見出し画像

映画をもっと楽しむための知識

どうも映画好きデザイナーつぼたです。
ハリウッド映画を観ていると、日本ではあまり聞かない略語や単語や組織名が多く出てきます。知らずに映画を観ることもできますが、知っていた方が深く楽しめる、そんな「映画を楽しむための単語・知識」を集めました。欧米、特にアメリカ合衆国に関する内容が多いです。

1:組織・団体

FBI(連邦捜査局)
正式名称は「Federal Bureau Of Investigation」。アメリカ合衆国は連邦国家です。各州によって法律も警察組織も異なります。犯罪が起きると州ごとの法律「州法」によって裁かれますが、州を跨いだ犯罪であったり、国そのものに関係するテロ活動やスパイ活動に関しては、州では手に負えません。国の法律である「連邦法」に基づいて活動する「アメリカ全土の警察」のような機関がFBIです。
『羊たちの沈黙』『ボーダーライン』など

CIA(中央情報局)
正式名称は「Central Intelligence Agency」。大統領直属の組織であり、その名の通り情報収集や諜報活動を行う機関です。アメリカの敵対組織の監視や情報操作、ハッキングなどをおこなっています。敵対組織の排除・暗殺なども行われていると言われています。簡単に説明するなら「アメリカ大統領直轄のスパイ組織」といったところでしょうか。
『アルゴ』『96時間』『イコライザー』『RED』など

MI6(秘密情報部)
正式名称は「Secret Intelligence Service(SIS)」。イギリスの情報機関の1つで、国外の政治・経済及びその他秘密情報の収集・情報工作を任務としています。第一次世界大戦が勃発すると、複数官庁が個別に組織を設け活動していた諜報活動は一元的に管理することになり、各組織との連絡を担当する課の名称としてそれぞれの種類に応じて組織名に番号が割り振られ、この組織には「6」の番号が与えられました。
『コードネーム U.N.C.L.E.』『アトミック・ブロンド』など

インターポール/ICPO(国際刑事警察機構)
正式名称は「International Criminal Police Organization」。国際犯罪の防止を目的として世界各国の警察機関により組織された国際組織。日本ではICPOと呼ばれることが多いですが、海外ではインターポールと呼ぶことが多です。2017年時点で195カ国が加盟しています。捜査や逮捕に携わる各国の警察の連携を図り、各国間の情報の伝達ルートの役割を果たします。主な活動は、国外逃亡被疑者や行方不明者、盗難美術品などの発見、身元不明死体の身元確認などに努める「国際手配制度」や、国際犯罪や国際犯罪者に関する情報のデータベース化とフィードバックなどです。フィクションでは全世界を対象に捜査する「国際警察」のような描かれ方をしますが、実体は大規模な組織ではなく各国法執行機関の連絡機関・協議体としての性格が強いです。
『ザ・バンク 堕ちた巨像』『ルパン三世』など

DEA(麻薬取締局)
正式名称は「Drug Enforcement Administration」。アメリカ合衆国司法省に属する警察機関であり、規制物質法(薬物を規制する法律)の執行を職務とする連邦捜査機関で1973年に創設されました。FBIとの競合管轄権を有するものの国外におけるアメリカ合衆国の麻薬の捜査及び追跡に関する単独責任を有しています。
『レオン』『2ガンズ』『サボタージュ』『ソードフィッシュ』など

ペンタゴン/DoD(アメリカ合衆国国防総省)
正式名称は「United States Department of Defense」。アメリカの行政機関のひとつ。米軍の八武官組織のうち、沿岸警備隊、アメリカ公衆衛生局士官部隊、合衆国海洋大気局士官部隊を除く陸軍、海軍、空軍、海兵隊、宇宙軍の5つの軍を傘下に収めています。本庁舎は、五角形の形をしていることからペンタゴンと呼ばれ、アメリカ合衆国大統領の官邸組織がホワイトハウスと呼ばれるように、ペンタゴンという名称自体が国防総省を指す呼称となっています。国防総省の本庁舎はバージニア州に所在しています。
『追いつめられて』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』など

CDC(アメリカ疾病予防管理センター)
正式名称は「Centers for Disease Control and Prevention」。国内外を問わず人々の健康と安全保護を主導するアメリカ合衆国連邦政府機関で、保健福祉省所管の感染症対策の総合研究所です。公式の日本語訳はなく、米疾病対策センター、疾患予防管理センターなどとも呼ばれます。健康に関する信頼できる情報の提供と健康増進が主目的で、脅威となる疾病には国内外問わず駆けつけ、調査・対策を講じる上で主導的な役割を果たしています。CDCの文書は世界標準と見なされるほどの影響力を持っています。
『アウトブレイク』『コンテイジョン』『ワールドウォーZ』など

SWAT(スワット)
正式名称は「Special Weapons And Tactics」。アメリカの警察など米法執行機関に設置されている特殊部隊を指します。第二次世界大戦後、アメリカ経済は発展した一方で貧富の差の拡大や宗教的権威・社会道徳秩序の崩壊などが進んだ結果、犯罪発生率が急激に上昇しました。この状況に対して、1967年ロサンゼルス市警察は、通常の警察官では対応困難な重大犯罪への対処を任務とした、軍務経験者で構成されたSWATを編成。SWATの導入策は成功を収めたことから、全米の警察組織で同種部隊の創設が相次ぎ、2008年の時点で全米に1,100隊以上が設置されています。
『ゾンビ』『S.W.A.T.』『スピード』など

レンジャー(第75レンジャー連隊)
アメリカ合衆国ジョージア州に本部を置くアメリカ陸軍特殊作戦コマンドの傘下の精鋭歩兵連隊。レンジャー連隊は、通常戦闘と特殊作戦の両方を遂行できる3個大隊規模の精鋭部隊です。空挺降下による強襲や爆破工作、隠密偵察、目標回収などが任務で、アメリカや同盟国の常備軍の支援なども行います。陸軍有数の柔軟性を誇り、常時1個大隊が短時間(18時間以内)で世界中に展開できる緊急即応部隊でもあります。同隊で経験を積んだ後、グリーンベレーに入隊するケースが多く、グリーンベレー養成機関とも言える部隊であります(より厳しいデルタフォースに入る者もいます)。
『ブラックホーク・ダウン』『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』など

グリーンベレー(アメリカ陸軍特殊部隊群)
正式名称は「US Army Special Forces (Airborne)」。アメリカ陸軍特殊作戦コマンド隷下の第1特殊部隊コマンドに所属する特殊部隊です。グリーンベレーは特殊部隊資格課程を修了し該当部隊に所属する将兵だけが着用を許される緑のベレー帽にちなんでいます。戦闘部隊であると共に友好国の軍や親米軍事組織に特殊作戦や対ゲリラ戦の訓練を施す訓練部隊でもあります。モットーは「抑圧からの解放」であり、 戦時には人心獲得作戦・現地人で構成されたゲリラ部隊の編制・訓練・指揮などが主な任務です。
『ランボー』『地獄の黙示録』など

デルタフォース/デルタ
第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊の通称であり、主に対テロ作戦を遂行する米陸軍の対テロ特殊部隊です。通常は四人一組で行動し、近接戦闘等のほか、現地の語学に精通するなど頭脳面でも高い水準が要求されます。演習時には他部隊の一般兵士に容易に作戦内容を知られぬようにドイツ語やフランス語を使って作戦会議を行うなど、隊員の語学水準も非常に高いです。任務の中では民間人に偽装する必要もあるため、頭髪は他の部隊に比べて自由度が高く、服装も任務によっては必ずしも軍服を着るとは限らないようです。

Navy SEALs(ネイビーシールズ)
正式名称は「United States Navy SEALs」。アメリカ海軍の特殊部隊です。ベトナム戦争における南ベトナム解放民族戦線掃討を目的として1962年に結成されました。SEALsという名称は、SEがSEA(海)、AがAIR(空)、LがLAND(陸)からきており、アザラシ(seals)に掛けたものです。陸軍特殊部隊同様「どこでも活動可能」を意味し、その名の通り陸海空問わずに偵察、監視、不正規戦等の特殊作戦に対応出来る能力を持ちます。2011年にはウサマ・ビン・ラディンの殺害作戦を遂行しています。
『ローン・サバイバー』『アメリカン・スナイパー』『ブラックホーク・ダウン』など

シークレットサービス(USSS)
正式名称は「United States Secret Service」。主にアメリカ大統領の警護を行う執行機関。USSSの任務として広く知られているものは、以下の人物達の警護・警備です。
・アメリカ合衆国正副大統領とその一家
・大統領選挙投票日まで120日を切って以降は正副大統領候補とその配偶者
・次期正副大統領
・元大統領の一家
・訪米中の各国元首と同行するその配偶者
・その他の高位にある外国人訪米者
・外国で特別任務を行う合衆国の大使など
・その他の大統領令で定められた個人
・国土安全保障省長官が定める国家特別警備行事
『ザ・シークレット・サービス』『ホワイトハウス・ダウン』『エンド・オブ・ホワイトハウス』など

KKK(クー・クラックス・クラン)
白人至上主義団体とされますが、正確には北方人種至上主義で、主に黒人・アジア人・ヒスパニックなどの他の人種の市民権に対し異を唱え、同様にカトリックや同性愛者の権利運動やフェミニズムなどに対しても反対の立場を取っている選民思想団体です。団員は「クークラクサー」もしくは「クランズマン」と呼ばれます。白装束で頭部全体を覆う三角白頭巾を被りつつデモ活動を行う危険な集団として認知されています。
『アメリカン・ヒストリーX』『ブラック・クランズマン』『バッドボーイズ2バッド』など

レジスタンス
他国の軍隊または反乱軍等による占領支配に抵抗するために民間人などで結成された「小規模な非正規軍」を指します。

パルチザン
他国の軍隊または反乱軍等による占領支配に抵抗するために「軍人などで結成された軍事組織」を指します。

2:人物・職業

ジョン・ドゥ/ジェーン・ドゥ
人の本当の名前が不明な場合、または意図的に隠されているときに使用される仮名です。男性の場合はジョン・ドウと呼ばれ、女性の場合はジェーン・ドウと呼ばれます。米国の法執行機関の文脈では身元不明または未確認の死体を指すために使用されます。
『セブン』『ジェーン・ドゥの解剖』など

キューブリック
スタンリー・キューブリックは、アメリカ合衆国の映画監督。商業性が重視されるハリウッドの映画監督でありながら、多様なジャンルで芸術性の高い革新的な映画を作り、映画史における最も偉大で影響力のある映画製作者の一人として度々言及されています。代表作には『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』『シャイニング』『フルメタルジャケット』などがあります。

ヒッチコック
アルフレッド・ヒッチコックはイギリスの映画監督。上最も影響力のある映画監督の一人と見なされています。「サスペンスの巨匠」や「スリラーの神様」と呼ばれ、代表作には『めまい』『見知らぬ乗客』『北北西に進路を取れ』『サイコ』『鳥』などがあります。

スコセッシ
マーティン・スコセッシは、アメリカ合衆国の映画監督。腐敗した矛盾に満ちた現実のなかでいかに人間としての倫理と善良さを実践できるか、それがしばしば不可能であることの苦悩を追求する映画が多いです。また、そのなかでは人間に対する無理解と不寛容の直接的表現として、リアルな暴力描写が重要な位置を占めています。代表作には『タクシードライバー』『キング・オブ・コメディ』『グッドフェローズ』『ディパーテッド』『シャッターアイランド』などがあります。

ジェームズ・ボンド
作家イアン・フレミングが1953年に生み出した架空の英国秘密情報部のエージェント(スパイ)で『007』の主人公です。アストンマーチン、オメガ、マティーニ、ボンドガールがセットで描かれることが多いです。

レクター博士
ハンニバル・レクターは博識で気品のある振る舞いと優雅な趣向性を持ちながら裏に強烈な狂気をはらんでいるというその異質さから、稀代の悪役としてカリスマ的な人気を誇っています。非常に高度な知的能力を持ち、専門の精神医療に関する豊富な知識だけでなく、高等数学、理論物理学、古文書学、美術、古今東西の歴史にも非常に詳く、刑務所にいながらFBIからアドバイスを求められる存在です。
『羊たちの沈黙』『ハンニバル』『レッドドラゴン』『ハンニバル・ライジング』など

レオンマチルダ
映画『レオン』に登場する、イタリア系移民で超一流の殺し屋「レオン・モンタナ」と、アパートのレオンの隣の部屋に住む12歳の少女「マチルダ・ランドー」。とある事件がきっかけで、同居生活をしながらレオンがマチルダに殺しの技術を教える代わりに、マチルダが学のないレオンに読み書きや計算などの勉強を教えることになります。

トラヴィス
スコセッシ監督の映画『タクシー・ドライバー』でロバート・デニーロが演じる主人公。ベトナム戦争に従軍した元米海兵隊員でタクシー運転手をしており、だんだん売春斡旋業者や麻薬中毒者、泥棒などを一掃することを妄想し始めます。

ジェイソン(ジェイソン・ボーヒーズ)
映画『13日の金曜日』シリーズに登場する、身長192cm・体重114kgと大柄で筋肉質な体格の人物です。ジェイソンの一般的な特徴として、ホッケーマスクを被っているというものがありますがホッケーマスクを被ったのは第3作からです。『悪魔のいけにえ』のレザーフェイスと混合されて、チェーンソーを持っていたと認識されていますが、ジェイソンが持っているのはナタでチェーンソーを持ったことはありません。

フレディ(フレッド・クルーガー)
映画『エルム街の悪夢』シリーズに登場する、眠っている人の夢に出現し、右手にはめられた鉄の鉤爪で相手を引き裂く悪霊と殺人鬼。夢の中で彼に殺された者は、現実でも同様の傷を負って死に至ります。顔は赤く焼け爛れており、赤と緑の横縞のセーター、茶色の中折れ帽を被っています。

ブギーマン(マイケル・マイヤーズ)
映画『ハロウィン』シリーズに登場する殺人鬼。つなぎを着用し、ジェームズ・T・カークがモデルの白塗りのハロウィンマスクを愛用しています。銃弾を何発受けても平然と起き上がる尋常でない屈強な身体をしており、大柄な男性の人間を片腕で持ち上げる怪力の持ち主です。

ジョン・タイター
2000年11月、アメリカの大手ネット掲示板に、2036年からやってきたと自称する男性が書き込みを行いました。男性はジョン・タイターと名乗り、複数の掲示板やチャットでのやりとりを通じ、タイムトラベルの理論や自身のいた未来に関する状況、未来人である証拠などを提示しました。彼は2038年問題に対応するために「IBM 5100の入手」が目的で過去へ来たと語っています。IBM 5100には、マニュアルにはないコンピュータ言語の翻訳機能があることが2036年にわかったといいます。実際IBM 5100はメインフレーム上のプログラムのデバッグに使用できる機能があることが関係者によって明かされています。
『STEINS;GATE(ゲーム/アニメ)』『廃墟の休日』など

ジェダイ/ジェダイの騎士
映画『スター・ウォーズ』シリーズに登場する銀河系の自由と正義の守護者。銀河を司るエネルギー「フォース」と光刃を形成する剣「ライトセーバー」を用いて戦います。一般にフォースの光明面に仕えるものをジェダイと呼び、暗黒面に魅入られた者をダーク・ジェダイと呼びます。ダーク・ジェダイの中でもシスと呼ばれるものたちはダークサイドによる銀河の支配という明確な理念を持っており、ジェダイと事有るごとに対立を続けてきました。

シェリフ(保安官)
保安官は、連邦保安官、州保安官、郡保安官、市保安官の4種類に分けられます。映画に登場する保安官は「郡保安官」であることが多いです。各郡にいる郡保安官は1人で、4年に一度住民による選挙で選ばれます。1人では手が回らないため、サポートする人を任命して保安業務を執行します。郡保安官は管内における「治安の維持と犯罪の捜査」、「郡拘置所・矯正施設の管理」、「裁判関連事務」などの法執行業務のすべてを所掌することになっています。
『ラストスタンド』『デッド・ドント・ダイ』『デッド・ドント・ダイ』など

3:イベント

プロム(プロムナード/舞踏会)
イギリス・アメリカ・カナダの高校で学年の最後に開かれるフォーマルなダンスパーティーです。高校最後の学年のものをシニアプロム、最後から2番目の学年のものをジュニアプロムといいます。参加は強制ではありませんが、シニアプロムは高校生にとって重要なイベントとなっています。参加は原則として男女のペアで、相手は上級生や下級生、卒業生や学校外の者でも構いません。男子が女子を誘うのが一般的で、相手を見つけられなかったり、思い通りの相手と組めなかったりすることが多々あります。会場は飾り付けをした学校の体育館や、ホテルの会場などです。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ナポレオン・ダイナマイト』『キャリー』『ブックスマート』など

バチェラー・パーティー
新郎が独身最後の夜を同性の友人と過ごすパーティーで、ストリップ観賞が伝統です。スタッグ・パーティー、スタッグ・ナイト、バックズ・ナイトとも呼びます。新婦が独身最後の夜を同性の友人と過ごすパーティは「バチェロレッテ・パーティー」と呼びます。
『ハングオーバー!』など

感謝祭
アメリカ合衆国やカナダなどで祝われる祝日のひとつで、七面鳥の日、収穫感謝日と呼んだりもします。アメリカでは毎年11月の第4木曜日、カナダでは毎年10月の第2月曜日になっています。親族や友人と祝います。アメリカでは、テレビでアメリカンフットボールの試合を放映していることがあり、観戦する家庭も多いです。

4:社会・社会問題

チップ
規定料金とは別に、サービスを受けたことに対して心づけとして料金の10〜20%ほどを渡す現金を指します。チップの慣習のある国ではサービス業の最低賃金が安く設定されているために、チップがサービス業従事者の生活給となっています。煩わしいと思う人やカード決済が増え、廃止をする店も増えつつあります。チップは成果によって支払われるため、従業員のやる気を促すとの意見もあります。
『レザボア・ドッグス』『2ガンズ』など

子どもの留守番
アメリカでは12歳までの子どもを一人で留守番させたら逮捕されます。その為、家政婦さんを雇ったりします。

警官とドーナツ
ハリウッド映画で、警官が制服姿でドーナツを頬張るシーンが度々登場します。これには幾つか説があります。昔ダンキンドーナツが「ドーナツ=警官」のイメージを定着させるために警官や消防隊員にコーヒーとドーナツを無料提供するというイベントをしていたというものや、深夜の勤務中に小腹を満たせるのが24時間営業していたドーナツやだったというもの、すぐに購入できてパトカーの中で食べやすいと言うものなど様々です。真相はわかりませんが、映画『2ガンズ』の中にも「ドーナツの名店前で強盗は禁物」というオリジナルの格言も登場するほど、ドーナツと警官のイメージは定着しています。
『ロボコップ2』『2ガンズ』『ズートピア』など

銃社会
アメリカ国内では3億丁を超える銃が出回っており、2010年には銃による殺人事件が約1万件、自殺が約1万9000件起きています。トランプ元大統領が「銃を持った悪人を止める唯一の方法は、銃を持った善人だ」と述べたように、これほど普及してしまっている以上、自己防衛のための所有を認めざるを得ず、銃規制は進んでいません。
『エンド・オブ・ウォッチ』など

禁酒法
アメリカ合衆国史における禁酒法は、1920年から1933年までアメリカ合衆国憲法修正第18条下において施行され、消費のためのアルコールの製造、販売、輸送が全面的に禁止された法律です。
違法な酒場や高額な密造酒が売買され、そこに目をつけたギャング、アル・カポネが大儲けすることとなってしまい、反禁酒法の議論も根強く、新たに大統領に就任したフランクリン・ルーズベルトによって終わりを迎えました。
『華麗なるギャッツビー』など

PTSD(心的外傷後ストレス障害)
戦争、天災、事故、犯罪、虐待などの「命の安全が脅かされるような出来事」によって強い精神的衝撃を受けることが原因で、著しい苦痛や、生活機能の障害をもたらしているストレス障害です。アメリカではPTSDによる自殺者が、戦争による直接な死者の4倍にもなるという調査結果も出ています。
『アメリカン・スナイパー』『タクシードライバー』『アイス・ロード』など

グループ・セラピー
アルコール依存症やPTSDなど精神的な障害を抱える人たちが、自分と似た症状の人たち10~20人程度で集まって全員で輪になって座り、ひとりずつ話していきます。自分の話をして、他の人の話を聞くことで相互学習できたり、対処方法を知ることが期待されます。
『ファイト・クラブ』など

人種差別/黒人差別
アメリカ合衆国での人種差別は、多数派の白人・ヨーロッパ系・非プロテスタント以外の人種に対する差別が主であり、ヒスパニック・ラテン系、アフリカ系、アジア系、アラブ系、アメリカ先住民、ユダヤ人などもその対象となっています。近年起こっている「ブラック・ライブズ・マター(BLM)運動」はアフリカ系アメリカ人のコミュニティに端を発した、黒人に対する暴力や構造的な人種差別の撤廃を訴える、国際的な積極行動主義の運動です。特に白人警官による無抵抗な黒人への暴力や殺害、人種による犯罪者に対する不平等な取り扱いへの不満を訴えています。
『グリーンブック』『ゲット・アウト』『ブラック・クランズマン』『黒い司法』など

陪審員制度
日本での陪審員制度は、地方裁判所の刑事裁判に参加し「有罪か無罪か、有罪の場合はどのような刑にするか」を裁判官と一緒に決める制度です。しかしアメリカでは「有罪か無罪かだけ」を決め、刑までは決めません。さらにアメリカの刑事事件の大多数は陪審の評決ではなく司法取引によって決着しています。つまり被告人が罪状認否手続で有罪の答弁をする代わりに、検察官は起訴する罪の数を減らす、軽い罪で起訴する、裁判所に対し軽い刑を求めるといった取引が行われます。
『十二人の怒れる男』『シカゴ』など

5:文化・思考

ルート66
国道66号線は、アメリカ合衆国中東部のイリノイ州シカゴと、西部のカリフォルニア州サンタモニカを結んでいた、全長3,755kmの旧国道。州間高速道路の発達によりその役目を終え、1985年に廃線となりました。
『イージー・ライダー』『カーズ』など

ヒッピー
1960年代後半にアメリカ合衆国に登場した、旧来の価値観や性規範に対抗するカウンターカルチャーの一翼を担った若者を指します。それまでの社会の規範から自分自身を解放し、自分で道を選び、人生の新しい意味を見つけることを自発的かつ主体的に追求しました。初期には彩り豊かなファッションを通じて互いを認識し、その個性を尊重し合いました。彼らは権威に疑問をもっているという意見を臆さずに表し、社会から距離をおいて利他主義と神秘主義、正直さ、よろこびと非暴力という価値を重んじました。
『イージー・ライダー』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』など

メメント・モリ
ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘るな」「死を忘ることなかれ」という意味の警句です。

ピエロ恐怖症(道化恐怖症)
メイクしたピエロを見ると恐怖感を覚える病的な心理で欧米社会で多く見られ、クラウン恐怖症やコルロフォビアとも呼ばれます。恐怖感を感じる理由として「メイクされた顔からは、感情を読み取ることが出来ないから」や「欧米ではサーカスが身近で、物心付く前、なんにでも恐怖を感じる年齢の時にピエロを見るから」、「バットマンのジョーカーなど、ピエロの一般イメージを逆手にとって、逆に悪役パターンが多く、そのイメージが定着した」などの説があります。
『IT』『ダークナイト』『道化してるぜ!』『テリファー』など

13恐怖症
13は西洋において最も忌避される忌み数です。西洋では、多くの建物で13階を作ることが忌避されます。12階の一つ上は、12A階もしくは12b階、12半階と呼んだり、13階を飛ばして14階にしたりすることがよくあります。

13日の金曜日
英語圏の多くとドイツ、フランスなどの通説において不吉とされる日である。「イエス・キリストが磔刑につけられたのが13日の金曜日であり、クリスチャンは忌むべき日である」と考えられているが、忌み数の13と関係があるという説もあります。
『13日の金曜日』など

6:事件・犯罪

シャロン・テート事件
1969年、当時26歳だったアメリカ合衆国の女優シャロン・テートが、狂信的カルト指導者チャールズ・マンソンの信奉者達の3人組によって、友人達と共にロサンゼルスの自宅でナイフで16箇所を刺されて惨殺された事件。マンソンは彼の音楽を、シャロンの前にその家に住んでいた音楽プロデューサーがメジャーデビューさせられなかったことを恨みに思っていたといいます。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『チャーリー・セズ/マンソンの女たち』など

ブラック・ダリア事件
1947年にアメリカ合衆国で発生した殺人事件。当時22歳だった女性エリザベス・ショートがカリフォルニア州ロサンゼルス近辺で遺体となって発見されました。遺体は腰の部分で両断されるという痛ましい状態で、当時の新聞は特に陰惨な犯罪に名前を付けていたため彼女は「ブラック・ダリア」という呼び名で知られるようになりました。ショート殺害事件はアメリカの歴史上、最も有名な未解決殺人事件の一つであり、ロサンゼルス郡で最も昔に起こった未解決事件の一つでもあることから、頻繁に引き合いに出されます。

DBクーパー
1971年11月、アメリカ国内線航空機がハイジャックされた事件。犯人はダン・クーパーという名で航空券を購入したが、メディアの誤報によりD.B.クーパーという名が広まりました。犯人は身代金20万ドル (2020年時点で約124万ドル) を強奪、飛行中の飛行機からパラシュートで脱出。身元は現在も不明となっています。商業航空産業史上で唯一未解決のハイジャック事件です。FBIは捜査を続け、事件資料は60巻以上にも膨れ上がりましたが、まだ結論は得られていません。
『プリズン・ブレイク(ドラマ)』など

ゾディアック
「わたしは人を殺すのが好きだ。とてもおもしろいから」とサンフランシスコの新聞に暗号化された手紙を送り、公園や湖などでベイエリアの住民たちを次々と惨殺したシリアルキラー。警察やマスコミを手玉にとり、暗号化された犯行声明文に、円の中に十字架を描いた独自のシンボルを入れたり、血染めのシャツを送ったりしました。模倣犯も多く、何年もずっと捜査は続いていますが、いまだに事件は解決していません。
『ダーティハリー』『ゾディアック』など

ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)
1888年にイギリス・ロンドンのホワイトチャペル周辺で犯行を繰り返した正体不明の連続殺人犯です。標的となったのはスラム街に住んでいた娼婦たちでした。被害者たちは喉を切られた後に、腹部も切られていたことが特徴です。少なくとも3人の犠牲者からは内臓が取り出されていたことから、犯人は解剖学や外科学の知識があったと考えられています。確実にジャックの犯行とされるものは「カノニカル・ファイブ」と呼ばれる5件で、これら殺人事件は今でも未解決のままです。
『名探偵コナン ベイカー街の亡霊』『フロム・ヘル』など

パブロ・エスコバル
フルネームはパブロ・エミリオ・エスコバル・ガビリア。「麻薬王」とも呼ばれたコロンビアの犯罪者です。犯罪組織メデジン・カルテルの創設者であり、最大の首領でもありました。1980年代から1990年代初頭にかけてアメリカ合衆国において自身の組織した麻薬カルテルによるコカインの取引を独占し、死ぬまでに推定300億ドル(2021年時点で約640億ドル)もの純資産を蓄えた史上最も裕福な犯罪者とされています。

アル・カポネ
アメリカ合衆国のギャング。1920年代から1930年代前半の禁酒法時代のシカゴで、高級ホテルを根城に酒の密造・販売・売春業・賭博業の犯罪組織を運営していました。機関銃を使った機銃掃射まがいの抗争で多くの死者を出したことでも知られています。頬に傷跡があったことで「スカーフェイス」という通り名がありました。
『民衆の敵』『スカーフェイス』『ナイトミュージアム2』『カポネ』など

ギャング/ギャングスター
特にアメリカの反社会勢力やその構成員を指します。構成員は大きく分けて戦闘要員の「ウォリアー」と、麻薬の売人や売春などの元締め「ハスラー」の2つがあります。最近は単に不良の若者を指す言葉として使用されます。
『グッドフェローズ』『ディパーテッド』など

モッブ/マフィア
組織化された犯罪集団を指す言葉。チャイニーズマフィアといった使われ方をしますが、元々「マフィア」はイタリアのシチリアを起源とする犯罪組織を指します。
『ゴッドファーザー』『ジョン・ウィック』など

犯罪シンジケート
暴力その他不当な方法によって、金品を取得するなどの行為を組織的・継続的・職業的に行う犯罪組織が組合化したものを指します。シンジケートと略されることが多いです。

粉を鼻で吸う・歯茎に擦り付ける
映画でコカインを鼻で吸ったり歯茎に擦り付けるシーンがあります。これは粘膜から吸収される特性があるからだそうです。ダメ絶対。
『プッシャー』『トレイン・スポッティング』など

7:物・製品

トゥインキー
アメリカ合衆国カンザスシティのお菓子メーカーが製造販売するクリーム状のフィリングの入った金色のスポンジケーキで、1930年から販売されている人気のお菓子です。昔、興味本位で買って食べてみましたが、油に浸したスポンジの中にクリームが入っているような食べ物で、口に含んだ瞬間「これは太る」と感じる味と食感でした。
『ダイハード』『ゴーストバスターズ』『ゾンビランド』『インビジブル』『ザ・プレデター』など

ランドフォードスープ(エコノミースープ)
一般的なランフォードスープは丸麦、乾燥エンドウ豆、水、塩と酢でできています。高い栄養を最小の価格で供給するように設計されており、人が一日に最低限必要な栄養の三分の一を摂取できると考えられています。戦争映画で兵士が食べていたり、刑務所内で囚人が食べているペースト状のスープです。

マティーニ
ジンベースのショートカクテルで「カクテルの王様」の異名を持ちます。ドライ・ジンが3に対して、ドライ・ベルモットが1の割合で作られることが多いです。ジェームズ・ボンドが愛飲していることでも有名です。

ドギーバッグ
主にアメリカや中国の外食産業で用いられる、客が食べ残した料理をつめて客が持ち帰るための袋や容器です。客は「犬に食べさせる」という建前で店から食べ残した料理を持ち帰り、たいていは人間が食べるために用いられています。最初から料理を持ち帰るために用いられる容器はドギーバッグではなくバッグやコンテナと呼ばれています。アメリカでは大抵のレストランでドギーバッグが用意されています。

刑事が食べるご飯の入った四角い箱
この四角い箱は「Chinese Takeout Box」と呼ばれ、アメリカやカナダでは中華料理のテイクアウトの箱として一般的なものです。
『セブン』『ラッシュアワー』など

ウィジャーボード(米版コックリさん)
降霊術・交霊術を崩した娯楽のために用いる文字盤で、1892年に占い用ゲーム用品として発売された商品です。アルファベットや数字などが書かれたボードが1枚と、文字を指すためのプランシェット1個からなります。遊び方は日本のコックリさんとほぼ同じで、複数人で文字盤を囲み全員が文字盤の上に置かれたプランシェットに指を添えます。誰かが質問をするとプランシェットが動き出し、回答を文字で指し示します。

オレンジ色のピルボトル
鏡の裏の収納から出てくるサプリメントや薬などを入れるためのボトル。アメリカでは医療費が高いため、サプリなどを飲んで病気などを予防することが多いらしいです。

エアフォースワン
アメリカ合衆国大統領が搭乗した際にアメリカ空軍機が使用するコールサインです。飛行機の製品名ではありません。大統領が搭乗していない時や、大統領の任期が飛行中に終了した時、その機体がアメリカ合衆国大統領専用機であっても、このコールサインは使われません。航空交通管制においてアメリカ大統領搭乗機を明確にする目的で用いられます。

ライトセイバー
映画『スター・ウォーズ』シリーズで、ジェダイの騎士やシスの暗黒卿が用いる武器。外観は全長30センチメートルほどの金属製の柄のみで構成されており、起動すると鍔から長さ1メートルほどの尖形状の光刃が形成されます。このプラズマの光刃は何らかの物体に接触したときにのみ膨大な熱エネルギーを放出し、その物体を溶断します。基本的にジェダイの光刃は青や緑、シスは真紅であるのが通例ですが、ジェダイ・マスターのメイス・ウィンドゥの紫のような例外もあります。

フォース
銀河の万物をあまねく包み込んでいるエネルギー体。目には見えない空気のような概念ですが、強い意思と精神集中によってその「流れ」を感じ取り自由に操作することで、身体能力や空間認識能力の強化に留まらず、未来予知、念力、心理操作、テレパシーなどの超感覚的な能力による現象を起こすことができます。使用者の感情に伴って性質は二つに別れ、ジェダイは穏やかで冷静な心から引き出される「ライトサイド(光明面)」、シスは怒りや憎しみといった負の感情によって引き出される「ダークサイド(暗黒面)」を用います。

モノリス
SF作品『2001年宇宙の旅』に登場する石柱状の物体。素材は硬質でどんな物質で出来ているのかは一切不明で、外見は非常に滑らかで傷一つなく、人類の技術では物理的に破壊できず、解析も受け付けませんでした。地球外知的生命の道具で高い汎用性を持ち、役割は各モノリスによって異なっていますが、生物の劇的な進化を促すものとしての比喩として用いられることもあります。

タンブルウィード(回転草)
夏の終わりごろに枯れてちぎれて、軽い玉のようになり風に吹かれて転がる、乾燥地帯の植物です。西部劇でよく見かけますが、西部開拓時代以降に持ち込まれたものです。当時は存在していませんでしたが、撮影時に撤去しきれずに映ったものが定番化しました。

ペントハウス・アパートメント
集合住宅の最上階の区画で、単にペントハウスと呼ばれることが多いです。複数階を有していたり、一般的に他の区画とは明確に異なる贅沢な特徴を備えています。プライベートエントランス、直通プライベートエレベーター、高い天井などがあり、豪華なキッチンが備え付けられていることもあります。ドライクリーニングから宅配サービス、ビルスタッフによるレストラン予約、警備などの多くのサービスが提供されるのも一般的です。集合住宅1階のビルトインガレージ付きのペントハウスもあります。
『ペントハウス』など

8:怪物・超常現象

REDRUM(レッドラム)
映画『シャイニング』で登場する文字列。部屋の壁に突如としてREDRUMの文字が現れ、鏡を通して見てみると「MURDER(殺人鬼)」という文字になるというもので、シャイニングで登場して以降、ホラー映画などに引用されています。

ビッグフット
アメリカで目撃されるUMA(未確認動物)。二足歩行をしており、身長2m、体重は200〜350kg、足跡は大きなもので約47cmにもなります。筋骨隆々で全身に褐色または灰色の毛が密生しており、強烈な体臭を放つとされています。「猿人やギガントピテクスの生き残り」などの説が挙げられていますが、長年の論争があります。

ブラッディ・マリー
アメリカの都市伝説に登場する女性の幽霊。真夜中に鏡の前に立ち、名を呼ぶと姿を現すとされ、肝試しとして行われることが多いです。呼び出す方法は、真夜中に一人で鏡の前に立ち3回名前を呼ぶというものが基本です。

アブダクション
UFOによって連れ去られることを指します。よくキャトルミューティレーションと混合されることがありますが別物です。

キャトルミューティレーション
家畜が惨殺される事件のことを指します。内臓がなくなる、全身の血が抜き取られるといった死体の様子に加え、事件前後に未確認飛行物体が度々目撃されているため宇宙人の仕業ではないかと言われています。よくアブダクションと混合されることがありますが別物です。

グレイ
宇宙人のタイプのひとつです。目撃談によれば、それぞれ細かな相違はありますが、大まかな共通点は以下の通りです。身長は小柄な人間ほどで、頭部は大きく灰色の肌、顔は大きな黒い目に、鼻の穴と小さな口が特徴。肌の色からこのタイプの宇宙人は「グレイ」と呼ばれています。グレイタイプの宇宙人が目撃される以前は「タコ型宇宙人」が代表的な宇宙人のイメージでした。しかし、グレイの露出がテレビ番組などのメディアを通じて増えるにしたがって、次第にグレイが宇宙人の代表的なイメージになっていきました。

ゾンビ
死体のまま蘇った人間の総称。映画史における最初の登場は1932年の『恐怖城』で、人間を襲わず、人をゾンビ化させることもありませんでした。1968年のジョージ・A・ロメロの映画『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』で「噛んだ相手もゾンビになる」という吸血鬼の特徴が混ぜ込まれ、これが以後のゾンビ映画の基本構造となりました。近年では科学実験や特殊なウイルス感染、寄生虫によりゾンビ化するという設定が多く使われ、パンデミックという形で被害が拡大するパニック物の映画がよく見られます。
『28日後』『バイオハザード』『ワールドウォーZ』など

バンパイア/吸血鬼
民話や伝説などに登場する存在で、生命の根源とも言われる血を吸い栄養源とする、蘇った死人または不死の存在です。赤ワインを好み、十字架やにんにく、聖水に弱いとされており、杭を心臓に打たれると死にます。ドラキュラと混合されますが、ドラキュラは人の名前であり、吸血鬼全般をドラキュラと呼ぶのは間違いです。
『吸血鬼』『トワイライト〜初恋〜』『ヴァンパイア』など

ロズウェル事件
1947年7月にアメリカ合衆国ニューメキシコ州ロズウェル付近で墜落したUFOが米軍によって回収されたとされる事件。ロズウェルからは離れていたが、ロズウェル陸軍飛行場が深く関わったためこう呼ばれています。世界で最も有名なUFO事件といわれています。本事件に関する情報はきわめて多数あり、本当に何か不可思議な事件が起きたのか、はたまた町おこしのための壮大なフィクションなのか、詳しいことは判明していません。

エリア51
ネバダ州に位置するアメリカ空軍ネリス試験訓練場内の地区で、ホーミー空港とも呼ばれます。2013年にCIAが初めて公式に存在を認めました。軍による航空機のテストを古くから行っていたとされ、近年ではステルス機などの秘匿性の高兵器の実験などを行っていると考えられています。「墜落したUFOが運び込まれているのではないか」、「ロズウェル事件と関係しているのではないか」という陰謀論の標的となりますが、軍事機密解除を受け、元職員が録音下で証言を行い否定されています。

9:宗教

ハレルヤ
ヘブライ語由来の言葉で「𐤉𐤄𐤅𐤄(ヤハウェ/モーセに啓示された神の名)をほめたたえよ」を意味します。ユダヤ教の讃美の言葉に由来し、キリスト教に残る代表的なヘブライ語の祈りの一つでもあります。

カトリック
カトリックではローマ教皇が教会のトップです。教会の中に「懺悔ボックス」があります。教会自体は「ゴージャス」でステンドグラスやマリア像、宗教画などが飾られています。司祭のことを「神父」と呼び、結婚を認められていません。また礼拝を「ミサ」呼びます。
『天使にラブ・ソングを…』など

プロテスタント
カトリックから生まれた教派です。「神様以外の人間はすべて同じ」という考え方のため、ローマ教皇やキリストの母マリアでさえも特別な存在ではありません。教会は「シンプル」で装飾もほとんどありません。司祭のことを「牧師」と呼び、結婚が認められている上に、女性の牧師も存在します。「日曜礼拝」と呼びます。

エクソシスト(悪魔祓い)
キリスト教、特にカトリック教会の用語で、エクソシスムを行う人のことを指します。エクソシスムとは「誓い」「厳命」を意味するギリシャ語であり、悪魔にとりつかれた人から、悪魔を追い出して正常な状態に戻すことをいいます。現在のカトリック教会では、洗礼式の時に悪霊を拒否する誓約もあるようです。

聖水(キリスト教)
宗教的に普通の水とは異なり聖なるものとされ、儀式に用いられる水のことです。水は多くの宗教で「穢れを祓う」などの意味で用いられますが、普通の水ではなく聖水に相当する特別な水を使わなければならない宗教も多いです。

10:ジェスチャー・セリフ

エア・クオート(両手のピースを2回曲げる)
ダブルクオーテーションマーク(“ ”)を意味しており、何かを強調していたり、誰かのセリフ、引用、皮肉、ブラックジョークをいう時に使用されます。

フィンガークロス(人差し指と中指をクロス)
十字架を表現しており、幸運を祈ることを意味しています。これは何かを強く願う時に使用したり、誰かと仲が良いということを表現するときにも使用します。話してる相手に隠すように背中ですれば「神様、嘘をつく私を許してください」と言う意味になり「嘘をついている」と言う表現になります。

フォーカス(2本指で自分の両目を指差す)
「集中しろ」や「ちゃんと見ておけ」といった意味を表します。

2本指で自分の両目を指差し → 相手の両目を指差す
「お前を見ているぞ」や「監視しているぞ」という意味を表します。

「長寿と繁栄を(Live long and prosper)」
右手を顔の高さまで上げ、人差し指と中指、薬指と小指をくっつけて「長寿と繁栄を」というジェスチャーがあります。これは『スタートレック』に出てくるミスター・スポックが行う「バルカン人式挨拶」です。

「フォースと共にあらんことを」
『スターウォーズ』に出てくるジェダイの間で、相手の健闘や無事を祈る時に用いられる言葉です。
『13日の金曜日(2009)』など

インディアン・ノッド
日本人が肯定する場合、首を前後に倒します。しかし、インド人の肯定(Yes)は顔を正面に向けたまま首を左右に倒します。否定は日本人と同じく首を立てたまま顔を左右に振ります。

この映画やあの映画を観返したくなったのではないでしょうか。観たことないジャンルに手を出すのも良いですね。それでは良い映画ライフを!

おすすめ映画はこちら↓↓↓
サスペンス映画10本
ホラー映画
アクション映画
トラウマ映画

映画ポスターを独自の解釈でリデザインした「オルタナティブポスター」はこちら


SPOT DESIGN 坪田将知
●web:https://spotdesign.jp/
●blog:https://spotdesign.jp/blog/
●twitter:spot_tsubota
●Instagram:spotdesign_tsubota/

この記事が参加している募集

おすすめ名作映画

最後まで読んでいただきありがとうございます。コメントもすべて読ませていただいています……!