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おすすめ最強アクション映画10本

映画オタクのデザイナー、坪田です。私は映画が大好きで、暇があれば映画を観ています。2023年03月時点で観た映画が1,300本を超えました。そんな中から今回は、前回告知した通りおすすめ最強アクション映画を10本紹介したいと思います。

映画のポスターデザインに関するnote記事「なぜ日本のポスターはダサいと言われるのかも書いているので、興味がある方は読んでみてください。

01、ジョン・ウィック

監督:チャド・スタエルスキ/デヴィッド・リーチ
主演:キアヌ・リーブス

あらすじ
かつて裏社会にその名を轟かせた凄腕の殺し屋ジョン・ウィックは最愛の女性ヘレンと平穏に暮らすため、裏社会から足を洗っていた。数ヶ月前ヘレンは病で亡くなり、ジョンは生きる希望を失うが、夫を心配した彼女は子犬を手配しており、その存在がジョンの新たな希望となっていた。その矢先、ジョンの愛車フォード・マスタングを狙った若者の強盗に家を襲われ、車だけでなく子犬の命まで奪われてしまう。大切なものを踏みにじられたジョンは、復讐のために裏社会へ戻ることを決意する。強盗の正体は、ニューヨークを拠点に大勢力を築くロシアンマフィア「タラソフファミリー」のボスであるヴィゴ・タラソフの息子、ヨセフが率いるグループだった。

つぼコメント
ガンアクションの最高傑作と言えばこれ。これを超えるガンアクション映画は出てこないのでは?と思えるほどのクオリティです。よくあるアクションものでは「倒したと思った敵が後ろから……」というシーンが定番ですが、ジョン・ウィックでは当てやすい胴体に2発、動きが鈍くなったら頭に1発という感じで確実に仕留めています。これがドドンッ!ドンッ!!という良いリズムになっていて心地よささえ感じます。ちなみにジョン・ウィック役のキアヌ・リーブスは実弾を用いて練習をしているそうで、リアリティがありますね。そろそろ4が出ますが、1〜3までどれも面白いので4も楽しみです。

02、アルティメット

監督:ピエール・モレル
主演:シリル・ラファエリ

あらすじ
近未来のフランス。パリの一角に、犯罪者を壁で囲い込んだ危険地域13区が存在していた。 13区の住人レイトが麻薬の蔓延を嫌い、犯罪組織から奪った麻薬を下水に流したことを怒った組織の首領タハは、報復としてレイトの妹ローラを拉致する。レイトは返り討ちにして警察にタハを引き渡すが、13区の警察はタハと手を組んでおり、逆にレイトが逮捕され、ローラは再びタハに連れ去られてしまう。その半年後、タハは高性能のロケット爆弾を盗み、24時間後に爆発する起爆タイマーが作動してしまう。ロケットを発射されればパリ中心部が破壊される。国防長官に爆弾のタイマー解除を命じられた優秀な捜査官ダミアンは13区に詳しいレイトの協力を得るために、囚人を装って彼の乗る護送車を奪取することにする。

つぼコメント
この映画は屋根や壁を縦横無尽に動くスポーツ「パルクール(フリーランニング)」をベースに作られており、映画の中でもトップクラスの人間離れした身体能力を見ることができます。しかもスタントマンなしCGなしで、リアリティとスリルがたまりません。ただアクションがすごいだけでは終わりません。ストーリーもしっかりしています。続編『アルティメット2 マッスル・ネバー・ダイ』もオススメです。ちなみにハリウッド版リメイク『フルスロットル』もあり、そちらは『ワイルドスピード』シリーズでも有名なポール・ウォーカーが主演を演じています。

03、るろうに剣心

監督:大友啓史
主演:佐藤健

あらすじ
幕末、緋村剣心は神速の剣技と暗殺成功率から「人斬り抜刀斎」の通り名を持ち、敵対する要人たちを震撼させていた。それから10年が経った明治11年。剣心は、以前とは打って変わって人の命を奪うことを良しとしない「不殺の誓い」を掲げて日本各地を旅しながら、か弱き人々を剣の力で守り助ける流浪人として、穏やかな日々を送っていた。剣心が東京に流れ着いたころ、巷では「中毒性の高い新型阿片の密売」と「人斬り抜刀斎を騙る辻斬り」という、2つの事件が進行していた。

つぼコメント
ジャンプの大人気漫画の実写映画で、アクションとして世界最高峰だと感じる映画です。アクション映画でよく見られる「迫力やスピード感を出すために、画面を揺らす」という手法をよく見かけます。ですがこの実写映画『るろうに剣心』では画面の揺れは少なく、緻密なアクション構成とスピードによってアクションのレベルがグンと上がっています。この映画の監督は大河ドラマ『龍馬伝』の監督である大友啓史さんが担当されており、服装も、漫画・アニメの実写にありがちなコスプレ感がなく、史実に基づいて作成されたようなリアリティのある映画に仕上がっています。注意点として続編を作ることを想定していなかったのか、御庭番衆や四乃森蒼紫は出てきません。続編も面白いので、気に入った方は順番に観ていってくださいね。

04、96時間

監督:ピエール・モレル
主演:リーアム・ニーソン

あらすじ
カリフォルニア州に暮らす元CIA工作員のブライアンは、離婚した妻レノーアとその再婚相手スチュアートと共に暮らす、17歳の実娘キムと親しい関係を保とうと努力していた。キムは友達のアマンダと2人でパリ旅行に行きたいと、実父のブライアンに許可書へのサインを求めてくる。「女の子2人だけでパリ旅行は危険だ」とサインを拒んだものの、条件を付けて許すことにする。パリの空港に着いた二人は、若い男とタクシーをシェアしたことで宿泊先を知られてしまい、キムが父に電話をしている最中にアマンダとキムが拉致されてしまう。ブライアンのかつての同僚のサムは、誘拐犯が悪名高いアルバニア・マフィアの人身売買組織構成員のマルコであると推測、96時間以内にキムを見つけないと永遠に行方不明になるだろうと警告する。

つぼコメント
出ました私がリーアム・ニーソンを好きになった映画です。この映画は何回観たかわかりません。題材が「娘の誘拐・人身売買」と暗く、映像も暗めですが、全体的にテンポが良いので暗さはあまり感じません。むしろ当時60歳くらいのリーアム・ニーソン演じるブライアンが、娘を助けるためなら手段を選ばす敵を次々に倒していく!というのがめちゃカッコよくて痛快で一番の見所です。父ちゃんが拷問もします。電話口で娘が誘拐される時にも、的確に対応・指示し、更には誘拐犯を脅します。かっこよい……こんな男になりたい。Blu-rayでは「リアルタイム・カウンター」を画面上に表示することができ、「死者数・負傷者数」を表示させることができます。誰だこのシステム考えたのは。出てこい。続編『96時間/リベンジ』は面白いですが、第3作目『96時間/レクイエム』は、レノーアとその再婚相手スチュアートのキャストが変わり、ストーリーも嫌な暗さがあるので、観ない方が良いかもです。

05、RED/レッド

監督:ロベルト・シュヴェンケ
主演:ブルース・ウィリス

あらすじ
元CIAの腕利きエージェントであったフランクは、現在は引退し、田舎で一人のんびりと年金暮らしをしていた。唯一の楽しみは、年金事務所の電話担当サラとの会話であり、相思相愛になっていた。サラと会う約束を取り付けたその日の夜、フランクは武装した集団に家を襲われる。全員を返り討ちにするも敵の正体は掴めず、サラにも危害が及ぶ可能性を考慮して、フランクは彼女の下へ向かう。追手が迫り時間が惜しいフランクはサラを拘束し、強引に連れ出す。最初は抵抗する彼女であったが、命を狙われていることを知ってフランクに従うようになる。一方、CIAの現役エージェントであるクーパーは、上司よりフランクの殺害を命令されていた。

つぼコメント
「RED」は「引退した超危険人物(Retired Extremely Dangerous)」を意味していますが、映画の中の字幕で「超危険年金生活者」と訳されていたのがとても印象的で大好きです。タイトルの通り、ジイちゃんバアちゃんがめちゃ強い映画です。ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコヴィッチ、ヘレン・ミレンという重鎮俳優たちが銃をぶっ放すのは観ていて爽快です。とにかく格好いいから、アクション好きは四の五の言わずにまず観て。「車をぶつけられた瞬間に、歩いて降りるシーン」は映画史に残る名シーンだと思っています。続編の『REDリターンズ』では『ハンニバル』シリーズで有名なアンソニー・ホプキンスも出演していて、こちらも超オススメです。

06:キングスマン

監督:マシュー・ヴォーン
主演:タロン・エガートン

あらすじ
諜報機関キングスマンの一員でガラハッドのコードネームを持つハリーは任務中にミスを犯し、候補生リーの犠牲によって部隊全員の命を救われる。彼はリーの息子エグジーに電話番号の刻まれた1枚のメダルを渡し「困ったら頼れ」と伝える。17年後、キングスマンの1人であるランスロットが任務中に亡くなり、ハリーは後任選出を指示される。一方その頃、大学を中退した無職のエグジーはロンドンの下流家庭でミシェルとその再婚相手ディーンと暮らしており、街の不良として荒んだ生活を送っていた。ある日、車を盗み無謀運転で逮捕されたエグジーはメダルの番号に電話を掛ける。するとエグジーは釈放、彼の前にはハリーが待っていた。ハリーはケチな犯罪に走る今の君を見たら、勇敢だった君の父親は失望するだろうと。エグジーはハリーにロンドンの高級テーラー「キングスマン」に連れて行かれ、どの国にも属さない中立の諜報機関キングスマンに勧誘される。

つぼコメント
この観る前に、別々の人から4回「キングスマンはマジで観た方がいい」と言われていました。実際に見ると、スーツの男たちがキレッキレのアクションをしていたり、スパイガジェットの格好よさにドキドキが止まりません。スパイ映画好きはたまらない映画です。若干残酷なシーンもありますが、残酷さを感じさせないような演出で気にならないと思います。教会のアクションシーンは必見です。個人的にマーリン(マーク・ストロング)がめちゃ好きです。観終わった後は「Manners maketh man.」が口癖になるかもしれませんね。

07、リベンジ・リスト

監督:チャック・ラッセル
主演:ジョン・トラボルタ

あらすじ
再就職の目途が立った失業中のスタンリー・ヒルはカリフォルニア州からコロンバスに戻る。自身を迎えに来た妻ビビアンと喜びながら車に乗って帰ろうとするが、駐車場で3人の強盗に襲撃されて、妻が殺されてしまう。悲しみに暮れるスタンリーだが、逮捕された犯人の1人の男は何事もなかったかのように釈放されていく。その男はギャングであるレミ・Kの手下であり、刑事たちは初めから彼を逮捕するつもりなどなかったのだ。スタンリーは平気で街を出歩くチャーリー達を見て怒りに震え、かつて共に特殊部隊に所属していた元工作員デニスに連絡を取る。デニスの調べ上げた情報をもとにスタンリーは犯人に復讐を開始する。

つぼコメント
妻が殺されてしまうところから物語が始まるので、物語としては暗めです。が、スタンリーと相棒デニスの2人がかっこよすぎる。続編があるなら早く出して欲しい!と思うほどアクション好きにはたまらない映画です。96時間のブライアンもそうですが、手段問わないダークヒーローのような主人公はとても格好良いですし痛快さがありますね。雰囲気が違いすぎて私は最後まで気がつきませんでしたが、相棒のデニスはクリストファー・メローニが演じています。

08、キャッシュ・トラック

監督:ガイ・リッチー
主演:ジェイソン・ステイサム

あらすじ
ある日、ロサンゼルスで現金輸送車襲撃事件が発生、警備員2名が射殺される。その被害にあった現金輸送専門の警備会社フォーティコ警備は事件の後、パトリック・ヒルを採用する。彼は射撃の点数がギリギリ合格点で頼りなく、ブレットという男と組むことになる。ある日、輸送業務の途中でブレットが犯罪グループに襲われ、人質に取られる。輸送車から現金を奪われそうになったヒルは、冷静沈着に対処し易々と犯人全員を射殺する。同僚2人と共に無傷で生還したヒルは英雄扱いされる。3ヵ月後に再び襲撃に遭うが、ヒルの顔を見た襲撃犯のリーダーは途端に襲撃中止を手下に指示して逃げ去ってしまう。

つぼコメント
みんな大好きジェイソン・ステイサム主演の映画です。「射撃の腕は合格点ギリギリという男が、なぜか強盗相手に百発百中。強盗は男の顔を見た途端逃げ出す」という設定だけでご飯何杯もいけると思いますが、そのワクワクを裏切らない内容になっているので、ぜひ見てください。監督は、ジェイソン・ステイサムの初出演映画としても有名な『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』のガイ・リッチーです。このコンビ素敵ですね。

09、イコライザー

監督:アントワーン・フークア
主演:デンゼル・ワシントン

あらすじ
マサチューセッツ州ボストン。ホームセンターで働きながら平穏な日々を送るマッコールは誰からも慕われる好人物で、深夜は行きつけのダイナーでの読書が日課となっていた。その店には同じく常連で、テリーと名乗る少女娼婦のアリーナがおり、言葉をかわす内に奇妙な友情が芽生えていく。歌手になる夢を持つアリーナは、娼婦の仕事に嫌気がさしていたが、やがてアリーナは自分に暴力を振るった客に反撃して傷つけてしまう。客の苦情を受け、元締めでロシアン・マフィアのスラヴィは見せしめとしてアリーナに激しい暴力を行い、彼女はICU送りとなる。彼女の入院を知り、その悲惨な姿をガラス越しに見たマッコールはスラヴィらのいる一室に赴き、9,800ドルを提示して彼女を自由にするよう申し出るが、スラヴィは無下に断り、これからも彼女を搾取すると言い放つ。素直に引き下がるかに見えたマッコールだが、静かな怒りに燃える彼は、スラヴィ含め、その場にいたギャング5名を、その場にある物だけ用いて19秒で殺害してしまう。

つぼコメント
あらすじにもある「その場にあるものだけ用いて」というのが格好良いです。マッコールはホームセンターで働いており、道具や工具の知識が豊富です。様々な道具を用いて戦う姿は、今までのスタイリッシュなだけのアクション映画とは一線を画しているのではないかと思います。めちゃ強いだけではなく「誰かのために戦う」という優しいマッコールに憧れる人も多いはずです。

10、ザ・シューター/極大射程

監督: アントワーン・フークア
主演:マーク・ウォールバーグ

あらすじ
アメリカ海兵隊の前哨狙撃兵であるスワガーは、観測手を務める友人ドニーと共にアフリカで秘密潜入作戦に従事していた。しかし、聞かされていたよりも敵兵が多く、ドニーは死亡、スワガーも命からがら脱出に成功する。この件で彼は退役していた。そんな彼にジョンソン大佐が訪ねてくる。遠距離狙撃による大統領の暗殺計画が発覚し、狙撃地点を割り出すために凄腕の狙撃兵だったスワガーの手を借りたいというものだった。引き受けた彼は、様々な情報からフィラデルフィアの大司教を招いた演説が危険だと指摘する。演説当日。現場に大佐らと共に張り込んだスワガーだったが、狙撃は実行されてしまい、大統領の隣にいた大司教が死亡、その直後に彼は警官に撃たれる。大佐らはスワガーを大統領暗殺犯に仕立て上げようとしていたのだった。

つぼコメント
私の大好きな俳優のひとりマーク・ウォールバーグが主演の映画です。陥れられたヒーローが巨大な悪に立ち向かう……という王道のストーリーではありますが、狙撃兵がアクション映画の主役になるというのは珍しいのではないでしょうか。狙撃兵のアクションと聞くと画が地味になりそうに感じますが、この映画は見所満載です。観たらマーク・ウォールバーグのファンになると思います。

何を観るか困った時はぜひぜひ参考にしてみてください。他のジャンルとかもオススメを紹介できたらなと思っています。追加でアクション紹介したいです。次回はトラウマ映画にしようかな……。

・おすすめサスペンス映画10本
・おすすめホラー映画10本

映画への思いを元に自由にポスターをデザインするオルタナティブポスターも作成しています。

ではでは!



SPOT DESIGN 坪田将知

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最後まで読んでいただきありがとうございます。コメントもすべて読ませていただいています……!