが働きやすい方法を選んだら自然とそうなった」ということだなというのがわかってきて。

時間的な自由さや、業務範囲の柔軟さなどもそうですね。

八木)
大野さんが入社されたあたりで、ちょうどオフィスの座席も満席に近く、リモートワークが加速していった時期でもありますよね。リモートワークは狭小オフィスの物理的な限界が加速させる原因だったともいえますが、不思議と違和感はなかったですね。

カスタマーサクセスチームは各自が担当するクライアントもいるので、誰かとコミュニケーションを必要とする時間と、自分の作業に集中するコミュニケーションを必要としない時間の、「メリハリを自分でうまくコントロールすることができさえすれば」、という前提を理解したうえで動ける人が自然と集まった結果なのかもしれません。

大野)
私も含め、複数のロールを兼任するメンバーが多いのは、チームの枠組みにとらわれず「適任者がいたら自由に声をかける・応じる」っていうことが当たり前に行われているからだなと。

「声をかける・応じる自由」は「断る自由」ともセットでないと実現できないので、意外と難易度が高いコミュニケーションなんですが、Sprocketではそういう『リクエスト型のコミュニケーション』が根付いているなと感じます。

八木)
確かに。向いている人・動ける人が自発的に動くことで成り立っているところはSprocketの特徴ですよね。「断る自由」も確かにあるのですが、実際はおかしなリクエストはそれほど多くないとも言えそうな気がします。

大野さんにプロダクトオーナーをお願いしたいというエンジニアの皆さんのリクエストは、傍から見ていても納得感はありますしね。

Q6. IT企業で働く4児の母として -大変なこと、工夫していること-

八木)
ここまでの濃い話で、「マジで4児の母と仕事をどう両立しているんだ?」って思われる方もいるかもしれません。毎年のように卒入学(園)のイベントが発生してますしね。

大野)
私の家は夫婦+子ども4人の6人家族なので、常に家庭内で何かしらのトラブルが起こってるんですよね。

なので、「子どもがもっと大きくなって余裕ができたら・・・」とか「この〇〇が落ち着いたら・・・」みたいな状況は永遠に来ないんだな、とある時点で悟ったので、やりたいと思ったらその時にやることにしています。

もはやライフワークになっている釣りや、昆虫観察、飼っている爬虫類を愛でたりとか、最近チャレンジしている電気工事士の資格取得とか、「いま人生が終わっても後悔ない」って思えるくらいには没頭できてますね。

八木)
落ち着くことはないと悟った瞬間に開眼!まさに悟りの境地にたどりついた感じがしますね。趣味の幅も広く深く。没頭できる好きなことが数多くあるというのが大野さんの原動力なのかもしれませんね。本当にすごい。

Q7. カスタマーサクセスチーム応募者への期待

八木)
ここまでのインタビューで、「応募のハードルが高い!」と思ってしまった応募検討者もいらっしゃるかもしれませんが・・・そんな皆様へのコメントをお願いします!

大野)
スキルセットでいうと、これから入社される方でSprocketのカスタマーサクセスに必要なスキルを全て備えている人はほぼいないんじゃないかな?と思います。

求められるスキルが幅広いので、ほとんどの人は入社してから研修やOJTでスキルを獲得していく形になるんじゃないかと。実際に、入社して短期間でカスタマーサクセスの主力に成長したメンバーたちを思い浮かべると、全くの他業種からの転職だったりします。

また、プロダクトやサービスの成長にともなって自分自身の知識もアップデートし続ける必要があるので、業務に慣れてからでも学習や成長には終わりがないです。

なので、入社時点での職務経歴とかスキルセットは実はさほど重要とは思っていなくて、難易度が高い業務があってもそれを楽しめるマインドセットを持っている方や、チームへの知識共有を惜しまない方はすごくSprocketのカスタマーサクセスに合っていると思いますし、ぜひ入社していただきたいです。

八木)
大野さん、ありがとうございました。
インタビューの端々にも、もっとつっこんで「これどういうこと?」と聞きたくなる気持ちをぐっと堪えて。爬虫類を愛でたり、電気工事士の資格取ったりって、恐らく皆さんも気になるところではないでしょうか。大野さんと面談する機会があったら是非聞いてみてください!爬虫類が苦手だとしても、面接の合否には影響しませんのでご安心を。

編集後記

eight days a week、かつて大人気となり、多忙と引き換えに自由な時間を失ったビートルズのジョン・レノンが歌詞に込めた想い、「1週間が8日だったらいいのになぁ・・・」という歌が頭の中で流れています。

大野さんの活躍ぶりは他のメンバーにも良い刺激を与えています。小さなお子さんを育てながらもSprocketで働いてみようと思って入社を決めたメンバーも実際にいますし、勇気づけられていることだと思います。

今回のインタビューをしていて思ったことは、家庭含めたプライベートと仕事を全てが裁量なのだろうと。成すべき事を成す、仕事も家庭も使命を全うした人であれば、それ以外の全てのこともコントロールできる。時間の上手な使い方はテクニックが必要になりそうですが、仕事を含めて「やりたいこと」をたくさんお持ちの大野さんだからこそ、バランスよく全てを消化する術を身に着けているのかもしれないですね。

私は・・・暇さえあれば寝ていたいタイプのグータラ人間なので、睡眠時間で調整を取っています。見習わないとなぁ。


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